住 所   新潟県糸魚川市大所991
  電 話   090-2524-7237
 営業時間   立寄り 10:00~16:00 (休=10月20日頃~3月
       中旬,車両は6月下旬から通行可能)
 入浴料   800円 (野天風呂のみ 500円)
温泉利用状況   完全放流式 (仙気の湯 加水あり)
   
 源 泉 名   総湯 / 黄金湯 / 仙気の湯 / 薬師湯 /
  三国一の湯
  泉 質   単純酸性硫黄泉 / マグネシウム-炭酸水素塩
  泉 / 単純酸性泉 / 酸性-硫酸塩泉 /
  酸性-アルミニウム-硫酸塩泉
 湧出量   90 / 47 / 4.9 / 12 / 11 ℓ/min
 泉 温   62 / 44.3 / 79 / 53.8 / 36.8  ℃
 pH   2.6 / 7.2 / 2.8 / 2.1 / 2.6
 成分総計   0.933 / 1.657 / 0.375 / 1.075 / 1.444  g/㎏
    H=2.5/Li=0.02/Sr=0.08/Na=4.6/K=3.7/Ca=13/Mg=34/
  Al=37/NH4=2.7/Fe2=15/Fe3=4.2/Zn=0.05/Ba=0.03/
  Mn=0.4(117㎎/㎏)
  I=0.02/Br=0.01/Cl=0.5/SO4=620/HSO4=51/
  H2PO4=0.5(672㎎/㎏)
  HAsO2=0.008/H2SiO3=94/HBO2=0.06(94㎎/㎏)
  CO2=47/H2S=2.9(50㎎/㎏)         〔2008.02.12〕

  Li=0.02/Sr=0.2/Na=15/K=3.6/Ca=31/Mg=200/
  NH4=1.7/Fe3=0.2/Ba=0.02/Mn=0.2(252㎎/㎏)
  Br=0.05/Cl=6/SO4=99/HCO3=990/NO3=1/
  HPO4=0.5(1097㎎/㎏)
  HAsO2=0.01/H2SiO3=210/HBO2=0.5(211㎎/㎏)
  CO2=98(98㎎/㎏)               〔2008.02.12〕

  H=1.6/Li=0.02/Sr=0.08/Na=3.8/K=1.6/Ca=13/Mg=21/
  Al=11/NH4=2.4/Fe2=0.7/Fe3=3.9/Zn=0.03/Ba=0.02/
  Mn=0.14(59㎎/㎏)
  I=0.02/Cl=7/SO4=227/HSO4=12/H2PO4=0.09
  (246㎎/㎏)
  H2SiO3=69/HBO2=0.8(69.08㎎/㎏)
  CO2=0.5(0.5㎎/㎏)              〔2008.12.04〕

  H=8.0/Li=0.03/Sr=0.08/Na=6.0/K=4.2/Ca=16/Mg=32/
  Al=26/NH4=2.0/Fe2=0.4/Fe3=11/Zn=0.05/Ba=0.03/
  Mn=0.45(106㎎/㎏)
  Br=0.03/Cl=7/SO4=600/HSO4=160/H2PO4=0.48
  (768㎎/㎏)
  HAsO2=0.003/H2SiO3=130/HBO2=0.08(130.1㎎/㎏)
  CO2=71(71㎎/㎏)              〔2008.12.04〕

  H=2.5/Li=0.02/Sr=0.06/Na=7.2/K=6.8/Ca=13/Mg=18/
  Al=70/NH4=3.0/Fe2=0.4/Fe3=18/Zn=0.06/Ba=0.02/
  Mn=0.43(139㎎/㎏)
  Cl=4/SO4=570/HSO4=48/H2PO4=0.65(623㎎/㎏)
  H2SiO3=240/HBO2=0.08(240.08㎎/㎏)
  CO2=440/H2S=1.5(441.5㎎/㎏)
      〔2008.12.04〕
 入浴履歴   初訪12.09.28
 評 価   ★★★★★★★
 蓮華温泉
白馬岳蓮華温泉ロッジ
             れんげおんせん しろうまだけれんげおんせんろっじ
20分ほどで湯船から上がり、登っ
てきた道を戻って途中から右へ下
っていくと、三国一ノ湯に到着。

ご主人のお話のとおり、パイプ湯
口からは湯が出ておらず、小振り
な湯船は溜め水状態となっていま
した。
淡く緑灰色に濁ったぬるめの半透明湯からは、弱い焦げ硫黄臭と弱酸味
が感じられ、湯の中では細粒の白い湯の華が多量に舞っていました。
周りに板を敷き並べて整備された野天風呂の中では一番広いという木造
の湯船は、黄金湯より少し長めの2.25×1.7m弱ほどの大きさで、左上
方から延びるパイプから高温の単純酸性泉がトボトボと注がれ、同時に
黒パイプからは水が加えられていました。
後ろ髪を引かれる思いを振り払い、
再出発。
すでに利用できなくなった新黄金ノ
湯跡を過ぎると山が開け、白い噴気
が立ち上るガレ場の手前に“仙気ノ
湯”が現われます。

ちょうど入浴を終えた若い男性が下
山するところで、幸いなことにこち
らも貸切で湯浴みを楽しむことがで
きました。
もちろん脱衣のための目隠しなどは一切なく、登山道から丸
見えのため、湯船の横に敷かれた角材の上で素早く衣類を脱
ぎます。

左上から延びる木樋状の湯口からトボトボと注がれているの
は、入湯可能な5本の源泉の中では水素イオン濃度が唯一中
性となっている重炭酸土類泉。
小ぢんまりした湯船に満たされた清澄な透明湯からは、仄か
な成分臭と渋味が感じられる程度ですが、湯口では金気臭が
香り、少しぬるめの湯温も手伝って、このままずっと入って
いたいと思わせるほど快適な浸かり心地でした。
まずは、ロッジの裏手に回り、長ら
く念願であった野天風呂の湯めぐり
を開始します。

二手に分かれた登山口のうち、右側
から左回りのルートを登っていくと、
5分ほどで“黄金湯”に到着。
登山道のすぐ脇の木立の中、小さな
平坦面に1.7×1.7m弱ほどの木造り
の湯船が設えられていました。
『白馬岳蓮華温泉ロッジ』は、JR大糸線の平岩駅から県道入ノ平白馬線(505号)と林道白池線を経由して
南西方向へ上ること約22㎞、北アルプスへの新潟県側の玄関口である標高1475mの白馬大池北麓に立地し、
白馬岳(2932.2m)や朝日岳(2417.9m)登山の拠点となっている、1927年に創業した日本秘湯を守る会会員の
山小屋です。
左の建物の2階から館内へ入ると、
すぐ左手にフロントがあり、ちょ
うど居合わせたご主人に立寄り入
浴をお願いします。

浴場は、ロッジ内の内湯と背後の
山肌に点在する4か所の野天風呂
がありますが、訪れた時は、少雨
の影響で湧出量が不足し、4つの
野天のうち、最高所の“薬師湯”
と“三国一ノ湯”は残念ながら利
用不可となっていました。
右奥に設えられた御影石造りの湯口からたっぷりと掛け流されている
のは、泉温が60℃を超す高温の単純酸性硫黄泉。
白色の湯の華が多量に舞う緑灰色半透明の少し熱めの湯からは、弱明
礬臭と収斂味・少酸味が感じられ、湯船の底は足跡がくっきり付くほ
ど真っ白となっていました。

爽快感という点では仙気ノ湯にはもちろん及ばないものの、一枚ガラ
スを通して雄大な景色を楽しむことができ、長時間の運転疲れを忘れ
させてくれる極上の癒し湯でした。
再訪の機会があれば、未湯のままとなっている薬師湯と三国一ノ湯に
ぜひとも入湯したいと思います。           〔13.08.06〕
手前には右に3、左に2基
のシャワーカランが並ぶ
御影石造りの洗い場があ
り、大きなガラスの前に
は、4.55×2.0mほどの
ゆったりした檜造りの湯
船が配されています。
紅御影の石板を張った浴室は、前面が大きな一枚ガラスとな
った開放的な造り。
再びロッジへ戻り、フロントを過ぎると左
手にある太い柱が剥き出しとなった食堂に
入り、右奥の扉を出て15段の階段を下りる
と左奥
に設け
られた
“総湯”
と呼ば
れる内
湯へ向
かいま
す。
脱衣所には、左に白いプラスチッ
ク籠を納めた6区画の3段棚と貴重
品ロッカー14庫、右側に洗面ボウ
ル2基が備えられていました。
これまで写真では何度も
目にしていたものの、湯
船に浸かりながら北アル
プスの峰々を眺望できる
開放感は予想以上の素晴
らしさ。

普段はどちらかと言えば
内湯の方が好みですが、
この野天風呂は別格で、
とても気に入りました。
約70台の車が駐車できる公共駐車場
から奥へ向かうと、長く厳しい冬を
耐え抜くためでしょうか、1階のみ
コンクリートで造られた堅牢で立派
な木造建物が左前方に現われます。

鉤形に配された2棟の建物のうち、
手前にある左側の建物は4階、右側
は3階建てで、客室数は全29室、250
名収容となっています。
蓮華温泉は、戦国時代に上杉謙信が蓮華鉱山の開発を行った際に発見
されたと伝えられる温泉で、江戸時代後期の1848(嘉永元)年に本格的
な山小屋が開設され、1894(明治27)年7月には、後に『日本アルプス
の登山と冒険』(1896)を著し、日本アルプスの名を世界に広めたイギ
リス人宣教師・登山家のウォルター・ウェストン(1861~1940)もこの
温泉に宿泊しています。

“蓮華七湯”と呼ばれる黄金ノ湯・新黄金ノ湯・蒸湯・薬師ノ湯・仙
気ノ湯・三国一ノ湯・総湯の7つの湯が知られ、かつては登山者だけ
が利用可能となっていましたが、1976年に平岩駅からロッジに至る現
在の車道が開通し、7月上旬から10月中旬には糸魚川バスが季節運行
しています。

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