住 所   島根県安来市古川町478
  電 話   0854-28-6262
 営業時間   立寄り 11:30~15:00
 入浴料   400円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   鷺の湯温泉
  泉 質   含放射能-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸
  塩泉
 湧出量   600  ℓ/min
 泉 温   51.6 ℃
 pH   8.3
 ラ ド ン   71.7 ×10-10 Ci/kg
 成分総計   1.74  g/㎏
    Li=0.4/Sr=2.2/Na=289.8/K=8.0/Ca=149.8/Mg=0.8/
  Ba=0.2/Mn=0.7(451.4㎎/㎏)
  F=3.4/Cl=388.6/SO4=370.6/HCO3=43.3/CO3=6.0
  (806.8㎎/㎏)
  HAsO2=0.1/H2Si03=35.0/HBO2=2.4(37.6㎎/㎏)
  C02=0.3(0.3㎎/㎏)  
  
      〔1995.05.01〕
 入浴履歴   初訪08.11.03
 評 価   ★★★★
 鷺の湯温泉
安 来 苑
                          さぎのゆおんせん やすぎえん
鷺の湯温泉は、国道9号(山陰道)の錦町交差点から県道安来木次線(45号)で8㎞余り、横山大観のコレクショ
ンと5万坪に及ぶ広大な日本庭園で著名な足立美術館があることでも知られる温泉地で、どじょう掬いで有
名な安来節の里でもあります。
さらに驚かされたのが浴室の造り。
手前右手にある瓦葺きの仕切り壁に3基のシャワーカランがある以外は、
広々とした空間の大部分が大小の自然石で組まれた岩風呂となっており、
何だか屋根付きの露天風呂に浸かっているような気分になります。

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開湯は神亀年間(724~729)。白鷺が飛来して脚の傷を癒していたこ
とから発見されたと伝えられ、戦国時代にはこの地を治めていた尼
子氏の御殿湯が置かれていましたが、1666(寛文6)年に起こった飯
梨川の大洪水によって跡形もなく流されてしまいました。
1909(明治42)年、鷺の湯荘の初代館主の父であった田辺六左衛門氏
が水田の排水工事中に泉源を再発見、温泉地が復興されました。
泉源は100mほどと浅く、埋没しやすい砂地に立地しているため、
10年に1度の割合でボーリングを余儀なくされていましたが、1995
年4月に地下1000mまで掘削を行い、毎分600ℓの“永久泉源”を得
ることに成功しました。

なお、1962年3月には国民保養温泉地に指定され、現在は美術館の
東側で3軒の温泉旅館が営業しています。

B級っぽさも併せ持つちょっとユニークな温泉宿でしたが、初入湯となった鷺の湯温泉を良好な湯使いでじ
っくりと楽しむことができ、好印象が残りました。                    〔10.12.04〕
左手の中程より少し奥に
置かれた岩を利用して掛
け流されているのは、無
色透明の共同源泉。

浸かった瞬間にわずかに
芒硝臭が感じられる程度
のほぼ無味無臭の湯です
が、塩化物泉らしく良く
温まり、湯上がりにはベ
タツキが感じられました。
浴場は帳場の前をまっすぐ進み、突き当た
りを右へ折れた奥にあります。

突き当たりを曲がって驚かされたのが、浴
場との間を繋ぐ木造の太鼓橋。
これと似たような趣向は長野県安代温泉の
安代館でも目にしましたが、職人さんが手
掛けたであろう安代館の朱塗りの太鼓橋と
比べると、少し見劣りしてしまいます。
また、山小屋をイメージして造られたという脱衣所も、樹皮を残した自然木で
組み立てた台に6個のプラスチック籠を置いただけの手作り感溢れるもので、
浴室の入口であるサッシ戸の上には、茅によって屋根まで葺かれていました。
『安来苑』は、県道から分かれて歓迎ゲートを潜り、飯梨川に向かって
延びる通りを80mほど進んだ左手、足立美術館分館の背後に所在する旅
館です。
通りに面して併設されたレストランに昼食で訪れたところ、立寄り入浴
の案内が掲示されていたことから、利用させていただくことにしました。

レストランの裏手にある建物は、鉄筋コンクリート造り2階建ての小ぢ
んまりとしたものですが、その奥にも建物が連なる奥行きの長い構造と
なっていて、客室は全13室を数えます。
館内に入るとすぐ左手に帳場があり、ここで直接入浴料を支払い、“大
庭園風呂”と呼ばれている大浴場へ向かいます。