住 所   島根県大田市三瓶町志学口357-1
  電 話   0854-83-2537
 営業時間   9:30~21:30
 入浴料   200円
温泉利用状況   完全放流式 (17:00以降は加温あり)
   
 源 泉 名   三瓶温泉
  泉 質   ナトリウム-塩化物泉
 湧出量   3600  ℓ/min
 泉 温   37.5  ℃
 pH   
 成分総計   2.44  g/㎏
    Li=0.554/Sr=2.31/Na=495/K=53.0/Ca=113/Mg=42.7/
  Fe2・3=5.6/Ba=0.30/Mn=1.50(714㎎/㎏)
  F=0.24/I=0.30/Br=3.43/Cl=873/SO4=9.63/
  HCO3=318.0(1204.6㎎/㎏)
  HAs02=0.7/H2Si03=215.0/HBO2=20.5(236.2㎎/㎏)
  C02=289(289㎎/㎏)
        〔2003.06.18〕
 入浴履歴   初訪07.08.17
 評 価   ★★★★★★
 三瓶温泉
亀 の 湯
                            さんべおんせん かめのゆ
民家と民家の間に建つ平屋建ての浴舎は、
公民館のような外観。
中へ入ると男女別浴場入口の間に入浴料金
箱が設置されており、こだま商店という道
向かいの酒屋さんで購入する入湯券か、直
接入浴料を納めるようになっています。

営業の開始時間については、情報誌等では
8時からとなっていますが、午前中は湯船
の排水口に栓をしていないために源泉が垂
れ流された状態となっているらしく、2007
年3月に初めて訪れた時には入浴を果たせ
ませんでした。
『亀の湯』は、市道志学市街線を通って温泉街を抜け、県道川本波多線(40号)
を横断して150mほど進むと志学集落の中に所在する共同浴場です。
それでも「そんなことは、もうど
うでも良い」という気分にさせて
くれたのが、共同湯としての歴史
を十分に実感させる浴場の佇まい
と、暑い季節には湯に浸かってい
ることを感じさせないほどの不感
温度のぬる湯。

あまりの気持ち良さに、浴場を後
にする時には後ろ髪を引かれるよ
うな気持ちを抱かされました。
          〔10.07.11〕

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湯船は長径3m、短径2.2mほどのまさに亀の甲羅を想わせる
ような重厚さを持つオーバル形で、深さも結構あります。
奥壁から延びるパイプ湯口から源泉がドバドバと注がれ、さ
らに湯船の中央に立つ筒状の湯口からもかなりの量の湯が静
かに注がれていました。

17時の加温開始までは、源泉そのまま。
泉源からの引湯距離が長いためか、黄土色の濁り湯は色調・
香りとも志学薬師鶴の湯よりも薄く感じられ、さんべ荘では
残っていた炭酸味もほとんど感知できません。
前回の失敗を踏まえ、今回は午後2時半に訪問。
すでに地元の方が入浴されており、ようやく念願の入湯です。

浴場は鄙び具合が良い感じで、脱衣所もプラスチック籠を納めた脱衣
箱が備わっているのみです。
それでも共同浴場としてはほどほどの広さがあり、窮屈さは感じられ
ません。
浴室には全体に桃色のタイルが張られ、奥壁の左手に2基のカランが
ある以外は、中央のやや奥寄りにコンクリート造りの湯船があるだけ
の実にシンプルな造りをしています。
三瓶温泉は、出雲と石見の境に聳える活火山 三瓶山(主峰 男三瓶山,標高1126m)の南西麓、孫三瓶山と日
影山の間の“湯ノ谷”と呼ばれる標高600mの谷間に湧く温泉です。

開湯については定かではないものの、江戸時代には湯治場として開かれ、寛政年間(1789~1801)には「四岳
の湯谷温泉」という記録が残されています。
明治初期には川合村の岩谷家という個人の所有となっていましたが、梶谷啓二郎という青年が奔走して安価
で買取り、1877(明治10)年には村有にして道路や浴場を整備したそうです。
1891(明治24)年には、豪雪による倒壊で泉源付近から1㎞以上下った志学集落へ移転され、長らく地名を冠
して「志学温泉」と呼ばれていましたが、1959年に国民保養温泉地へ指定されたのを機に改称されました。
現在では、三瓶山の南側に3軒の宿泊施設と2か所の公衆(共同)浴場が、それぞれ距離を置いて点在していま
す。