住 所   島根県大田市三瓶町志学2072-1
  電 話   0854-83-2011
 営業時間   立寄り 10:30~21:00
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   三瓶温泉
  泉 質   ナトリウム-塩化物泉
 湧出量   3600  ℓ/min
 泉 温   37.5  ℃
 pH   
 成分総計   2.44  g/㎏
    Li=0.554/Sr=2.31/Na=495/K=53.0/Ca=113/Mg=42.7/
  Fe2・3=5.6/Ba=0.30/Mn=1.50(714㎎/㎏)
  F=0.24/I=0.30/Br=3.43/Cl=873/SO4=9.63/
  HCO3=318.0(1204.6㎎/㎏)
  HAs02=0.7/H2Si03=215.0/HBO2=20.5(236.2㎎/㎏)
  C02=289(289㎎/㎏)
        〔2003.06.18〕
 入浴履歴   初訪07.08.17,最終08.11.02(2回目)
 評 価   ★★★★
 三瓶温泉
国民宿舎 さんべ荘
                 さんべおんせん こくみんしゅくしゃ さんべそう
適温に加温された湯も決し
て悪くありませんが、酒樽
にドバドバと注がれた半透
明の淡黄土色の湯からは、
弱い金気臭と薄塩味・少炭
酸味が感じられ、塵のよう
に舞う茶褐色の湯の華を眺
めながら浸かっていると、
炭酸成分によって急所がじ
んわり熱くなりました。
右浴場 檜樽風呂
この宿が秀逸であるのは、
ここから奥の露天エリアに
2003年に増設された源泉浴
槽群。


右側の浴場には、まず手前
に加温泉を掛け流した檜樽
風呂と羽釜風呂・五右衛門
風呂、その奥にやはり加温
泉を注いだ漁船の上の箱形
湯船“龍神の湯”と羽釜風
呂、さらに源泉そのままを
掛け流した大きな2基の酒
樽風呂がそれぞれ配されて
いました。
また、左側の浴場は右に比
べて最奥のスペースが半分
ほどとなっていますが、羽
釜風呂と酒樽風呂が置かれ
ており、同じように加温な
しの源泉が満たされていま
す。
『さんべ荘』は、県道三瓶山公園線(30号)から市道志学市街線に
入るとすぐ左手に所在する1960年10月創業の国民宿舎です。

鉄筋・鉄骨2階建ての本館建物は2002年に新装され、その際、木
造平屋建ての別館“四季の旅籠”が増築されました。
温泉街自体は人通りもほとんどなく寂れた感の強い三瓶ですが、
ここはリーズナブルに掛け流しの湯を堪能できるということもあ
って、休日などは大変な賑わいとなります。

館内に入ると正面にフロントがあり、ここで直接入浴料を支払い、
休憩ロビーを過ぎて右奥へ進むと、朝晩で男女が入れ替わる2つ
の浴場が右手に設けられていました。
いずれの浴場も内湯と露天に分かれ、内湯に設けられた主浴槽・
気泡風呂と露天に出てすぐのところにある岩風呂には、加温・循
環濾過・除鉄した温泉が利用されています。
三瓶温泉は、出雲と石見の境に聳える活火山 三瓶山(主峰 男三瓶山,標高1126m)の南西麓、孫三瓶山と日
影山の間の“湯ノ谷”と呼ばれる標高600mの谷間に湧く温泉です。

開湯については定かではないものの、江戸時代には湯治場として開かれ、寛政年間(1789~1801)には「四岳
の湯谷温泉」という記録が残されています。
明治初期には川合村の岩谷家という個人の所有となっていましたが、梶谷啓二郎という青年が奔走して安価
で買取り、1877(明治10)年には村有にして道路や浴場を整備したそうです。
1891(明治24)年には、豪雪による倒壊で泉源付近から1㎞以上下った志学集落へ移転され、長らく地名を冠
して「志学温泉」と呼ばれていましたが、1959年に国民保養温泉地へ指定されたのを機に改称されました。
現在では、三瓶山の南側に3軒の宿泊施設と2か所の公衆(共同)浴場が、それぞれ距離を置いて点在していま
す。

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気温が低い季節には加温泉との交互浴が欠かせませんが、湯船内では不感温度となった源泉は暑さの厳しい
夏場にはすこぶる爽快で、いつまでも浸かっていたい気分にさせてくれました。
2010年4月にはリニューアルオープンし、江の川で鮎採りに使用される船を利用した湯船も新設されたよう
です。

公共施設の多くが衛生管理にために循環濾過・殺菌された湯を使用しているなかで、三瓶温泉を源泉のまま
で満喫できる素晴らしい宿であり、ぜひ再訪したいと思います。              〔10.07.10〕
左浴場 羽釜風呂・酒樽風呂
右浴場 龍神の湯・羽釜風呂
右浴場 酒樽風呂
右浴場 羽釜風呂・五右衛門風呂