住 所   鳥取県倉吉市関金町関金宿1232
  電 話   0858-45-2121
 営業時間   立寄り 9:00~18:00
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   鳥飼2号泉
  泉 質   単純弱放射能泉泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   51.0  ℃
 pH   8.1
ラ ド ン    114.5 ×10-10 Ci/kg
 成分総計   0.6258 g/㎏
    Na=168.2/K=4.6/Ca=13.4(186.2㎎/㎏)
  F=10.0/Cl=120.7/SO4=118.6/HCO3=103.8(353.1㎎/㎏)
  HAsO2=0.2/H2SiO3=82.1/HBO2=3.1(85.4㎎/㎏)
  CO2=1.1(1.1㎎/㎏)
             
〔1991.05.22〕
 入浴履歴   初訪13.08.31
 評 価   ★★★★★★
 関金温泉
鳥 飼 旅 館
                         せきがねおんせん とりかいりょかん
台風15号から変化した温帯低気圧
による大雨の中、立寄り入浴をお
願いするために新館の玄関に入っ
て声をお掛けすると、ゆったりし
たカーペット敷きのロビーの右手
にあるフロントの奥から若女将が
出てこられ、男湯は湯張り中で、
女湯は先客2名がちょうど入られ
た直後とのこと。

そこで、予定外ながら関の湯を再
訪し、1時間後に出直しました。
関金温泉は、倉吉市街の中心から南西方向へおよそ10㎞、鳥取と岡山を
結ぶ作州街道の宿場町として賑わった関金宿に湯けむりを上げる温泉地
です。

奈良時代に鶴が入浴しているところを行基が発見し、後に弘法大師によ
って再興されたとも、あるいは弘法大師自身によって発見されたとも伝
えられる古湯で、1742(寛保2)年に鳥取藩士 松岡布政が『伯耆民談記』
の中で「銀湯」と記して以来、湯の美しさから“白銀の湯”とも呼ばれ
てきました。
現在は4軒の宿泊施設と共同浴場・日帰り入浴施設各1か所が点在する寂
れ感漂う小さな温泉地ですが、1970年3月には国民保養温泉地にも指定
されています。

紺色の暖簾が掛かった格子戸から
小ぢんまりした脱衣所に入ると、
すぐ右が浴室入口のガラス戸とな
っており、その奥の左側には鉤状
に設えられた9庫の脱衣箱と木製
の腰掛け、右奥に洗面台1基が備
えられていました。
『鳥飼旅館』は、倉吉市街から国道313号で蒜山高原方面へ向かう途中、「関金温泉」の案内表示にしたが
って左へ折れ、幅の狭い坂道を上ること450m足らず、共同浴場の関の湯から60mほど下手に所在する、宿
場時代の“下ん茶屋”を引き継ぎ、1891(明治24)年に創業されたという湯元である老舗旅館です。

建物は1955年に建てられた木造平屋建ての旧館と1975年築の鉄骨木造2階建ての新館からなり、客室数は全
15室。

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女 湯
温泉街全体はひっそりと静まり返り、前時代的な雰囲気が漂うこの旅館からも活気は感じられませんでした
が、3本の自家源泉を保有していた“上ん茶屋”の「温凊楼」が2009年に閉館となった今、関金温泉の中で
は完全放流式の鮮度良好な湯に浸かることができる唯一の湯宿であり、これからも自噴する源泉をぜひとも
守り続けてほしいと感じました。                            〔14.09.29〕
浴室は壁・床ともタイル張りで、右側の仕切り壁には鶴を表
したようなタイル画が描かれています。
左壁には3基のシャワーカランが並び、仕切り壁の前には奥
行き3.1mほどの五角形を呈した檜造り(女湯は紅御影石縁の
タイル張り)の湯船が配されていました。

竹管と木の幹を利用して設えられた湯口からドボドボと掛け
流されているのは、泉温の異なる2本の自家源泉(鳥飼2号泉・
露天源泉)を混合して適温に調整しているという単純弱放射
能泉。
無色透明の清澄な湯はほぼ無味無臭でしたが、浴感はとても
柔らかく、肌が少しつるつるします。
また、適温ながらよく温まり、湯上がり後は汗がなかなか引
きませんでした。
男女別となった浴場は、左奥へ延び
るロビーを抜けた先の階段を上がっ
て左へ進み、自販機の右手前の扉を
出て、デッキを奥へ向かうと突き当
たり左手にあり、左側は今回貸切で
利用させていただいた男湯の“白金
湯”、右が女湯の“銀湯”に分かれ
ています。