住 所   長野県下高井郡山ノ内町平隠2273
  電 話   0269-33-3261
 営業時間   立寄り 要確認
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   荒井河原比良の湯・湯栄会第1ボーリング混合
  泉(大丸屋湯口) / 湯栄会第1ボーリング
  泉 質   ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
 湧出量      / 55.6  ℓ/min
 泉 温   53.6 / 96.5  ℃
 pH   4.4 / 8.1
 成分総計   1.199 / 1.479 g/㎏
    Li=0.6/Sr=0.4/Na=203.7/K=23.0/Ca=98.9/Mg=9.9/
  Al=3.1/NH4=0.08/Fe2=0.5/Zn=0.03/Mn=0.4
  (340.7㎎/㎏)
  F=0.1/I=0.3/Br=1.5/Cl=286.8/SO4=362.7/HSO4=0.5/
  HCO3=2.0/H2PO4=0.2(654.1㎎/㎏)
  HAsO2=0.5/H2SiO3=155.2/HBO2=39.8(195.5㎎/㎏)
  CO2=8.8(8.8㎎/㎏)
             〔2005.08.05〕

  Li=1.1/Sr=0.4/Na=306.7/K=33.4/Ca=99.3/Mg=0.6/
  Al=0.04/NH4=0.07/Fe2=痕跡/Mn=0.03(441.7㎎/㎏)
  F=1.4/I=0.6/Br=2.3/Cl=428.7/SO4=309.0/HCO3=36.0/
  CO3=6.3/HS=1.5/HPO4=0.3(786.1㎎/㎏)
  HAsO2=1.5/H2SiO3=187.4/HBO2=62.6(251.5㎎/㎏)
  H2S=0.1(0.1㎎/㎏)
             〔2005.07.29〕
 入浴履歴   初訪13.03.31
 評 価   ★★★★
 渋温泉
貸切露天の宿 大丸屋
                 しぶおんせん かしきりろてんのやど だいまるや
わずかに白濁りのある透明の適温湯からは、弱い焦げ硫黄臭と微苦味
が感じられ、肌が少しきしきししました。


湯上がり後、帳場の前の腰掛に座って休憩していると、女将さんから
「余ったから飲んでください」と嬉しいコーヒーのサービス。
口コミにおける評判の高さも納得できる、好印象が残った小ぢんまり
した湯宿でした。                  〔14.01.20〕
一方、内湯は玄関の右手にある下
足場の背後、帳場の斜め手前に入
口があり、2室に分かれた板壁の
脱衣所には、手前側に2、奥に4個
のプラスチック籠が備えられてい
ます。
露天といっても壁に囲まれ天井だけが抜けているもので、底を5種類ほ
どの色違いの石材で仕上げた湯船の左奥には、飛び石のような円盤状の
石を積み上げて設えた狸の置物が鎮座する玉砂利敷きの源泉槽が付設さ
れ、パイプ湯口から激熱の源泉を注いで一旦冷まし、石積みの左端に埋
め込まれたパイプを介して手前の湯船へ流れ込むようになっていました。

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平面五角形の浴室は、壁が薄紅色のタイル、床が露天風呂の底と同じ石
材で仕上げられ、手前側の左右に各2・1基のシャワーカラン、奥に3.4
×2.55mほどの石造りの湯船が配されていました。

右奥に設えられた湯口からトボトボと加えられているのは、湯栄会第1
ボーリングに当温泉最大の共同源泉である荒井河原比良の湯を加えた混
合泉。
露天風呂に供されているのは、
さかえや・渋ホテル・丸善旅
館の近隣4軒で利用されてい
るという湯栄会第1ボーリン
グと呼ばれる含石膏-食塩泉。

適温となった無色透明の湯か
らは、微弱ながら焦げ硫黄臭
が香り、肌がつるきししまし
た。
玄関の格子戸を入ると、1999年に
改装されたという館内は小洒落た
雰囲気で、ピカピカの板張りの廊
下がまっすぐ奥へ向かって延び、
腰掛けと向かい合うように左手前
に帳場が設置されていました。

浴場は男女別の大浴場と貸切露天
風呂があり、まずは玄関の右手前
に設けられ、宿名にも冠されてい
る内鍵付きの貸切露天を利用させ
ていただきます。
『貸切露天の宿 大丸屋』は、公営駐車場から横湯川に架かる渋湯橋
を渡り、右岸沿いの通りを下流側に40mほど向かうと右側に所在する
創業110年という老舗旅館で、宿泊した金喜ホテルを辞したあと、朝
から立寄り入浴を受け付けてくれる宿を探索して訪れ、応対に出て来
られた女将さんに入浴をお願いしたところ、快く応じて下さいました。

渋温泉に多く見られる間口が狭く、奥行きの長い短冊のような敷地に
建つ、横湯川に面した木造2階建ての新館と背後に続く鉄骨造り地上3
階・地下1階の旧館からなり、客室は全8室を数えます。
石畳の目抜き通りに面した旧館にも入口がありますが、この日は川側
から訪問しました。
続く江戸時代には、1676(延宝4)年の3代真田幸道の入湯を嚆矢と
して歴代の松代藩主も利用するようになり、葛飾北斎や小林一茶
・佐久間象山といった文人墨客も訪れています。
また、この時代、新しい泉源も次々と発見され、現在では泉源37
か所、1分あたりの湧出量は3100ℓに達しています。

温泉街に点在する9か所の外湯は、2006年から立寄り入浴が可能
となった渋大湯を除き、地元住民以外では基本的に宿泊客だけが
利用可能となっています。
宿泊客はそれぞれの宿で鍵を借り、300円で購入した巡浴手拭い
に各浴場で朱印を押し、最後に大湯の向かいの高台にある行基ゆ
かりの渋高薬師で印受すると満願成就。九(苦)労を流し、厄除に
なるとされており、手拭い片手に外湯を巡り歩く浴衣姿の宿泊客
でいつも大変賑わっています。
渋温泉は、国道292号(志賀草津道路)の佐野角間I.Cから県道宮村湯田中停車場線(342号)で星川橋を渡り、
横湯川の右岸(北岸)を東へ0.9㎞余り、石畳の緩い坂道沿いを中心に32軒を数える中小規模の温泉宿と外湯
(共同浴場)のほか、飲食店や商店・遊技場などが建ち並ぶ、とても情緒のある温泉地です。

奈良時代の神亀年間(724~729)、東国巡錫の折にこの地を訪れた行基によって発見されたと伝えられ、戦国
時代にはいわゆる“信玄の隠し湯”の一つとして、武田信玄から厚い保護を受けました。
湯田中渋温泉郷は、下高井郡山ノ内町を流れる横湯川・夜間瀬川とこれに注ぐ角間川の流域に点在する、新
湯田中・湯田中・星川・穂波・安代・渋・角間・上林・地獄谷という9か所の温泉地の総称です。