住 所   長野県下高井郡山ノ内町平隠2065
  電 話   0269-33-3585
 営業時間   立寄り 要確認
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   かめやの湯(かめや源泉・石の湯第1ボーリング
  混合泉) /
  石の湯第1ボーリング / 渋温泉総合源泉(荒井
  河原比良の湯・薬師の湯・とんびの湯 混合泉)
  泉 質   ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉 /
  含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩
  泉 / ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   60.5 / 96.4 / 57.7  ℃
 pH   7.9 / 8.1 / 4.0
 成分総計   1.287 / 1.844 / 1.204  g/㎏
    Li=0.8/Sr=0.3/Na=272.5/K=34.0/Ca=70.9/Mg=1.3/
  NH4=0.09/Fe2=痕跡/Mn=0.04(379.9㎎/㎏)
  F=1.1/I=0.5/Br=2.0/Cl=398.8/SO4=211.9/HCO3=47.8/
  HS=0.3/HPO4=0.8(663.7㎎/㎏)
  HAsO2=1.1/H2SiO3=173.8/HBO2=61.2(236.1㎎/㎏)
  CO2=7.3/H2S=0.05(7.3㎎/㎏)       〔2008.10.24〕

  Li=1.3/Sr=0.4/Na=406.6/K=48.9/Ca=47.8/Mg=0.4/
  Al=痕跡/NH4=0.1/Mn=0.06(555.5㎎/㎏)
  F=1.6/Br=2.8/Cl=602.5/SO4=271.5/HCO3=58.6/
  CO3=6.0/HS=2.1(945.9㎎/㎏)
  HAsO2=2.2/H2SiO3=251.7/HBO2=88.8(342.7㎎/㎏)
  H2S=0.2(0.2㎎/㎏)             〔2006.06.09〕

  H=0.1/Li=0.4/Sr=0.4/Na=169.5/K=18.8/Ca=104.4/
  Mg=16.9/Al=8.4/Fe2=6.5/Zn=0.06/Mn=0.8(326.3㎎/㎏)
  F=1.3/I=0.3/Br=1.2/Cl=214.0/SO4=436.8/HSO3=1.47/
  H2PO4=0.8(676.1㎎/㎏)
  HAs02=0.5/H2Si03=145.1/HBO2=32.2(177.8㎎/㎏)
  C02=44.4(44.4㎎/㎏)
            〔2006.06.09〕
 入浴履歴   初訪12.05.25
 評 価   ★★★★★★
 渋温泉
か め や 旅 館
                           しぶおんせん かめやりょかん
帳場から少し奥を右に折れた先に左
右に分かれて設けられているのが、
“貸切庭園露天風呂”と“貸切亀甲
風呂”です。

左側の庭園露天風呂には、手前左手
に設えられた3段の棚に4個のプラス
チック籠が備えられ、その奥に中央
で左右2槽に仕切られた岩風呂が設
えられていました。
絨毯敷きの脱衣所には、2段の棚にプラ
スチック籠が1個ずつ置かれています。
浴室も床と壁を角モザイクタイルで市松模様に飾ったレトロな造り。
右奥には中央で左右2槽に仕切られた2.7m弱×1.75mほどのタイル張り
湯船が配され、その左横に設置されたシャワーカランの下には、地獄谷
の荒井河原比良の湯を湛えた上がり湯槽が備えられています。

湯温は右奥に湯口のある寝湯が付設された奥側が少し熱め、手前がぬる
めで、清澄な透明湯からは石膏臭と微硫黄臭が香り、渋味も感じられま
した。
ガラス窓の外には、縁側に拵えたような屋根掛けされた半露天風呂が
あり、右端には1.4×0.9mほどの小さな木造りの湯船が配されていま
した。
『かめや旅館』は、石畳の目抜き通
りを東上すると、外湯の一つである
七番湯の七操の湯の斜め向かいに所
在する明治時代創業の老舗温泉旅館
です。

平日の朝9時過ぎ、人通りの少ない
温泉街を散策していたところ、2面
がガラス戸となった玄関の角に下げ
られた「日帰り入浴できます」とい
う札に目が留まり、立寄り入浴に訪
れました。

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なお、この宿では上段に示した3種類の源泉が掛け流しで供されていますが、各浴場に掲示されていた成分
表と公式サイトの紹介や浴場に張られた説明書き、湯の特徴が必ずしも一致していないのが戸惑うところ。

例えば、地下7mで湧出している自慢の自家源泉を利用しているという大浴場には、石の湯第1ボーリングと
呼ばれる50m離れた地下70mから引いている含食塩石膏-硫黄泉、また、褐色に濁り、金気臭が最も強く感
じられたお座敷風呂には、自家源泉と石の湯第1ボーリングを混合した“かめやの湯”の成分表がそれぞれ
掲示されていました。
おそらく、大浴場がかめやの湯、お座敷風呂が亀甲風呂や庭園露天風呂と同様に3本の源泉を混合した渋温
泉総合源泉、もしくは、かめやの湯にこれを加えたもの、家族風呂では掲示どおりに石の湯第1ボーリング
がそれぞれ利用されているものと推定されますが、いずれまた機会を改めて確認したいと思います。
                                            〔13.04.06〕
庭園露天にはわずかに褐色掛かった程度の透明湯、亀甲風呂には
褐色薄濁りの半透明湯がそれぞれ満たされ、湯温は庭園露天では
湯口のある右側が少し熱め、左がぬるめで、亀甲風呂ではぬるめ
の湯となっていました。
消しゴム滓のような白色の湯の華が舞う湯からは、お座敷風呂よ
り少し弱い金気臭が香り、湯口ではわずかに硫黄の匂いも感じら
れました。

立寄り入浴のためすべてを堪能し切れたとは言い難いものの、入
浴料500円でこれだけの浴場と湯を楽しむことができ、満足度の
高い湯浴みとなりました。
一方、右側の亀
甲風呂には、六
角形を呈した幅
1.3mほどの檜
造りの湯船が配
され、右手前に
は、棚代わりに
置かれた木造の
ベンチの上にプ
ラスチック籠2
個が載っていま
した。
左手前にシャワーカラン
1基、奥に一人用の小浴
槽と座湯槽が左右に並ん
で配され、仕切りの下で
繋がった湯船には、使用
されていない右奥の羊頭
の湯口に代わり、真ん中
の木の湯口からトボトボ
と源泉が注がれ、適温の
透明湯が湛えられていま
した。
小ぢんまりした浴室はタイル張りで、入室するとプ~ンと芳
ばしい硫黄の香りが鼻腔をくすぐります。
心地良いぬる湯に後ろ髪を引かれ
る思いで続いて向かったのは、最
初の廊下の突き当たり左手前にあ
る“貸切家族風呂”です。
次に利用させていただいたのは、お
座敷風呂の奥を再び右へ折れ、幅の
狭い廊下を進むと右側にある大浴場。
手前側が男湯、奥が女湯となってい
ます。

レトロな曇りガラスの扉を開けると、
手前側の脱衣所には右側に4段の棚
が設えられ、計10個の赤いプラスチ
ック籠が並んでいました。
右奥に設けられた鳥居と
宮形を象った湯口から源
泉がドボドボと注がれ、
湯船を満たした褐色半透
明の激熱の湯からは、金
気臭がしっかり香り、湯
の中では消しゴム滓のよ
うな湯の華が多数認めら
れました。
女将さんに最初にご案内いただいた
のは、廊下の突き当たりを右に折れ、
奥へ延びる薄暗い廊下の途中左手に
ある“貸切お座敷風呂”です。

手前には脱衣所として利用している
畳敷きの部屋があり、左右両端に置
かれた低いスチール台の上に籠が1
個ずつ備えられています。
1931年に建築されたという建物は
入母屋造りの木造3階建てで、客
室は1階3・2階5・3階5の全13室を
数えます。
館内には赤絨毯が敷き詰められ、
玄関から奥へ向かう廊下の左手前
が帳場となっていました。

この宿には、男女別の大浴場のほ
かに4つの貸切風呂があり、立寄
りでもこれら5つの浴場をすべて
利用することができます。
続く江戸時代には、1676(延宝4)年の3代真田幸道の入湯を嚆矢と
して歴代の松代藩主も利用するようになり、葛飾北斎や小林一茶
・佐久間象山といった文人墨客も訪れています。
また、この時代、新しい泉源も次々と発見され、現在では泉源37
か所、1分あたりの湧出量は3100ℓに達しています。

温泉街に点在する9か所の外湯は、2006年から立寄り入浴が可能
となった渋大湯を除き、地元住民以外では基本的に宿泊客だけが
利用可能となっています。
宿泊客はそれぞれの宿で鍵を借り、300円で購入した巡浴手拭い
に各浴場で朱印を押し、最後に大湯の向かいの高台にある行基ゆ
かりの渋高薬師で印受すると満願成就。九(苦)労を流し、厄除に
なるとされており、手拭い片手に外湯を巡り歩く浴衣姿の宿泊客
でいつも大変賑わっています。
渋温泉は、国道292号(志賀草津道路)の佐野角間I.Cから県道宮村湯田中停車場線(342号)で星川橋を渡り、
横湯川の右岸(北岸)を東へ0.9㎞余り、石畳の緩い坂道沿いを中心に32軒を数える中小規模の温泉宿と外湯
(共同浴場)のほか、飲食店や商店・遊技場などが建ち並ぶ、とても情緒のある温泉地です。

奈良時代の神亀年間(724~729)、東国巡錫の折にこの地を訪れた行基によって発見されたと伝えられ、戦国
時代にはいわゆる“信玄の隠し湯”の一つとして、武田信玄から厚い保護を受けました。
湯田中渋温泉郷は、下高井郡山ノ内町を流れる横湯川・夜間瀬川とこれに注ぐ角間川の流域に点在する、新
湯田中・湯田中・星川・穂波・安代・渋・角間・上林・地獄谷という9か所の温泉地の総称です。