住 所   長野県下高井郡山ノ内町平隠2169
  電 話   0269-33-3235
 営業時間   立寄り 要確認
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   荒井河原比良の湯
  泉 質   ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   75.7  ℃
 pH   4.3
 成分総計   1.196 g/㎏
    H=0.1/Na=176.1/K=18.6/Ca=109.0/Mg=10.1/Al=2.8/
  Fe2=1.4/Mn=0.5(318.6㎎/㎏)
  F=0.9/Cl=250.1/SO4=375.7/HSO4=0.6/HPO4=0.2
  (627.5㎎/㎏)
  HAsO2=0.4/H2SiO3=140.1/HBO2=58.7(199.2㎎/㎏)
  CO2=51.0(51.0㎎/㎏)
            
〔1998.11.05〕
 入浴履歴   初訪13.03.30
 評 価   ★★★★
 渋温泉
くつろぎの宿 丸善旅館
                  しぶおんせん くつろぎのやど まるぜんりょかん
湯船に満たされた湯は激熱で、止むを得ず湯口の手前にあるカランで
最小限の水を加え、何とか入湯。
無色透明の熱めの湯からは、ガスっぽい匂いが加わった弱い芒硝臭が
香り、湯の中では綿あるいは塵のような湯の華が認められました。


肌の表面がビリビリ痺れるような渋温泉ならではの熱湯を存分に楽し
むことができる、ノスタルジックな温泉街とよく調和した家庭的な雰
囲気の小さな湯宿でした。              〔14.01.12〕
浴場は男女入替えの檜風呂・タイ
ル風呂と貸切風呂があり、小さな
ロビーのすぐ右奥に設けられ、訪
問時には“殿方専用浴室”という
表示が置かれていた檜風呂を貸切
利用させていただきました。

脱衣所は小振りながら清潔感が感
じられるもので、浴室に向かって
左側に丸籠7個を納めた3段棚が設
えられ、その手前には木造りの腰
掛けが備えられています。
渋温泉は、国道292号(志賀草津道路)の佐野角間I.Cから県道宮村湯田中停車場線(342号)で星川橋を渡り、
横湯川の右岸(北岸)を東へ0.9㎞余り、石畳の緩い坂道沿いを中心に32軒を数える中小規模の温泉宿と外湯
(共同浴場)のほか、飲食店や商店・遊技場などが建ち並ぶ、とても情緒のある温泉地です。

奈良時代の神亀年間(724~729)、東国巡錫の折にこの地を訪れた行基によって発見されたと伝えられ、戦国
時代にはいわゆる“信玄の隠し湯”の一つとして、武田信玄から厚い保護を受けました。
湯田中渋温泉郷は、下高井郡山ノ内町を流れる横湯川・夜間瀬川とこれに注ぐ角間川の流域に点在する、新
湯田中・湯田中・星川・穂波・安代・渋・角間・上林・地獄谷という9か所の温泉地の総称です。

トップページへ



長野県の温泉へ



少し湯気蒸した石板張りの浴室は、上半にガラスブロックが
嵌められた左壁が途中で内折する縦長の平面形で、奥にシャ
ワーカラン1基と温冷カラン2基が鉤形に並び、その手前には
2.0×1.3mほどの檜造りの湯船が左壁に寄せて配されていま
した。

左手真ん中の湯口から静かに加えられているのは、渋温泉最
大の共同源泉である荒井河原比良の湯。
ただし、この宿では、渋ホテル・さかえや・大丸屋とともに
湯栄会第1ボーリングという含石膏-食塩泉が引湯されており、
実際は両源泉が混合されているのかもしれません(他のサイ
トでは、3本の源泉の混合泉という紹介もあり)。
『くつろぎの宿 丸善旅館』は、温泉街の西寄り、外湯の二番湯 笹の湯から石畳の目抜き通りを60m余り下
ると右側に所在する小ぢんまりした純和風の温泉旅館で、さらに20m余り下った右手には三番湯の綿の湯が
位置しています。
1941年に建てられたという白壁の木
造3階建ての建物は、渋温泉に多く
見られる間口に比して奥行きの長い
造りで、客室は全10室を数えます。

金箔切文字の扁額が上に掲げられた
ガラス張りの自動ドアから館内へ入
り、応対に出て来られたご主人に立
寄り入浴をお願いしたところ、快く
応じて下さいました。
続く江戸時代には、1676(延宝4)年の3代真田幸道の入湯を嚆矢と
して歴代の松代藩主も利用するようになり、葛飾北斎や小林一茶
・佐久間象山といった文人墨客も訪れています。
また、この時代、新しい泉源も次々と発見され、現在では泉源37
か所、1分あたりの湧出量は3100ℓに達しています。

温泉街に点在する9か所の外湯は、2006年から立寄り入浴が可能
となった渋大湯を除き、地元住民以外では基本的に宿泊客だけが
利用可能となっています。
宿泊客はそれぞれの宿で鍵を借り、300円で購入した巡浴手拭い
に各浴場で朱印を押し、最後に大湯の向かいの高台にある行基ゆ
かりの渋高薬師で印受すると満願成就。九(苦)労を流し、厄除に
なるとされており、手拭い片手に外湯を巡り歩く浴衣姿の宿泊客
でいつも大変賑わっています。