住 所   長野県下高井郡山ノ内町平隠2107
  電 話   0269-33-3561
 営業時間   立寄り 10:00~17:00
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   渋温泉総合源泉(荒井河原比良の湯・薬師の
             湯・とんびの湯 混合泉)
  泉 質   ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   57.7  ℃
 pH   4.0
 成分総計   1.204  g/㎏
    H=0.1/Li=0.4/Sr=0.4/Na=169.5/K=18.8/Ca=104.4/
  Mg=16.9/Al=8.4/Fe2=6.5/Zn=0.06/Mn=0.8(326.3㎎/㎏)
  F=1.3/I=0.3/Br=1.2/Cl=214.0/SO4=436.8/HSO3=1.47/
  H2PO4=0.8(676.1㎎/㎏)
  HAs02=0.5/H2Si03=145.1/HBO2=32.2(177.8㎎/㎏)
  C02=44.4(44.4㎎/㎏)
             〔2006.06.09〕
 入浴履歴   初訪12.05.25
 評 価   ★★★★
 渋温泉
ホ テ ル 西 正
                              しぶおんせん ほてる にしまさ
続く江戸時代には、1676(延宝4)年の3代真田幸道の入湯を嚆矢と
して歴代の松代藩主も利用するようになり、葛飾北斎や小林一茶
・佐久間象山といった文人墨客も訪れています。
また、この時代、新しい泉源も次々と発見され、現在では泉源37
か所、1分あたりの湧出量は3100ℓに達しています。

温泉街に点在する9か所の外湯は、2006年から立寄り入浴が可能
となった渋大湯を除き、地元住民以外では基本的に宿泊客だけが
利用可能となっています。
宿泊客はそれぞれの宿で鍵を借り、300円で購入した巡浴手拭い
に各浴場で朱印を押し、最後に大湯の向かいの高台にある行基ゆ
かりの渋高薬師で印受すると満願成就。九(苦)労を流し、厄除に
なるとされており、手拭い片手に外湯を巡り歩く浴衣姿の宿泊客
でいつも大変賑わっています。
左奥に設えられた岩組みの湯口か
ら掛け流されているのは、かめや
旅館や外湯の一~三番湯などでも
利用されている共同源泉。
ただし、泉温が60℃近い高温泉の
ため、湯口から注入されている湯
量は半分ほどで、残りは湯口に接
続された樋を伝って湯船の手前に
逃がされていました。

薄く褐色に濁った半透明の適温湯
からは、弱い金気臭に焦げたよう
な匂いが加わった湯の香が感じら
れました。
浴場は右が脱衣所、ガラス戸を挟
んだ左側が浴室となっており、脱
衣所の奥には、20庫の脱衣箱が備
えられていました。
壁全体を濃緑色の亀甲形モザイク
タイルで仕上げた浴室はタイル張
りで、手前左に水カラン2・シャ
ワーカラン1、右側にシャワーカ
ラン2基がそれぞれ並び、奥に御
影石で縁取った3.4×2.0mほどの
亀甲形モザイクタイル張りの湯船
が配されています。
湯田中渋温泉郷は、下高井郡山ノ内町を流れる横湯川・夜間瀬川とこれに注ぐ角間川の流域に点在する、新
湯田中・湯田中・星川・穂波・安代・渋・角間・上林・地獄谷という9か所の温泉地の総称です。
残念ながらこの宿自慢の岩石類には不案内なため、浴場の造りそのものには趣が感じられず、浴室からの展
望も期待ほどではありませんでしたが、2面が窓ガラスとなった明るい浴場で掛け流しの渋の湯にのんびり
と浸かることができ、まずまず満足感を得ることができました。              〔13.03.21〕
各浴場には湯船の傍
らに置かれた珍しい
原石に因んだ名前が
付与されており、天
竜緑石が置かれた男
湯は緑石風呂“こた
ん”、ライオンの鬣
に似た模様を持つ獅
子模様石が置かれた
女湯は獅子模様石風
呂“ししもく”と呼
ばれています。
獅子模様石風呂 ししもく
自動ドアの玄関を入ると、ソファ
が置かれたロビーの右奥にフロン
トがあり、入浴料を支払い、正面
のエレベーターで5階に設けられ
た展望風呂へ向かいます。

エレベーターを下りるとすぐ右側
に猩々緋色の暖簾が掛かった男女
別の浴場があり、左が男湯、右側
が女湯となっていました。
『ホテル 西正』は、外湯である四番湯の竹の湯と五番湯の松の湯が面する幅の狭い路地沿い、竹の湯から
10mほど上手の右側に所在する客室全10室の小規模な温泉旅館です。
実は、玄関横の“日帰り入浴できま
す”という札を見て、立寄り入浴を
請うために白銀屋旅館を訪れ、不在
の様子に途方に暮れていたところ、
たまたま通られた女将さんに「入浴
ならうちでどうぞ」ということでご
案内いただいた宿で、1982年に建て
られたという建物は、木造りの湯宿
が多い渋温泉には珍しく鉄筋コンク
リート造りの5階建てとなっていま
す。
渋温泉は、国道292号(志賀草津道路)の佐野角間I.Cから県道宮村湯田中停車場線(342号)で星川橋を渡り、
横湯川の右岸(北岸)を東へ0.9㎞余り、石畳の緩い坂道沿いを中心に32軒を数える中小規模の温泉宿と外湯
(共同浴場)のほか、飲食店や商店・遊技場などが建ち並ぶ、とても情緒のある温泉地です。

奈良時代の神亀年間(724~729)、東国巡錫の折にこの地を訪れた行基によって発見されたと伝えられ、戦国
時代にはいわゆる“信玄の隠し湯”の一つとして、武田信玄から厚い保護を受けました。

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