住 所   長野県下高井郡山ノ内町平隠2115
  電 話   0269-33-2921 (渋温泉旅館組合)
 営業時間   10:00~16:00 (宿泊客 6:00~22:00)
 入浴料   500円 (宿泊客 無料)
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   渋大湯
  泉 質   ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   59.7 ℃
 pH   4.0
 成分総計   1.263 g/㎏
    Na=227.0/K=20.4/Ca=112.1/Mg=8.1/Al=1.1/
  Fe2=4.2/Mn=0.3(373.2㎎/㎏)
  F=1.3/I=0.8/Br=2.2/Cl=280.4/SO4=409.4/HSO4=0.4/
  HCO3=2.4/HPO4=0.4(697.3㎎/㎏)
  HAs02=0.3/H2Si03=136.4/HBO2=36.1(172.8㎎/㎏)
  C02=20.1(20.1㎎/㎏)           
〔2006.01.13〕
 入浴履歴   初訪08.04.19,最終13.03.30(4回目)
 評 価   ★★★★★★
 渋温泉
渋 大 湯
                                しぶおんせん しぶおおゆ
大湯への入湯が済めば、厄除巡浴もいよいよフィナーレ。向かいにある
急勾配の石段を上って渋高薬師さんへ向かいます。
息を切らしながら78段の石段を駆け上ると、正面には1931年に再建され
たという本堂があり、その手前に手拭いの真ん中に押すようになってい
る一回り大きな印が置かれていました。
最後の朱印をいただき、本堂に手を合わせて願いをブツブツ…。
慌ただしくも充実した湯めぐりでした。         〔10.08.22〕
脱衣所とはガラス戸で画された浴室は、湯船・床ともすべて木で造られ
ており、天井が高いことも相まって、大湯に相応しい風格と風情が感じ
られます。
中央奥寄りには、板で2槽に仕切られた2.8×2.0mほどの長方形の湯船
が配され、右奥に置かれた枡から木樋を伝って、直下で湧出している高
温の源泉がトボトボと注がれています。
高橋泥舟揮毫 扁額
浴場は通りから見て左が男湯、右
が女湯で、入口の横には高橋泥舟
と山岡鉄舟が揮毫した扁額がそれ
ぞれ掲げられています。

大湯を名乗るだけあって、板張り
の脱衣所はゆったりした造りで、
右側に16、奥に8庫の脱衣箱が設
えられていました。
また、外湯には珍しく、右奥には
蒸し風呂も併設されています。
温泉街のほぼ真ん中、渋高薬師の眼下に位置しているのが、厄除巡浴外湯めぐりの九番湯である『渋大湯』
です。
行基によって発見されたとされる渋温泉を代表する湯で、巡浴の最後に願いを込めて入浴することから“結
願湯”とも呼ばれています。

2006年7月1日より外湯の中では唯一有料で開放されており、入浴の際は、渋温泉旅館組合事務所または渋温
泉有料駐車場管理事務所で入浴券を購入し、浴場周辺で指定されている10軒の旅館・商店で入浴券を提示す
ると、入口の鍵を開けてくれるそうです。
続く江戸時代には、1676(延宝4)年の3代真田幸道の入湯を嚆矢と
して歴代の松代藩主も利用するようになり、葛飾北斎や小林一茶
・佐久間象山といった文人墨客も訪れています。
また、この時代、新しい泉源も次々と発見され、現在では泉源37
か所、1分あたりの湧出量は3100ℓに達しています。

温泉街に点在する9か所の外湯は、2006年から立寄り入浴が可能
となった渋大湯を除き、地元住民以外では基本的に宿泊客だけが
利用可能となっています。
宿泊客はそれぞれの宿で鍵を借り、350円で購入した巡浴手拭い
に各浴場で朱印を押し、最後に大湯の向かいの高台にある行基ゆ
かりの渋高薬師で印受すると満願成就。九(苦)労を流し、厄除に
なるとされており、手拭い片手に外湯を巡り歩く浴衣姿の宿泊客
でいつも大変賑わっています。
湯田中渋温泉郷は、下高井郡山ノ内町を流れる横湯川・夜間瀬川とこれに注ぐ角間川の流域に点在する、新
湯田中・湯田中・星川・穂波・安代・渋・角間・上林・地獄谷という9か所の温泉地の総称です。

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神経痛やリウマチに効果がある
という少し緑色掛かった黄土色
の濁り湯からは、金気臭味がし
っかりと感じられ、弱酸性のた
めか、肌が少しヒリヒリしまし
た。
湯温に関しては、水が加えられ
るようになっている手前の浴槽
でもかなり熱めでしたが、直接
源泉が注入されている奥側は激
熱に近い状態となっており、地
元のおじいさんが、苦笑いを浮
かべながら歯を食いしばって浸
かっておられました。
山岡鉄舟揮毫 扁額
大湯ということでどれほどの威容を
誇る浴舎が姿を現すかと思いきや、
石畳の通りから10段以上下りた半地
下に入口があるコンクリート造りで、
上には道祖神やあたたまるという意
味の足湯“のふとまる”が設置され
ています。

浴場の入口は両妻側に分かれ、上に
は可愛らしい唐破風屋根が付いてい
ます。
渋温泉は、国道292号(志賀草津道路)の佐野角間I.Cから県道宮村湯田中停車場線(342号)で星川橋を渡り、
横湯川の右岸(北岸)を東へ0.9㎞余り、石畳の緩い坂道沿いを中心に32軒を数える中小規模の温泉宿と外湯
(共同浴場)のほか、飲食店や商店・遊技場などが建ち並ぶ、とても情緒のある温泉地です。

奈良時代の神亀年間(724~729)、東国巡錫の折にこの地を訪れた行基によって発見されたと伝えられ、戦国
時代にはいわゆる“信玄の隠し湯”の一つとして、武田信玄から厚い保護を受けました。