住 所   長野県茅野市北山5513
  電 話   0266-67-2319
 営業時間   2009.10.31 閉館
 入浴料   800円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   渋川温泉3号泉・渋川温泉 混合泉
  泉 質   ナトリウム-硫酸塩泉・炭酸水素塩・塩化物泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   41.9  ℃
 pH   6.14
 成分総計   1.291 g/㎏
    Li=0.4/Sr=0.3/Na=218.9/K=43.7/Ca=19.1/Mg=8.3/
  Al=2.3/NH4=痕跡/Fe2=4.4/Zn=痕跡/Ba=0.2/Mn=0.5
  (298.1㎎/㎏)
  F=0.4/I=0.2/Br=0.4/Cl=107.8/SO4=256.9/HCO3=263.0/
  HPO4=痕跡(628.7㎎/㎏)
  HAs02=0.12/H2Si03=117.4/HBO2=8.3(125.8㎎/㎏)
  CO2=238.0/H2S=痕跡(238.0㎎/㎏)
    
〔1994.04.21〕
 入浴履歴   初訪09.07.18
 評 価   ★★★★★★
 渋川温泉
保 科 館
                          しぶかわおんせん ほしなかん
各湯船に完全放流式で供されているのは、大正時代以来加温して利
用されてきた泉温20℃の渋川温泉に、1981年に新たに掘削された65
℃の3号泉を加えて適温に調整した混合泉。
細粒の黄褐色の湯の華が多数舞う透明度30㎝ほどの緑褐色の濁り湯
からは、弱い臭素臭も加わった金気臭が香り、口に含んでみると少
炭酸味と塩味が感じられました。

訪問後しばらくして耳に届いたのが、2009年10月末をもって閉館と
なったというショッキングなニュース。
源泉の鮮度を堪能するなら内湯、ぬるめの湯にのんびりと浸かるな
ら露天といった具合に、両者を行き来しながら個性的な濁り湯と緑
いっぱいの自然を同時に満喫することができるとても満足度の高い
浴場だっただけに、返す返すも残念です。      〔11.02.06〕
一方、奥の扉
を抜けて外へ
出ると、眼前
に広がるのは
開放感溢れる
露天エリア。

正面に本格的
な岩風呂が設
えられ、その
下に露天の排
湯も利用した
全長20mほど
の温泉プール
が設置されて
います。
浴場は内湯と露天に分か
れ、内湯には右の窓際に
8基のカラン、中央に紅
御影石で縁取った4.2×
1.65mほどのタイル張り
湯船が配されています。

湯船の左横には火山岩が
積み上げられ、何だか洞
窟風呂に浸かっているよ
うな気分になります。

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湯船へは、左奥隅にある岩湯口からドボドボと源泉が注がれ、
左手前の湯船の縁を切り欠いて作出した湯尻から溢れ出して
いました。
館内はちょっと前時代的な雰囲気
が漂い、チェックアウト後の時間
帯で照明が落とされていたことも
あり、少し寂れた感じがします。
浴場は右手前のフロントの先で左
へ折れ、途中、階段を40段以上下
りた一番奥に位置しています。
浴舎自体は老朽化がかなり進んで
いるものの、脱衣所は手が加えら
れたのか小綺麗で、左側には19個
の籠が納められた裏板のない35庫
の脱衣箱が置かれています。
渋川温泉は、北八ヶ岳連峰の西麓、渋川の峡谷に沿うように点在する
横谷・明治・渋・渋の湯の各温泉とともに“奥蓼科温泉郷”と総称さ
れる温泉で、1920(大正9)年頃、湯治場として開かれました。

『保科館』は、1951年に創業されたこの温泉の一軒宿で、国道20号諏
訪バイパスの新井交差点から国道152・299号(メルヘン街道)で東北東
へ向かい、およそ19.2㎞先の渋川口を右へ折れると850mほどで到着
します。
渋川峡谷を望む標高1550mの高地に立地しているということから、素
朴な山の宿をイメージしていましたが、周囲を山で囲まれた3万坪の
敷地の中に姿を現したのは、大きな表札を掲げた立派な車寄せが目を
引く一部2階建ての淡黄色の建物で、客室は全28室を数えます。