住 所   大分県竹田市久住町有氏4050-1
  電 話   0974-77-2686 (上記住所とも、七里田温泉館)
 営業時間   9:00~21:00 (休=第2火)
 入浴料   500円 (1時間)
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   七里田温泉下湯
  泉 質   含二酸化炭素-マグネシウム・ナトリウム・カルシ
  ウム-炭酸水素塩・硫酸塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   36.3  ℃
 pH   6.1
 成分総計   4.443 g/㎏
    Li=1.1/Sr=0.9/Na=333.7/K=65.9/Ca=195.8/Mg=216.6/
  NH4=0.2/Fe2=4.0/Mn=0.4(818.6㎎/㎏)
  Cl=292.1/SO4=518.8/HCO3=1494.4/CO3=0.2
  (2305.5㎎/㎏)
  H2SiO3=185.6/HBO2=20.4(206.0㎎/㎏)
  CO2=1113.0(1113.0㎎/㎏)
        〔2007.02.01〕
 入浴履歴   初訪11.09.16
 評 価   ★★★★★
 七里田温泉
下湯温泉共同浴場
              しちりだおんせん したゆおんせんきょうどうよくじょう
何よりも驚かされたのは、日本一とも評される泡付きの凄ま
じさで、湯船に浸かるや否や、身体に大粒の気泡がびっしり
付着してまるで蛙の卵のような状態となり、それが頂点に達
すると、まるで自身が気泡を発生させているかのように、ブ
クブクと泡が立ち上っていました。


平日の朝一番、しかも台風の影響による悪天候ということも
あって、入浴客は終始2~3名という程度でしたが、同浴した
広島在住の若い男性によると、休日ともなれば湯船に入る隙
もないほどの人気ぶりとのこと。

そのような状況になるのも十分納得できる、強烈な印象が残
った素晴らしい温泉でした。         〔12.09.01〕
仕切り壁のある右奥に寄せて配さ
れた2.0×1.75mほどの湯船には、
奥辺中央の湯面すれすれの位置に
設けられたパイプ湯口から源泉が
そっと掛け流され、無色透明のぬ
る湯からは、炭酸金気臭と炭酸味
がしっかり感じられました。
防犯カメラに監視されながらお借り
した鍵で扉を開けて中へ入ると、幅
狭の通路を挟んで左右に男女別浴場
の入口があり、男湯は左側。

一新された脱衣所は板壁・簀子敷き
で、右側には15庫の脱衣箱が設えら
れていました。
七里田温泉は、国道210号の大龍交差点から豊後街道と呼ばれる県道
庄内久住線(30号)を経由して24㎞余り、九重連山の一つである大船山
(1786m)南東麓の山間に静かに湯けむりを上げる、2軒の民宿と日帰
り入浴施設・共同浴場各1か所からなる小さな温泉地です。

奈良時代に編纂された『豊後国風土記』の「球覃峰、この峰の頂に火
恒に燎えたり。元に数の川あり。名を神の河という。亦二つの湯河あ
り。流れて神の河に会へり」という記述から、古代にはすでに開湯し
ていた可能性が推定される温泉で、戦国時代には大友氏の家臣であっ
た武将朽網(くたみ)氏の保護を受け、1561(永禄4)年、朽網鎮則が西
蓮寺の一作法印に温泉の守り本尊として六地蔵を刻ませ、1577(天正
5)年には、父の宗暦から「出湯の儀在所の飾りに候間方式修理掃除等
申付事云々」という教訓状が与えられました。
江戸時代の1663(寛文3)年には、岡藩主3代中川久清が御茶屋を建て、温
泉の管理のために湯守を設置。1809~1810(文化6~7)年には、10代久貴
が半年間湯治を行ったそうです。

明治以降も温泉宿5軒や共同浴場5か所(神の湯・御殿湯・上の湯・下の
湯・新湯)、料理屋4軒などが集まり、大いに賑わいを見せていました
が、1939年12月4日、14戸を焼き尽くした大火災に見舞われ、衰退。
60年近く経った1998年、町と33軒の農家が出資して、七里田温泉館「木
乃葉の湯」が開設されました。

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ガラスサッシ戸から3段下がった
位置にある浴室は、天井は白い波
板で覆われ、壁も綺麗に塗り直さ
れているものの、温泉成分によっ
て全体に赤茶色となったコンクリ
ートの床と湯船は、写真などで見
慣れた以前のままの状態です。
温泉館から左手へ少し戻り、「ラ
ムネの湯」という案内表示にした
がって右へ折れ、七里田川を渡っ
た先で左岸沿いに細い路地を下っ
ていくと、2011年3月に改装され
たばかりの淡黄色の2階建ての浴
舎が現われます。
『下湯温泉共同浴場』は、温泉館が開設する以前から地元で利用されてきた七里田温泉管理組合が管理運営
している共同浴場で、“下湯”“下ん湯”“下の湯”とも呼ばれています。
木乃葉の湯の開設に伴い、老朽化を
理由に閉鎖も検討されたそうですが、
もったいないとの一部の声を受けて
存続が決まり、一般にも開放される
ようになりました。

無人の浴場は常時施錠されており、
入浴に際しては、木乃葉の湯の受付
前に設置された券売機で入浴券を買
い求め、保証金1000円を預けて鍵を
受け取るようになっています。