住 所   鳥取県鳥取市鹿野町今市1039-7
  電 話   
 営業時間   10:00~21:00 (休=金)
 入浴料   300円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   山紫苑前貯湯槽
  泉 質   単純弱放射能泉
 湧出量   140  ℓ/min
 泉 温   62.2 ℃
 pH   7.9
ラ ド ン   46.3 ×10-10 Ci/kg
 成分総計   0.835 g/㎏
    Na=240.2/K=6.8/Ca=20.5/Mg=0.1/Fe2=0.1(267.7㎎/㎏)
  F=3.3/Br=0.6/Cl=284.2/SO4=105.1/HCO3=82.2
  (475.4㎎/㎏)
  HAs02=1.0/H2Si03=72.9/HBO2=15.0(88.9㎎/㎏)
  C02=3.3(3.3㎎/㎏)     〔2004.04.09〕

 入浴履歴   初訪07.10.07,最終09.10.31(2回目)
 評 価   ★★★★
 鹿野温泉
今 市 集 会 所
                    しかのおんせん いまいちしゅうかいじょ
浴室は左奥に湯船を置き、窓のある右手に4対のカランを並べただけの
簡素な造りですが、室内に足を踏み入れると、湯船の側面と壁一面に張
られた淡いピンクと水色のタイルに一瞬意表を突かれます。

女湯との仕切り壁には加水用のカランとバルブが設けられており、後者
を捻ると底より少し上にある小さな穴から高温の源泉が注がれ、一定以
上の水位に達すると、奥壁に開けられた排水口から屋外へ溢れ出すよう
になっていました。
『今市集会所』は、鹿野温泉開湯の地・今市にある地元管理組合が管理・運営する共同浴場です。

施設名の通り2階に集会所が併設された木造建物は、遠目には普通の民家と何ら変わらず、違和感なく集落の
中に収まっていたことから、最初はそれらしい建物を目当てに随分とウロウロさせられました。
探し当ててみると、入口のサッシ戸
には「元湯」と染め抜かれた薄小豆
色の暖簾が掛けられ、上には「今市
集会所」の扁額が掲げられていまし
た。
一見ジモ泉のようですが、入口横に
は透明アクリル製の料金箱が置かれ、
入浴料を納めれば外来者も入浴する
ことができます。
中に入ると右が男湯で、左が女湯。
共同浴場らしく、脱衣所には15庫の
脱衣箱のみが設えられていました。

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泉質は山紫苑と同様に山紫苑前貯湯槽より引いた単純弱放射能泉で、先客が利用してから時間が経っていた
のか、適温となった無色透明の湯からは芒硝っぽい香りが仄かに感じられました。

共同浴場らしいひっそりとした佇まいと鄙び具合、利用者が自在に掛け流しを楽しむことができる源泉の使
用方法のいずれとも素晴らしく、それを組合員以外にも開放していただいていることに深い感謝の気持ちを
覚えました。                                      〔10.07.26〕
2004年11月に鳥取市に編入された鹿野町は、江戸時代初期に藩主となっ
た亀井武蔵守茲矩(1557~1612)により整備された城下町です。
現在でも、鷲峰山(標高921m)北麓の田園地帯に街路や縦横無尽に流れ
る水路など当時の町割りの一部が残されており、近年では街並みの保存
整備も行われています。

鹿野温泉は、鹿野町に編入される直前の気高郡勝谷村が1955年2月に地
下36mで掘り当てたという歴史の浅い温泉で、当初は地名に因んで“今
市温泉”と呼ばれていましたが、町村合併後、現在名に改められました。
1966年8月には吉岡温泉とともに国民保養温泉地に指定され、現在は2軒
の宿泊施設のほか、ホットピア鹿野という日帰り入浴施設も造られてい
ます。