住 所   群馬県吾妻郡中之条町四万4237-53
  電 話   0279-64-2510
 営業時間   立寄り 10:00~16:00 (要確認)
 入浴料   400円
温泉利用状況   放流循環併用式
   
 源 泉 名   岩文の滝湯(橋下の湯・橋下の湯1・橋下の湯2・
       橋下の湯3・岩文の湯・明治湯 混合泉)
  泉 質   ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   46.2  ℃
 pH   7.2
 成分総計   1.49  g/㎏
    Na=285/K=34.2/Ca=166/Mg=1.45/Al=<0.05/Fe2=0.05/
  Mn=0.39(487㎎/㎏)
  F=0.5/Cl=421/SO4=418/HCO3=30.5(870㎎/㎏)
  H2SiO3=93.4/HBO2=32.6(126㎎/㎏)
  CO2=7.9(7.9㎎/㎏)
             
〔2004.11.19〕
 入浴履歴   初訪13.08.23
 評 価   ★★★★★★
 四万温泉
はつしろ旅館
                            しまおんせん はつしろりょかん
温泉協会や宿の
公式サイト、さ
らに幾つかの温
泉サイトでは、
湯遣いに関して
源泉掛け流しと
紹介されていま
すが、中之条町
の温泉利用施設
実態調査では、
放流循環併用式
と記載されてい
ます。
磨りガラスの扉を入ると、床を平石、壁をタイルで仕上げた
浴室は清潔感があり、前面の曇りガラスを通して採光も十分
確保されています。
通りからは木造2階建てのように見えますが、男女別の浴場は地下に設けられ
ており、客室は和4・洋6の全10室を数えます。
『はつしろ旅館』は、国道から県道
四万温泉線(239号)で北西へ650m、
新湯地区の洞の木商店街の南端右手、
四万温泉協会の左隣に所在する創業
から半世紀という小規模な温泉旅館
です。
大雨の中、冷え切った身体を温める
ために立寄り入浴が可能な湯宿を探
索中、月見橋北側の公共駐車場から
100mほど離れたこの宿でお願いし
たところ、女将さんが快く迎え入れ
て下さいました。
四万温泉は、国道145号の伊勢町上交差点から国道353号で北へ約14km、1500m級の山々に囲まれた四万川と
その支流である日向見川・新湯川沿いに36軒の旅館・ホテルが建ち並ぶ温泉地で、草津温泉・伊香保温泉と
並んで“上州三名湯”と呼ばれています。

延暦年間(782~806)に蝦夷征討の際に立寄った坂上田村麻呂が発見したとも、989(永延3)年頃、越後から上
野国へ越えてきた源頼光の四天王の1人である碓氷日向守貞光が、夜中読経を行っていたところ、夜半にど
こからともなく現われた童子が「汝が読経の誠心に感じて四万の病悩を治する霊泉を授ける。我はこの山の
神霊なり。」という神託を授け、お告げのとおりに発見されたその温泉を“御夢想の湯”、その地を“四万
郷”と名付けたとも伝えられています。

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実際、浴槽内にはトボトボと源泉が加えられている右奥の湯口の右下に注入口、左奥に吸込口が設けられて
おり、それぞれ作動していました。
それでも6本の源泉を混合しているという共同源泉は、適温ながら少し肌がビリビリするなど鮮度は良好で、
無色透明の清澄な湯からは弱い芒硝臭とわずかに渋味が感じられ、優しい肌当たりに好感しました。


正真正銘の放流式でなかった点はいささか残念でしたが、それを補って余りあるのは女将さんのお人柄の良
さが窺える親切な応接振りで、身体だけでなく気持ちまで温かくなる佳宿でした。      〔14.09.08〕
左壁には2基のシャワー
カランが並び、右側には
底を平石、側面を水色タ
イル張りとし、御影石で
縁取った幅2.0m、奥行
き2.2mほどの三角形の
両端を切り落としたよう
な五角形(男湯は扇形)の
湯船が奥に寄せて配され
ていました。
綺麗なフローリング仕上げの玄関ホールか
ら奥へ向かい、すぐ右横に設けられた階段
を下り切って右へ折れると、手前左が男、
奥が女湯に分かれており、今回は女湯を貸
切で利用させていただきました。

脱衣所には、正面に15庫の脱衣箱が設えら
れ、その右手前には木造りの腰掛けが備え
られています。
戦国時代には、関東管領であった上杉憲政(1523~1579)が度々訪れ、
1563(永禄6)年に武田信玄方の真田幸隆の攻めを受けた岩櫃城主 斎藤
基国の家臣で、落城の際のしんがりを務めた田村甚五郎清政が、この
地に留まって湯屋を設置。真田昌幸もその孫である田村彦左衛門に湯
守を命じ、整備に力を入れたそうです。
17世紀後半になると湯治場として広く知られるようになり、大正時代
後半からは長期滞在型の利用が増加。与謝野晶子や高村光太郎・太宰
治といった文人も訪れていたとのことです。

温泉街は奥から日向見・ゆずりは・新湯・山口・温泉口という5つの
地区に分かれ、1954年には酸ケ湯温泉・日光湯本温泉とともに国民保
養温泉地の第1号に指定されています。