住 所   長野県諏訪郡下諏訪町立町3306
  電 話   0266-27-5011
 営業時間   立寄り 11:00~16:00
 入浴料   800円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   綿の湯源湯・旦過第1源湯 混合泉
  泉 質   単純温泉
 湧出量        ℓ/min
 泉 温   57.5  ℃
 pH   8.18
 成分総計   0.9414 g/㎏
    Li=0.5/Sr=0.7/Na=221.6/K=4.6/Ca=60.3/Mg=0.2/
  NH4=0.2(288.1㎎/㎏)
  F=3.0/Br=0.6/Cl=177.5/SO4=366.9/HCO3=39.7/
  OH=0.04/NO3=0.2(587.9㎎/㎏)
  HAsO2=0.32/H2SiO3=45.8/HBO2=19.3(65.4㎎/㎏)
  H2S=痕跡(0㎎/㎏)
            
〔2011.08.21〕
 入浴履歴   初訪13.09.28
 評 価   ★★★★
 下諏訪温泉
ぎ ん 月
                               しもすわおんせん ぎんげつ
木戸を入ると、手前には棚の上に4個の丸籠が並べられた脱衣所、縦長
の暖簾の奥には庭園側を垣根と簾で目隠しした半露天風呂があり、人造
石の床の中央に分厚い檜材で枠を組んだ1.8m弱×1.1mほどの湯船が配
されていました。

この宿で利用されているのは、“下諏訪三名湯”の2つ、綿の湯と旦過
の湯を混合した弱アルカリ性の単純温泉。
一方、女湯の入口の前を抜けて突
き当たりのガラス扉から外へ出る
と、鯉が泳ぐ池を擁した日本庭園
の右横に2004年11月に増設された
という庭園露天風呂があり、木曾
檜を使用した宝形造りの湯小屋に
は、手前側に男湯の“松月の湯”、
奥に女湯の“月舟の湯”が設けら
れています。
石畳のアプローチを渡って千本格
子の4枚引戸から館内へ入ると、
カーペット敷きのロビーの左手前
にフロントがあり、立寄り入浴を
お願いすると、快く迎えていただ
きました。

男女別の浴場は、左奥に続くロビ
ーを抜けた先にあり、右が男、左
が女湯となっています。
下諏訪温泉は、わが国最古の歴史書である『古事記』にもその名が記されている諏訪明神の祭神 建御名方
神と仲違いした妃の八坂刀売神が、上社から対岸の下社へ渡った際、携えてきた愛用の温泉を綿に浸した湯
玉を置いたところ、そこから温泉が湧き出したという“綿の湯伝説”が残されている温泉地で、白華山慈雲
寺を訪れる修行僧のために寺湯が造られるなど、鎌倉時代にはすでに浴場としての利用が行われています。

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対する内湯でも同様の香りを仄かに感じることはできましたが、同時に塩素臭も感知され、残念ながらこち
らの方が勝っていました。

週末で宿泊客が到着する直前の忙しい時間帯の訪問であったにもかかわらず、丁寧に応対していただき、好
感の残った湯宿でした。                                〔14.10.31〕
湯使いは、内湯が循環濾過式・殺菌
あり、露天が完全放流式で、露天風
呂を満たした無色透明の少しぬるめ
の湯からは、芒硝臭に土類臭と油臭
がわずかに加わったような独特の湯
の香と少苦味が感じられ、湯の中で
は細粒の黒っぽい湯の華が極少量認
められました。
脱衣所から小2
段分低い位置に
ある浴室は、床
が石板、壁が黒
御影石と板張り
で、左手前に4、
右壁に3基のシ
ャワーカランが
並び、正面には
黒御影で縁取っ
た幅3.15mほど
の変形六角形の
石板張り湯船が
左に寄せて配さ
れています。
脱衣所は横長の造りで、正面に16庫
の大振りな脱衣箱が備えられ、浴室
入口の扉の右横には洗面ボウル2基
のパウダーコーナーが設置されてい
ました。
『ぎん月』は、国道142号と旧中山
道の分岐点から衣紋坂を90m足らず
下って左へ折れ、1.5車線ほどの狭
い通りを30mほど進むと右手に所在
する、大正年間に創業された料理割
烹を嚆矢とし、1948年に業態替えし
て創業された料理自慢の温泉旅館で
す。
外壁を淡黄色に仕上げた建物は鉄筋
造り4階建ての本館と3階建ての別館
からなり、客室は和洋室の特別室2
室を含む全15室を数えます。
古くから諏訪大社下社が鎮座する門前町として知られ、中山道の29番
目の宿場が置かれた江戸時代には、甲州道中(街道)の終点であり、中
山道では唯一温泉が湧いている宿場であったことから、大いに賑わっ
たそうです。

現在は、源泉数20か所、毎分5100ℓの湧出量を誇り、宿場町としての
情緒が残る中山道沿いを中心に、15軒の宿泊施設と9か所の公衆浴場
が点在しています。