住 所   長野県諏訪郡下諏訪町湯田町3442
  電 話   0266-26-7520
 営業時間   5:30~22:00
 入浴料   230円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   旦過第1源湯・旦過第2源湯 混合泉
  泉 質   ナトリウム・カルシウム-硫酸塩・塩化物泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   56.0  ℃
 pH   8.7
 成分総計   1.1579 g/㎏
    Li=0.5/Sr1.0=/Na=244.5/K=4.7/Ca=104.1/Mg=0.1/
  NH4=0.2/Fe3=0.1/Zn=0.1(355.3㎎/㎏)
  F=3.3/Br=0.7/Cl=193.5/SO4=513.3/HCO3=6.1/
  CO3=12.0/OH=0.1/NO3=0.7(729.7㎎/㎏)
  HAsO2=0.2/H2SiO3=52.4/HBO2=20.3(72.9㎎/㎏)
                           
〔2009.06.25〕
 入浴履歴   初訪13.09.28,最終14.06.13(2回目)
 評 価   ★★★★
 下諏訪温泉
旦 過 の 湯 (新浴場)
                            しもすわおんせん たんがのゆ
さらに、左奥のガラス扉の先には、板塀に画されて開放感はないものの
小さな露天が設けられており、内湯と同じ造りの2.1m弱×1.6m強ほど
の湯船が設置されていました。
浴室は御影石の石板張りで、正面左には側面を水色タイルで
仕上げ、左右2槽に仕切られた五角形の石板造りの湯船、右
半には源泉を利用したシャワーカランが前後に4基ずつ配さ
れ、右奥の壁には葛飾北斎「富嶽三十六景 神奈川沖浪裏」
のタイル画が飾られています。

地元の現代美術作家 市川健治氏によるこの作品、近寄って
仔細に見ると下諏訪の名所や地元住民を写した小さな正方形
のスナップ写真を張り合わせて描かれており、ピクセルモン
タージュという独自の手法が採られているとのことです。
下諏訪温泉は、わが国最古の歴史書である『古事記』にもその名が記されている諏訪明神の祭神 建御名方
神と仲違いした妃の八坂刀売神が、上社から対岸の下社へ渡った際、携えてきた愛用の温泉を綿に浸した湯
玉を置いたところ、そこから温泉が湧き出したという“綿の湯伝説”が残されている温泉地で、白華山慈雲
寺を訪れる修行僧のために寺湯が造られるなど、鎌倉時代にはすでに浴場としての利用が行われています。

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一方、露天風呂は42℃の浸かりやすい湯温で、無色透明の湯からは油
臭を帯びた土類っぽい湯の香が感じられました。


旦過の湯らしい肌がビリビリ痺れるような攻撃的な熱湯を満喫できる
だけでなく、温度の異なる3段階の温泉が安価に楽しめるということ
も加わって、オープン後、子どもを伴った家族連れが大幅に増加した
とのこと。
いつ訪れても地元客や観光客で賑わう、町の観光活性化の期待を担う
人気沸騰の浴場です。                〔14.06.17〕
各湯船にたっぷり掛け流
されているのは、駐車場
の奥で湧出し、綿の湯・
児湯とともに“下諏訪の
三名湯”に数えられる旦
過源湯の混合泉。

内湯右手の“やや熱めの
湯”は44℃、左の“熱め
の湯”は46℃に湯温が調
整され、露天へ行き来す
る際、左側の浴槽から溢
れ出た熱湯で一瞬足裏が
火傷するかと思ったほど
です。
フロントの両側には大きなゆ暖簾が
掛けられており、男湯は右側。

脱衣所は、手狭感のあった旧浴場と
比べると比較的余裕のある造りで、
右手前に大きな鏡の付いた洗面台、
正面に15庫の脱衣箱と有料ロッカー
8庫が設置され、脱衣箱の上にはプ
ラスチック籠も備えられていました。
駐車場から7段の階段を上って格
子戸の玄関を入り、下足箱に履物
を預けて歩を進めると正面に券売
機が設置されており、鉤形のロビ
ーの右手に設けられたフロントで
購入した入浴券を手渡します。
『旦過の湯』は、諏訪大社下社秋宮から国道142号を経て北北西方
向へ300m余り、旧中山道の坂道を45mほど下ると右手に所在する、
鎌倉時代に白華山慈雲寺の二世 石梁仁恭(1266~1335)が、寺を訪
れる修行僧の宿泊のために設置した衆寮「旦過寮」に付属した浴場
を嚆矢とする下諏訪財産区が運営する共同浴場で、その名は、修行
僧の“旦(あした)に過ぎ、夕に宿す”から付けられたそうです。

1959年以来、53年にわたって利用され、2012年10月14日にその使命
を終えた旧浴場に替わり、同年12月19日に新しい浴場がオープンし
ました。
右側にあった旧駐車場用地に総工費8500万円をかけて建築された浴
舎は、鉄筋コンクリート造りの浴室と木造の2階建てを組み合わせ
たもので、街道に面した側を竪繁格子で飾った町屋造りの外観は、
旧宿場町の街並みにしっとりと溶け込んでいます。
古くから諏訪大社下社が鎮座する門前町として知られ、中山道の29番
目の宿場が置かれた江戸時代には、甲州道中(街道)の終点であり、中
山道では唯一温泉が湧いている宿場であったことから、大いに賑わっ
たそうです。

現在は、源泉数20か所、毎分5100ℓの湧出量を誇り、宿場町としての
情緒が残る中山道沿いを中心に、15軒の宿泊施設と9か所の公衆浴場
が点在しています。