住 所   岐阜県高山市奥飛騨温泉郷中尾60
  電 話   0578-89-2646
 営業時間   立寄り 10:00~15:00
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   中尾温泉1・3・4・5・6号 混合泉
  泉 質   単純温泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   84.5  ℃
 pH   6.87
 成分総計   0.787 g/㎏
    Na=131.1/K=12.5/Ca=12.5/Mg=2.5/Al=0.6/Fe2=4.9/
  (164.1㎎/㎏)
  F=5.3/Cl=69.6/SO4=40.9/HCO3=288.0/HS=0.2
  (404.0㎎/㎏)
  H2SiO3=180.7/HBO2=10.6(191.3㎎/㎏)
  CO2=27.5/H2S=0.3(27.8㎎/㎏)
     
〔2008.05.01〕
 入浴履歴   初訪15.02.28
 評 価   ★★★★
 新穂高温泉
リゾート イン ちろり庵
                  しんほだかおんせん りぞーと いん ちろりあん

きずなの湯

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白い消しゴム
滓のような湯
の華が多量に
舞う適温の無
色透明の湯か
らは、ほんの
りと硫黄臭が
香り、肌がし
っとりしまし
た。
手前側に棚と
籠を備えた脱
衣所、奥に露
天岩風呂が続
く造りは基本
的に同じです
が、湯船の大
きさや形、屋
根の有無、眺
望に違いがあ
り、今回は真
ん中のいやし
の湯を利用さ
せていただき
ました。
ホールの左手からカーペット敷きの
廊下を奥へ向かい、7段の階段を下
りて突き当たりにある内湯を横目に
左横の階段で18段下り、扉を抜けて
時計回りにカーブする木造の屋根付
き廊下を進むと、「これより露天風
呂横丁」と書かれた奥の左手に手前
からきずな・いやし・のぞみの湯の
順で露天風呂が設けられています。
上に扁額が掲げられた両開きガラス扉の玄関を入ると、玄関ホールの
正面に小さなフロントがあり、カウンターに置かれていたハンドベル
を鳴らし、応対に出て来られたご主人に立寄り入浴をお願いすると、
快く応じて下さいました。

この宿には、男女別の内湯と1998年にオーナーが自ら設計され、“き
ずなの湯”“いやしの湯”“のぞみの湯”と命名された3つの貸切露
天風呂があり、外来利用は後者のみ可能となっています。
ベルの左に貸切風呂の名が記された木の札が下がっており、入湯した
い浴場の札を持って各浴場へ向かうようになっていました。
『リゾート イン ちろり庵』は、濃
飛バスの中尾高原口停留所から大き
なゆ暖簾の右横を抜けて急な坂道を
980mほど上ると左手に所在するス
イスムード漂うリゾート宿泊施設で
す。

2つの三角ドーマーを載せた萌葱色
の屋根と白壁、炭黒色の木材が美し
い洒落た建物は木造2階建てで、客
室は洋12・和1の全13室を数えます。
湯船に浸かっていると、隣接す
るホテルの建物の屋根越しなが
らこの宿自慢の槍ヶ岳が真正面
に。

2日間にわたって奥飛騨温泉郷
を巡った今回の旅の最後で真っ
白な雪をいただく美しい山容を
ようやく眺望することができ、
大満足の湯浴みとなりました。
         〔16.03.02〕
脱衣所からガラス戸を開けて外へ
出ると、すぐ左に木造りの立派な
水飲み処が付設されており、そこ
からわずかに下がったところに巨
岩を用いて設えられた奥行き4.5
m強の舟形の湯船が配されていま
す。

左側の中程奥寄りに設けられた岩
組みの湯口から静かに加えられて
いるのは、共同源泉である5本の
源泉を混合した単純温泉。
のぞみの湯
新穂高温泉は、穂高連峰を源とする蒲田川の上流域に湧く温泉で、奥飛騨温泉郷と総称される5つの温泉地の
中では最も北に位置しています。

開湯の時期ははっきりしませんが、1728(享保13)年に7代目の飛騨国代官に着任した長谷川忠崇が徳川吉宗の
命により編纂に着手し、1829(文政12)年に孫 一陽の校訂を経て幕府に献納された『飛州志』には、天正年間
(1573~1593)、東濃に住む孝行息子が薬師如来の導きによってこの地を訪れ、重病の親を湯に浸からせたと
ころ、7日で気分が晴れ、14日で身体壮健、27日で10数年来苦しんできた病が完治したという伝説が残されて
います。
また、1841(天保12)年に高山陣屋の地役人 山崎弘泰が記した『蒲田記』には、「蒲田温泉」の名で紹介され
ており、少なくとも江戸後期には周知されていたようです。
現在は、県道槍ヶ岳公園線(475号)の神坂トンネルから蒲田トンネル
を抜けるまでの川沿いに宿泊施設が点在する“蒲田源泉エリア”、中
尾橋を渡って右手を上った先、2000m以上の山々に囲まれた高原に立
地する“中尾源泉エリア”、中尾橋から新穂高ロープウェイに至る最
奥部に位置する“新穂高源泉エリア”の3つの地区からなり、宿泊施
設は中尾エリアを中心に総数約40軒を数えます。
なお、1964年の平湯温泉に続き、1968年11月には温泉郷を構成する残
りの3温泉とともに国民保養温泉地に指定されています。

新穂高温泉の一つ、中尾源泉エリアは、南東に焼岳、蒲田川を挟んだ
北西に錫杖岳・笠ヶ岳を一望できる標高1200mの高原で、旅館・民宿
のほかペンションも多く所在し、宿泊施設は22軒を数えます。