住 所   岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂440-1
  電 話   0578-89-0112
 営業時間   
 入浴料   
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   今田2号泉・蒲田川温泉2号泉・水道水 混合泉 /
  今田2号泉・水道水 混合泉
  泉 質   ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩泉 / 単純温
  泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   54.2 / 43.6  ℃
 pH   7.0 / 6.5
 成分総計   1.237 / 0.8153  g/㎏
    Li=1.1/Sr=0.7/Na=153.7/K=30.5/Ca=64.1/Mg=7.3/
  Al=0.07(257.5㎎/㎏)
  F=3.9/Br=0.1/Cl=49.4/SO4=10.7/HCO3=575.4/
  NO3=0.1(639.6㎎/㎏)
  H2SiO3=224.8/HBO2=9.6(234.4㎎/㎏)
  CO2=105.1(105.1㎎/㎏)          〔2014.08.07〕

  Li=1.1/Sr=0.3/Na=115.1/K=10.1/Ca=28.3/Mg=3.9/
  Fe2=0.3/Zn=痕跡/Ba=痕跡/Mn=0.04(159.1㎎/㎏)
  F=3.8/Cl=53.4/SO4=12.5/HCO3=313.0/NO3=0.9/
  H2PO4=0.2(383.8㎎/㎏)
  HAsO2=0.1/H2SiO3=87.2/HBO2=7.1(94.4㎎/㎏)
  CO2=178.0(178.0㎎/㎏)          〔2004.08.13〕

 入浴履歴   初訪15.05.16 泊
 評 価   ★★★★
 新穂高温泉
風  屋
                              しんほだかおんせん かぜや
さらに正面右
端のガラス扉
から外へ出る
と、手前側が
屋根掛けされ
た露天には、
大小の岩で縁
取った奥行き
8.6m以上の
細長いコンク
リート湯船が
設えられ、す
ぐ左には巨岩
が迫るように
屹立していま
した。
また、1841(天保12)年に高山陣屋の地役人 山崎弘泰が記した『蒲田
記』には、「蒲田温泉」の名で紹介されており、少なくとも江戸後期
には周知されていたようです。

現在は、県道槍ヶ岳公園線(475号)の神坂トンネルから蒲田トンネル
を抜けるまでの川沿いに宿泊施設が点在する“蒲田源泉エリア”、中
尾橋を渡って右手を上った先、2000m以上の山々に囲まれた高原に立
地する“中尾源泉エリア”、中尾橋から新穂高ロープウェイに至る最
奥部に位置する“新穂高源泉エリア”の3つの地区からなり、宿泊施
設は中尾エリアを中心に総数約40軒を数えます。
なお、1964年の平湯温泉に続き、1968年11月には温泉郷を構成する残
りの3温泉とともに国民保養温泉地に指定されています。
旧道沿いに軒を連ねる白漆喰で仕
上げた真壁の木造建物は、飛騨の
古民家を移築再生したもので、客
室は和6・和洋2の全8室を数えま
す。
内湯は壁面下半が石板、上半から天井が板張りで、床全体に簀子を敷き
並べた趣のある造り。

左側手前に1、右壁に4基のシャワーカランが並び、左奥に寄せて3.8m
強×1.4mの木造湯船が配されています。
最後は石の湯。
前面のみが開放された半露天で、屋根の下には2.95×1.85mほどの御影
石の石板張りの湯船が配され、奥半分は立湯となっています。

これら3つの湯船に供されているのは、自家源泉に水道水を加えた単純
温泉。
まず最初に利用したのは、真ん中の庭の湯。
この大浴場に掛け流しで供されているのは、2本の源泉の混合泉に水道
水を加えた含土類-重曹泉。
糸屑のような半透明の湯の華が少量舞う無色透明の湯は、内湯では少し
熱め、露天では38℃ほどのぬるめの湯加減で、口に含むとわずかながら
油臭っぽい鉱物臭が感じられるもののほぼ無味無臭で、肌が少しつるき
ししました。

畳敷きの食事処で腰掛けていただく食事は、宿名の前に付された“自家
源泉掛け流しと飛騨牛の宿”というキャッチコピーに偽りなく、メイン
の飛騨牛サーロインステーキを始めとしていずれも評判通りの美味しさ
で、出立時にいただいた温泉玉子とともに家族旅行の思い出に花を添え
てくれました。                    〔16.07.20〕
この宿には、露天風呂が併設された
男女別の大浴場のほか、空いていれ
ばいつでも利用可能な3室の貸切風
呂があり、まずは他の宿泊客と重な
らないうちにと、家族全員で貸切風
呂へ。
フロントの前から廊下を奥へ向かい、
ライブラリーの横の扉を抜けて渡り
廊下を進むと突き当たりに建つ平面
八角形の浴舎内にあり、利用の際は
扉の左前に掛かっている鍵を持参す
るようになっていました。
白い暖簾が掛かったガラス格子戸の
玄関を入って左へ歩を進めると、立
派な梁が架け渡された吹抜けのホー
ルの右手にフロントがあり、左には
囲炉裏の間、奥にはソファが設置さ
れています。
庭の湯がぬるめ寄りの適温、
木の湯が適温、石の湯が少し
ぬるめの湯加減で、淡褐色の
細粒の湯の華が舞う無色透明
の湯からは、藻のようなガス
っぽい湯の香、湯船全体から
溢れ出す掛け流しっぷりが一
番であった木の湯では、口に
含むと微弱な硫黄臭と苦味が
感知され、肌が少しつるきし
して柔らかな浸かり心地が印
象に残りました。
屋根掛けされた半露天の
浴場で、右側には手入れ
が行き届いていないもの
の庭のような空間、その
左に木枠で底に玉石を敷
いた一辺1.4mほどの六
角形の湯船が配され、底
から源泉が加えられてい
ました。

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岐阜県の温泉へ



湯上がり後に散策を楽しんだ後、階段を下りて玄関の横を抜けた先に
ある大浴場へ向かいます。

玄関の右横に建つ小さな湯気抜きを載せた別棟の木造浴舎で、茣蓙の
敷かれた脱衣所には、入口を入るとすぐ左にボウル2基のパウダーコ
ーナーがあり、右壁に角籠13個を納めた16庫の脱衣箱が備えられてい
ました。
続いて、左側
の木の湯へ。

浴場は総木造
りの内湯で、
2.3m弱×1.8
mほどのゆっ
たりした木造
の湯船が置か
れ、右横には
休憩できるよ
う木製の丸テ
ーブルと椅子
が備えられて
いました。
石の湯 脱衣所
庭の湯 脱衣所
利用させていただいたのは、玄関
ホールから階段で2階へ上がると
左側の一番手前に位置する“槍ヶ
岳”。

11.5畳に椅子2脚を向かい合わせ
に置いた小さな内縁が付く落ち着
きのある部屋で、ゆったり過ごす
ことができました(1泊2食 18980
円+入湯税)。
浴舎へ入ると手前左右に男女別の
トイレ、その奥に右側から“石の
湯”“庭の湯”“木の湯”という
趣違いの3つの浴場があり、いず
れの浴場にも2段の棚に角籠2個を
納めた同じ造りの小ぢんまりした
脱衣所が設けられています。
『風屋』は、神坂トンネルを抜けて
160m先で県道を左に逸れ、旧道を
540m余り進むと左手に所在する、
奈良県十津川村で「静響の宿 山水」
を経営する㈱十津川観光ホテルの松
尾政彦氏が、閉館した今田館という
旅館を買い取って一部改装し、十津
川村の大字名を宿名にして2014年3
月18日にオープンした湯宿です。

新緑の季節、家族4人で奥飛騨を訪
れた際、宿泊しました。

新穂高温泉は、穂高連峰を源とする蒲田川の上流域に湧く温泉で、奥飛
騨温泉郷と総称される5つの温泉地の中では最も北に位置しています。

開湯の時期ははっきりしませんが、1728(享保13)年に7代目の飛騨国代
官に着任した長谷川忠崇が徳川吉宗の命により編纂に着手し、1829(文
政12)年に孫 一陽の校訂を経て幕府に献納された『飛州志』には、天正
年間(1573~1593)、東濃に住む孝行息子が薬師如来の導きによってこの
地を訪れ、重病の親を湯に浸からせたところ、7日で気分が晴れ、14日
で身体壮健、27日で10数年来苦しんできた病が完治したという伝説が残
されています。