住 所   岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂720-1
  電 話   0578-89-2031
 営業時間   立寄り 露天 8:00~17:00 / 18:00~22:00
       内湯 9:30~15:00
 入浴料   露天 500円 / 内湯 700円
温泉利用状況   完全放流式 (銅イオン使用)
   
 源 泉 名   深山荘2号泉・水波2号泉 混合泉
  泉 質   単純温泉
 湧出量   450 / 200  ℓ/min
 泉 温   63.7 / 28.7 ℃
 pH   6.30 (以下、分析値は深山荘2号泉)
 成分総計   0.438 g/㎏
    Na=85.9/K=10.6/Ca=16.5/Mg=0.8/Fe2=1.7/
  Mn=0.4(115.9㎎/㎏)
  F=3.5/Cl=89.2/SO4=21.7/HCO3=52.4/S2O3=0.4
  (167.1㎎/㎏)
  H2Si03=151.4/HBO2=3.3(154.7㎎/㎏)
  H2S=0.09(0.09㎎/㎏)  
        
〔2008.07.29〕
 入浴履歴   初訪08.10.04,最終15.02.27(2回目)
 評 価   ★★★★ (暫定)
 新穂高温泉
深 山 荘
                      しんほだかおんせん しんざんそう
最初こそ3名の
若者が同浴して
いましたが、程
なくして独りき
りに。
女性専用露天に
いた相方に声を
掛け、すぐ横を
蒲田川が流下す
る下段の混浴露
天風呂で開放感
溢れる雪見風呂
を堪能させてい
ただきました。
  〔16.01.15〕
露天風呂の造
りと構成は以
前と変わりま
せんが、対岸
の雪景色をバ
ックに湯船か
ら立ち上る湯
けむりが、い
やが上にも温
泉情緒を盛り
上げてくれま
す。
蒲田川のすぐ横に設けられた野趣溢れる混浴の露天風呂が評
判ですが、2つの丸太小屋が横に配された上段の湯船もなか
なか趣があり、もっぱらこの湯船でゆったりと浸からせてい
ただきました。


紅葉シーズンの少し前という訪問時期が幸いしたのか、以前
訪れた佳留萱山荘のような混雑もなく、静かに湯浴みを楽し
むことができて好印象。
一度冬期に宿泊して、真っ白な奥飛騨の情景を眺めながらじ
っくりと雪見風呂を堪能してみたい、そのような思いに強く
駆られた開放感溢れる露天風呂でした。
また、今回は露天のみと入湯となったため、次回はぜひ内湯
も利用したいと思います。          〔10.11.14〕
各湯船に掛け流されているのは、
泉温の異なる2本の源泉を混合し
て適温に調節し、藻の発生を遅ら
せるために微量の銅イオンによっ
て滅菌処理された単純温泉。

消しゴム滓のような白い湯の華が
多数舞う無色透明の湯からは、掛
け湯枡ほどしっかりした匂いは感
じられなかったものの、新湯が注
入されている箇所では硫黄臭がほ
んのり香り、つるつるした肌触り
も楽しむことができました。
名物の大露天風呂は宿に向かって右奥にあ
り、手前が“湯華 姫のゆ”と記された女
性用、突き当たりが男性用の浴場となって
います。

男性浴場には、入口右手に2段の木棚にプ
ラスチック籠が置かれただけの丸太造りの
脱衣小屋、左側に掛け湯枡が付設された貯
湯タンク小屋があり、枡に付着した真っ白
い析出物と茹で玉子のような芳ばしい硫黄
臭が期待を抱かせてくれます。
『深山荘』は、県道槍ヶ岳公園線で新穂高ロープウェイ方面へ向かう
途中、蒲田トンネルから1.5㎞ほどの地点に設けられたスノーシェー
ドの途中を斜め左へ下っていくと、笠ヶ岳をバックに蒲田川の対岸に
見えてくる、新穂高源泉エリアに所在する1969年創業の山小屋風の一
軒宿です。

川の手前に無料の駐車場があり、ここからは“かじかばし”と記され
た宿専用の吊り橋を50mほど歩いて右岸側へ渡ります。
木造の階段を10段上がって館内へ入り、正面のフロントで立寄り入浴
の受付。雑誌『自遊人』の温泉パスポートを利用した無料入浴にもか
かわらず、ご主人の応対は親切かつ温かみがあり、その朝にご自身が
造られたという4段目のミニ露天風呂の話なども伺うことができ、と
ても好感しました。
新穂高温泉は、穂高連峰を源とする蒲田川の上流域に湧く温泉で、奥飛騨温泉郷と総称される5つの温泉地の
中では最も北に位置しています。

開湯の時期ははっきりしませんが、1728(享保13)年に7代目の飛騨国代官に着任した長谷川忠崇が徳川吉宗の
命により編纂に着手し、1829(文政12)年に孫 一陽の校訂を経て幕府に献納された『飛州志』には、天正年間
(1573~1593)、東濃に住む孝行息子が薬師如来の導きによってこの地を訪れ、重病の親を湯に浸からせたと
ころ、7日で気分が晴れ、14日で身体壮健、27日で10数年来苦しんできた病が完治したという伝説が残されて
います。

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2008年の秋に初めて一人で訪問した折、次回はぜひとも冬期に足を運
びたいと願っていた深山荘へ、今度は相方を伴って再訪しました。

前回は雄大な奥飛騨の自然を楽しみながら蒲田川の対岸へ向かいまし
たが、横殴りの雪が舞う中、床版の上で滑って転倒しないよう注意を
払いつつ、恐る恐るかじか橋を渡っていきます。
扁額が掲げられた自動ドアの玄関から館内へ入り、正面のフロントに
おられたご主人に立寄り入浴をお願いします。
利用させていただいたのは、やはりこの湯宿自慢の大露天風呂。再び
外に出て、左手の浴場へ歩を進めます。

蒲田川に向かって造られた3段の岩風呂のうち、上・中段の2つは男性専用、最
下段は混浴で、上段の湯船の中央には傘のような木造の日除けが設置されてい
ました。
また、1841(天保12)年に高山陣屋の地役人 山崎弘泰が記した『蒲田
記』には、「蒲田温泉」の名で紹介されており、少なくとも江戸後期
には周知されていたようです。

現在は、県道槍ヶ岳公園線(475号)の神坂トンネルから蒲田トンネル
を抜けるまでの川沿いに宿泊施設が点在する“蒲田源泉エリア”、中
尾橋を渡って右手を上った先、2000m以上の山々に囲まれた高原に立
地する“中尾源泉エリア”、中尾橋から新穂高ロープウェイに至る最
奥部に位置する“新穂高源泉エリア”の3つの地区からなり、宿泊施
設は中尾エリアを中心に総数約40軒を数えます。

なお、1964年の平湯温泉に続き、1968年11月には温泉郷を構成する残
りの3温泉とともに国民保養温泉地に指定されています。