住 所   岐阜県高山市奥飛騨温泉郷中尾365
  電 話   0578-89-2704
 営業時間   立寄り 12:00~17:00
 入浴料   800円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   中尾高原温泉組合1号泉
  泉 質   単純温泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   77.7  ℃
 pH   5.80
 成分総計   0.374 g/㎏
    Na=37.4/K=2.1/Ca=15.8/Mg=2.9/Al=0.6/Fe2=3.2/
  Mn=0.2(59.3㎎/㎏)
  F=1.3/Cl=18.6/SO4=13.8/HCO3=82.3/NO3=0.5/
  S2O3=0.2(116.7㎎/㎏)
  H2SiO3=43.7/HBO2=0.3(44.0㎎/㎏)
  CO2=154.0/H2S=0.3(154.3㎎/㎏)
     〔2002.12.02〕
 入浴履歴   初訪10.07.31
 評 価   ★★★★
 新穂高温泉
旅 館 焼 乃 湯
                     しんほだかおんせん りょかん やけのゆ
初めて訪れた新穂高温泉の中尾
源泉エリア。

北アルプスの大パノラマが楽し
めるという評判通りの立地環境
で、次回はもう少し涼しい季節
を選んで訪れ、より開放的な景
色が楽しめるという男女別の露
天風呂にも浸かってみたいと思
います。
        〔12.02.15〕
最初、釜風呂に浸かろうとしたものの、湯船に満たされた湯は激熱。
そこで湯船がより広い後者に移動しましたが、こちらもかなり熱く、ご
く短い時間だけ身体を沈めるのが精一杯でした。

その名の通り、湯に浸かりながら北アルプスの名峰を眺望できる好浴場
でしたが、ちょうど虻などが飛び回る季節でもあり、湯船から出てクー
ルダウンすることもままならず、残念ながら早々に退散しました。
続いて向かったのは、建物に対して
左下へ下ったところにある、丸太を
積み上げてビニールの波板で屋根を
葺いた手造り感溢れる貸切露天風呂。

浴場は左右2か所に分かれ、左側が
円形の大きな釜を枠として利用した
“地獄釜の湯”、右が岩風呂の“見
峰の湯”となっています。
向かって右奥の湯口からドボドボと掛け流されているのは、
地下400~450mで自噴しているという共同源泉である単純
温泉。
まず利用させていただいたのは、ロ
ビーの手前を右に進むと突き当たり
に設けられている内湯。
脱衣所はカーペット敷きで、右奥に
間を仕切って籠を2個ずつ納めた4段
の棚があるだけの簡素な造りです。

浴室は壁下半が煉瓦調タイル、床が
薄緑掛かった小長方形の石タイル張
りで、右側にシャワーカラン4基を
並べ、左手に幅3.5mほどの青色タ
イル張りの湯船が配されていました。
傍らで小さな大黒天が出迎える両開きのガラス扉から館内に入ると、
正面のロビーの左手前に小さな帳場が設けられています。
備え付けの電話で立寄り入浴を希望する旨をお伝えすると、女将さん
でしょうか、東南アジア系の女性が小さな子供を抱きかかえながら現
われ、応対してくださいました。

なお、浴場は男女別の内風呂と露天風呂、2003年新設の2か所の貸切
露天風呂があり、いずれを利用しても構わないとのことでした。
『旅館 焼乃湯』は、県道槍ヶ岳公
園線(475号)から中尾エリアの目印
である大きなゆ暖簾の右横を過ぎて
1.5㎞ほど上り、案内にしたがって
左斜め前に下っていくと到着する、
1970年に創業した純和風の温泉旅館
です。

緑鮮やかな森を背後に3000坪の広大
な敷地に建つ建物は木造2階建てで、
客室数は全12室。
新穂高温泉は、穂高連峰を源とする蒲田川の上流域に湧く温泉で、奥飛騨温泉郷と総称される5つの温泉地の
中では最も北に位置しています。

開湯の時期ははっきりしませんが、1728(享保13)年に7代目の飛騨国代官に着任した長谷川忠崇が徳川吉宗の
命により編纂に着手し、1829(文政12)年に孫 一陽の校訂を経て幕府に献納された『飛州志』には、天正年間
(1573~1593)、東濃に住む孝行息子が薬師如来の導きによってこの地を訪れ、重病の親を湯に浸からせたと
ころ、7日で気分が晴れ、14日で身体壮健、27日で10数年来苦しんできた病が完治したという伝説が残されて
います。
また、1841(天保12)年に高山陣屋の地役人 山崎弘泰が記した『蒲田記』には、「蒲田温泉」の名で紹介され
ており、少なくとも江戸後期には周知されていたようです。
男女別露天風呂

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泉温が80℃近い高温泉の
ため、季節に応じて湧水
を加えているという無色
透明の清澄な湯からは、
ごくわずかに硫黄臭が香
り、甘味も感じられまし
た。
現在は、県道槍ヶ岳公園線(475号)の神坂トンネルから蒲田トンネル
を抜けるまでの川沿いに宿泊施設が点在する“蒲田源泉エリア”、中
尾橋を渡って右手を上った先、2000m以上の山々に囲まれた高原に立
地する“中尾源泉エリア”、中尾橋から新穂高ロープウェイに至る最
奥部に位置する“新穂高源泉エリア”の3つの地区からなり、宿泊施
設は中尾エリアを中心に総数約40軒を数えます。
なお、1964年の平湯温泉に続き、1968年11月には温泉郷を構成する残
りの3温泉とともに国民保養温泉地に指定されています。

新穂高温泉の一つ、中尾源泉エリアは、南東に焼岳、蒲田川を挟んだ
北西に錫杖岳・笠ヶ岳を一望できる標高1200mの高原で、旅館・民宿
のほかペンションも多く所在し、宿泊施設は22軒を数えます。