住 所   岐阜県高山市奥飛騨温泉郷中尾351
  電 話   0578-89-2504
 営業時間   立寄り 11:00~15:00
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   中尾高原温泉組合1号泉 / 中尾温泉1・5・6号
  混合泉
  泉 質   単純温泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   77.7 / 83.5  ℃
 pH   5.80 / 6.60
 成分総計   0.374 / 0.793 g/㎏
    Na=34.5/K=2.1/Ca=15.8/Mg=2.9/Al=0.6/Fe2=3.2/
  Mn=0.2(59.3㎎/㎏)
  F=1.3/Cl=18.6/SO4=13.8/HCO3=82.3/NO3=0.5/
  S2O3=0.2(116.7㎎/㎏)
  H2SiO3=43.7/HBO2=0.3(44.0㎎/㎏)
  CO2=154.0/H2S=0.3(154.3㎎/㎏)     〔2008.06.05〕

  Na=93.0/K=11.0/Ca=17.4/Mg=4.8/Al=0.2/Fe2=7.0
  (133.4㎎/㎏)
  F=5.2/Cl=119.5/SO4=42.2/HCO3=195.9/NO3=0.2/
  HS=0.1/S2O3=0.6(363.7㎎/㎏)
  H2SiO3=172.3/HBO2=13.2(185.5㎎/㎏)
  CO2=110.0/H2S=0.4(110.4㎎/㎏)     〔2008.05.01〕

 入浴履歴   初訪13.06.22
 評 価   ★★★★
 新穂高温泉
山 本 館
                          しんほだかおんせん やまもとかん
両湯船に利用
されているの
は、共同源泉
2本を混合し
た単純温泉。

山水を加えて
適温に調整さ
れた無色透明
の湯からは、
わずかに硫黄
臭が香り、湯
の中では淡褐
色の湯の華が
少量見られま
した。
さらに、正面のガラス窓から外へ出
て、階段を数段下りた左手にはゆっ
たりした石造りの混浴露天風呂が設
けられており、その右横には男女別
に分かれた簡易な脱衣小屋も付設さ
れています。
内湯はタイル張
りで、気温が低
いせいか、室内
は少し湯気蒸し
ています。

ガラス窓が設け
られた左壁に3
基のシャワーカ
ランが並び、巨
岩を壁に積み上
げた右側には、
曲線的な岩風呂
が配されていま
した。
向かい合うガラス扉のうち、左側が
男湯の入口。

脱衣所には廊下と同様のカーペット
が敷かれ、左壁には21庫の脱衣箱が
備えられていました。
緑の三角屋根が特徴の自動ドアの玄関から館内へ入ると、正面には熊
の剥製が飾られたロビーがあり、白樺の幹を利用した柱が山の宿を実
感させてくれます。
声をお掛けすると、奥から女将さんが出て来られ、立寄り入浴をお願
いしたところ、快く迎えていただきました。

この宿には内湯と混浴の露天風呂があり、男女別の内湯は、ロビーの
左寄りからまっすぐ奥、さらに突き当たりから左手へ延びる市松模様
のカーペットが敷かれた廊下を進んだ最奥の別棟内に設けられていま
す。
『山本館』は、中尾橋を渡ると右前
方に見える大きなゆ暖簾を目印に県
道から右へ逸れ、坂道を上ること約
1.7㎞、足洗いの湯という中尾高原
の足湯から110m余り上った焼岳の
登山道入口手前に所在する家族経営
の温泉旅館です。

袖看板を頼りに左へ入り、白樺林を
抜けた奥にいささか年季の入った赤
屋根の建物3棟が鉤形に配されてお
り、客室は全9室を数えます。
新穂高温泉は、穂高連峰を源とする蒲田川の上流域に湧く温泉で、奥飛騨温泉郷と総称される5つの温泉地の
中では最も北に位置しています。

開湯の時期ははっきりしませんが、1728(享保13)年に7代目の飛騨国代官に着任した長谷川忠崇が徳川吉宗の
命により編纂に着手し、1829(文政12)年に孫 一陽の校訂を経て幕府に献納された『飛州志』には、天正年間
(1573~1593)、東濃に住む孝行息子が薬師如来の導きによってこの地を訪れ、重病の親を湯に浸からせたと
ころ、7日で気分が晴れ、14日で身体壮健、27日で10数年来苦しんできた病が完治したという伝説が残されて
います。
また、1841(天保12)年に高山陣屋の地役人 山崎弘泰が記した『蒲田記』には、「蒲田温泉」の名で紹介され
ており、少なくとも江戸後期には周知されていたようです。

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朝から生憎の梅雨空で恩恵に預かることはできませんでしたが、露天風呂からの錫杖岳の眺めは、新穂高温
泉でも随一という評判。
次回はもう少し早い時期に訪れ、新緑に残雪が映える北アルプスの雄大なパノラマをぜひとも楽しみたいと
思います。                                      〔14.05.06〕
現在は、県道槍ヶ岳公園線(475号)の神坂トンネルから蒲田トンネル
を抜けるまでの川沿いに宿泊施設が点在する“蒲田源泉エリア”、中
尾橋を渡って右手を上った先、2000m以上の山々に囲まれた高原に立
地する“中尾源泉エリア”、中尾橋から新穂高ロープウェイに至る最
奥部に位置する“新穂高源泉エリア”の3つの地区からなり、宿泊施
設は中尾エリアを中心に総数約40軒を数えます。
なお、1964年の平湯温泉に続き、1968年11月には温泉郷を構成する残
りの3温泉とともに国民保養温泉地に指定されています。

新穂高温泉の一つ、中尾源泉エリアは、南東に焼岳、蒲田川を挟んだ
北西に錫杖岳・笠ヶ岳を一望できる標高1200mの高原で、旅館・民宿
のほかペンションも多く所在し、宿泊施設は22軒を数えます。