住 所   山梨県甲府市太田町11-5
  電 話   055-232-0974
 営業時間   14:00(日 7:00)~22:00 (休=木)
 入浴料   公衆浴場入浴料金
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   遊亀温泉
  泉 質   ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
 湧出量   351.6 ℓ/min
 泉 温   45.2  ℃
 pH   8.0
 成分総計   1.069  g/㎏
    Na=229.2/K=18.3/Ca=4.2/Mg=1.5/NH4=0.6/Fe3=0.1
  (253.9mg/kg)
  F=0.3/Br=0.2/Cl=86.7/HCO3=522.5/HPO4=0.4
  (610.1mg/kg)
  H2SiO3=150.8/HBO2=2.5(153.3mg/kg)
  CO2=51.9(51.9mg/kg)            〔2008.03.27〕
 入浴履歴   初訪17.03.26,最終17.06.10(2回目)
 評 価   ★★★★
 
新 遊 亀 温 泉
                                    しんゆうきおんせん
松竹錠の木製下足箱に履物を収め、
曇りガラスの引き違い戸を入るとす
ぐ右手に昔懐かしい番台があり、女
将さんに入浴料400円を直接手渡し
ます。
透明ガラスで浴室と仕切られた板張
りの脱衣所は、昭和の雰囲気を色濃
く留めたゆったりした造りで、左壁
の手前側には地元客の入浴道具が上
下に常置された18庫の鍵付きロッカ
ーと籐編み丸籠が備えられ、中央に
は1畳分の畳縁台が置かれています。
建物は鉄筋コンクリート造りの2
階建てで、袖看板には「天然の温
泉 遊亀温泉」と記されています
が、入口の上には一文字ずつ金文
字で“新遊亀温泉”と掲げられて
おり、一体どちらが本当の浴場名
なのか戸惑います。

両側に手摺の付いた3段の階段を
上がり、開け放たれた入口から入
場すると、男湯は左、女湯は右に
分かれています。
浴室はタイル張りで、左側に並ぶ上下2段のガラス窓から陽
光が射し込み、採光は良好。
入室するとすぐ目の前にプッシュ式カランが向かい合わせに
4対、左壁に固定シャワー付きのプッシュ式カランが7対、右
側の仕切り壁の手前寄りに同じくシャワー付きのプッシュ式
カラン5対と固定シャワー1基が設置され、右奥から中央にか
けて鉤括弧形を呈したタイル張り湯船が配されています。

ほうじ茶のような色合いの透明湯がたっぷりと満たされた湯
船は3槽に仕切られ、右奥の高温槽は3、左奥の低温槽は4、
その手前の中温槽は6名分ほどの大きさ。
ライオンの湯口からザバザバと源泉が吐き出されている高温
槽は熱め、石製球状の湯口とその右下の2か所から源泉が加
えられている低温槽はぬるめ寄り適温、その両者から湯が流
入している中温槽は適温から熱め寄り適温といった湯加減と
なっていました。

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中温槽では弱いものの、飲泉用のカップが備えられた高温槽と低温槽では、土類っぽい匂いに金気が加わっ
たような独特の芳香が香り、口に含んでみると硫黄臭も感知できます。
同時につるすべした肌触りも得られ、湯の香とつるり感は高温槽が最も際立っていましたが、かつては加温
して利用されていたという泉温25.4℃を測る単純温泉の旧源泉と45℃を超す含食塩-重曹泉の新源泉が混合
して供され、湯中に気泡の浮遊が見られた低温槽では泡付きも認められ、最も気に入りました。


高齢の入浴客が独りきりになると、番台の女将さんは入浴事故が起こらないかと心配で仕方ないご様子。
前時代の風情と人情を今なお留める地域に密着した生活温泉でした。            〔17.07.21〕
『新遊亀温泉』は、JR中央本線の甲府駅から県道甲府韮崎線(6号)と
平和通りと呼ばれている国道358号を2㎞余り南下し、遠光寺北交差点か
ら国母通り(県道3号甲府市川三郷線)・遊亀通り(県道29号甲府中央右左
口線)と青葉通り(県道22号甲府笛吹線)を東へ向かって幸町交差点の1本
手前で左折し、300m余り先で鋭角に左へ折れる路地を50mほど入った
右手、1919(大正8)年開園の付属動物園を併設した遊亀公園の東側の住
宅街にポツンと所在する、㈲遊亀不動産がトータス温泉とともに経営し
ている温泉銭湯です。