住 所   栃木県那須塩原市湯本塩原101
  電 話   0287-32-3155
 営業時間   立寄り 8:00~20:00
 入浴料   800円 (2時間)
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり,冬期 加温あり)
   
 源 泉 名   高尾の湯 / 邯鄲の湯 / 元泉館新堀
  泉 質   含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
 湧出量   72.0 / 2.5 / 20.0  ℓ/min
 泉 温   50.6 / 48.1 / 57.4  ℃
 pH   6.5 / 6.6 / 6.8
 成分総計   3.941 / 4.798 / 4.096  g/㎏
    Na=829.3/K=61.2/Ca=92.4/Mg=16.1/Mn=0.4
  (999.4㎎/㎏)
  F=0.4/Br=1.9/Cl=873.6/SO4=84.3/HCO3=1039.1/
  HS=19.7(2019.0㎎/㎏)
  H2SiO3=177.5/HBO2=123.4(301.0㎎/㎏)
  CO2=551.2/H2S=70.5(621.8㎎/㎏)    
〔2004.03.16〕


  Na=1033.3/K=73.6/Ca=133.6/Mg=25.8/Mn=1.1
  (1267.4㎎/㎏)
  F=0.7/Br=2.9/Cl=1108.4/SO4=34.2/HCO3=1436.9/
  NO3=0.9/HS=19.4(2603.4㎎/㎏)
  H2SiO3=199.9/HBO2=68.1(267.9㎎/㎏)
  CO2=605.4/H2S=55.2(660.6㎎/㎏)    〔2004.10.19〕

  Na=889.0/K=62.4/Ca=139.2/Mg=29.6/Fe2=0.1/
  Mn=0.9(1121.2㎎/㎏)
  F=0.5/Br=5.7/Cl=926.9/SO4=16.2/HCO3=1390.5/
  HS=12.8(2352.6㎎/㎏)
  H2SiO3=103.9/HBO2=126.0(229.9㎎/㎏)
  CO2=369.7/H2S=23.0(392.7㎎/㎏)
    〔2002.12.24〕

 入浴履歴   初訪12.09.16
 評 価   ★★★★ (暫定)
 塩原元湯温泉
秘湯の宿 元泉館
              しおばらもとゆおんせん ひとうのやど げんせんかん
さらに、右奥
手前のガラス
戸から外に出
ると、赤川の
渓流に臨んで
幅4.6mほど
の屋根掛けさ
れた石造りの
露天風呂が設
えられていま
した。
渡り廊下の突き当たりにある曇り
ガラスの扉を入ると、木造りの長
椅子1脚が置かれただけの板張り
のフロアがあり、右手前が男湯、
奥が女湯の入口となっています。

縦長長方形の脱衣所は、正面奥が
ガラス張りとなった清潔感のある
空間で、右手前に24庫の脱衣箱が
並び、向かいには洗面ボウル3基
のパウダーコーナーが設けられて
いました。
この宿には、敷地左奥の別棟内にあ
り、本館1階から渡り廊下で行き来
する大浴場と渓流露天風呂の“高尾
の湯”、本館1階にある混浴岩風呂
の“邯鄲(かんたん)の湯”、別館1
階にある男女別の檜風呂“宝の湯”
という、それぞれ別源泉を利用した
3か所の浴場があり、立寄り入浴で
は、元湯出身で江戸時代に名妓と謳
われた2代目高尾太夫に因んで名付
けられたという高尾の湯のみ利用す
ることができます。
『秘湯の宿 元泉館』は、塩原元湯を再興した1884(明治17)年創業の老舗旅館で、大出館に宿泊した翌朝、
立寄り入浴に訪れました。
元湯温泉は、東北自動車道の西那須野塩原I.Cから国道400号と日塩もみじラインを経由して約25.7㎞、箒川
とその支流に沿って点在する大網・福渡・塩の湯・塩釜・畑下・門前・古町・中塩原・上塩原・新湯の各温
泉とともに“塩原十一湯”と呼ばれる塩原温泉郷の中では最奥、箒川に注ぐ赤川の畔に湯けむりを上げる静
かな温泉地です。
806(大同元)年、同年に矢板市長井の寺山観音寺を開いた徳一大師(伝説
では“如葛仙”)によって発見されたと伝えられる塩原温泉発祥の地と
される古湯で、江戸時代初期には50軒近い宿が集まり、「元湯千軒」と
言われるほどの繁栄をみせましたが、1659(万治2)年4月に会津田島で発
生した大地震の余波で起こった山津波によって埋没。
居残った9軒で一度は復興を果たしましたが、24年後の1683(天和3)年に
発生した日光地震によって壊滅的な被害を受けました。

その後、1884(明治17)年に再興され、現在では原生林に囲まれた標高約
750mの山間に3軒の旅館がひっそりと佇んでいます。

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内湯では木樋状の湯口からたっぷりと、また露天では右手の
パイプ湯口からトボトボと掛け流されているのは、高尾の湯
と命名された自然湧出している含重曹-食塩硫化水素泉。
透明度25㎝ほどのメロン
クリームソーダのような
美しい適温湯は、意外な
ことにそれほど硫黄臭は
強くなく、弱酸味と少苦
味が感じられ、湯に浸か
ると肌がしっとりしまし
た。
内湯は石板張りで、正面右半と右側
の2面が大きなガラス張りとなった、
大浴場の名に相応しい明るく広々と
した造り。

左側には5基のシャワーカランが並
び、右奥には板材で周りを縁取った
3.85×3.1m弱の湯船が2辺をガラス
に接して配されています。
ゑびすやの背後に建つ3軒の湯宿
の中では最も近代的な1988年に改
築された建物は、本館とその前に
続く別館からなる鉄筋コンクリー
ト造りの3階建てで、客室は全35
室を数えます。

玄関を入るとロビー右側にフロン
トがあり、立寄り入浴をお願いす
ると、チェックアウトの対応で慌
ただしい時間帯にもかかわらず、
快く応じていただきました。
宿泊客だけが利用できる岩風呂に供されている邯鄲の湯は、普段は緑白色の湯が日によって黒く変色するこ
ともあるとのことであり、いずれまた宿泊で訪れ、残る2本の自家源泉にも入湯してみたいと思います。
                                           〔13.07.02〕