住 所   奈良県吉野郡川上村入之波391
  電 話   0746-54-0262
 営業時間   立寄り 10:00~17:00
  (休=4~10月 水 / 11~3月 火・水,祝は営業)
 入浴料   800円
温泉利用状況   完全放流式 (夏期以外 加温あり)
   
 源 泉 名   入之波温泉 山鳩湯
  泉 質   ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉
 湧出量   380 ℓ/min
 泉 温   39.6 ℃
 pH  6.6
 成分総計  4.24 g/㎏
    Li=5.5/Na=570.0/K=89.0/Ca=190.0/Mg=38.0/Al=0.01/
  Fe2=1.4/Ba=0.82/Mn=0.05(894.8㎎/㎏)
  F=2.1/Cl=920.0/HCO3=2127.0/NO3=3.0 (3052.1㎎/㎏)
  H2SiO3=142.0/HBO2=7.0 (149.0㎎/㎏)
  CO2=142.0 (142.0㎎/㎏)          
〔2009.03.14〕
 入浴履歴  初訪01.10.07,最終14.12.23(14回目)
 評 価   ★★★★★★★
 入之波温泉
湯 元 山 鳩 湯
                 しおのはおんせん ゆもと やまばとゆ
一方、内湯の湯が流れ込む露天風呂には、透明度がさらに低
くなった黄土色のぬる湯が湛えられ、どっぷりと肩まで浸か
りながら長湯を楽しむことができました。
11月後半の3連休以来、週末寒波や
ら衆議院議員選挙やら色々な事情が
重なり、温泉へ出かけることができ
なかったことから、イライラが最高
潮に。
そこで、本格的な掛け流し温泉を手
近に楽しむことができる入之波温泉
を1年4か月振りに訪れました。

この間、消費税率が引き上げられた
ためか、入浴料が700円から800円に
値上げされていました。

屋根付きの露天には、欅の巨木で
造られた湯船が置かれ、内湯の湯
が流れ込んでいます。
湯尻から溢れ出た湯はダム湖へ排
湯されており、眼下には黄橙色を
した析出物の丘が形成されていま
した。
湯船そのものも、芸術的とも言え
る陶器のような固い析出物で覆わ
れており、内湯・露天とも本来の
材質は見当すらつきません。

湯の鮮度では当然ながら内湯の方
が勝りますが、ぬる湯が満たされ
た露天では、長湯を存分に楽しむ
ことができます。

内湯の湯船は、総杉丸太造りの大
きなブーツのような形。
仕切り壁の上方に建物横の泉源か
ら引かれたパイプが這わしてあり、
源泉はこのパイプを通じて湯船に
ドバドバと注がれています。

源泉は無色透明ですが、湯船の中
では酸化して透明度20㎝ほどの黄
土色の濁り湯となっています。
浴感は湯色の割にあっさりしてお
り、臭気の方も浴槽内では重曹臭
が仄かに香る程度ですが、湯口付
近では金気臭がしっかり漂い、湯
口の湯を口に含むと、鉄錆味と炭
酸味が感じられました。
駐車場に車を停め、右手の階段を下
りていくと、プッシュ式自動ドアの
玄関があり、左手前には削り取られ
た析出物の塊がさりげなく置かれて
います。

館内はいかにも山の宿といった雰囲
気で、正面右手が帳場、その左奥が
食事処となっており、立寄りでも紅
葉鍋やぼたん鍋・鴨鍋、あまご釜飯
などの名物料理を味わうことができ
ます。
『湯元 山鳩湯』は、国道169号から大迫ダムの堰堤を渡り、ダム湖畔沿いの隘路を走ることおよそ4.5㎞、
右岸の断崖にへばり付くようにして建つ入之波温泉の一軒宿です。

入之波温泉は、平安時代に発見されたとされる古湯で、1694(元禄7)年には版木を使って「御夢想塩湯」と
いう宣伝が行われるなど湯治場として栄えていたそうですが、1973年のダムの完成によって水没。
その後、1977年に“ハトの谷”と呼ばれる現在地に旅館を創業し、1984年にボーリングを行ったところ、地
下150mで温泉が自噴し、温泉地が復活しました。

トップページへ



奈良県の温泉へ



祝日にもかかわらず出発
が遅くなり、少し心配し
ましたが、年の暮れが幸
いしたのか、意外なこと
に入浴客は少なめ。

湯切れによる欲求不満を
を解消するべく、1か月
振りの湯浴みを思う存分
楽しませていただきまし
た。    〔14.12.23〕
ひとつ大きな変化があったのが、源泉がドバドバと落とされていたパイ
プ湯口の下に塩ビ波板のカバーが取り付けられていたこと。
前回入湯した際、打たせ湯禁止の張り紙を目にしていましたが、どうや
らそれが徹底されたようです。

加温の影響に加え、遊離二酸化炭素がこの20年間で1/5ほどに減少した
ためか、炭酸味はこれまでと比べて弱く感じましたが、反対に金気臭は
しっかり香り、湯口から離れたところでもはっきりと感知できました。
真冬というこ
ともあって湯
気が立ち込め
る内湯には、
以前と変わら
ず析出物がこ
ってり付着し
た杉丸太造り
の湯船に透明
度25㎝ほどの
茶褐色の濁り
湯がたっぷり
と満たされて
います。
振り返れば、初めてこの浴場を訪
れたのは10年前。
日々の疲れを癒すために週末ごと
に温泉へ通うようになって3か所目
の入浴施設で、その時の強烈な印
象が、その後、湯めぐりにのめり
込む遠因となったのかもしれませ
ん。
その意味では、自身にとっては原
点とも言うべき大切な湯。
これからも、たびたび足を運びた
いと思います。   〔12.01.15〕

2年2か月振りに訪問しました。

真冬に訪れるのは初めてですが、休日にもかかわらず入浴客は終
始数人程度で、嬉しいことに露天のみならず内湯でも一人きりと
いう時間がありました。


ドバドバ掛け流しという湯使いは以前と変わらず。
泉温が少し低いため、この季節には弱く加温されているものの、
内湯の湯口付近では炭酸金気臭が香り、炭酸味も感じられます。
また、湯口の周りでは、析出物が一際大きくなっていました。
最近では休日ともなれば駐車の余地もないほど大勢の立寄り入浴客が来訪し、アクセスほどの秘湯感は感じ
られなくなりましたが、奥吉野の豊かな自然の中で、奈良県では数少ない掛け流しの湯を堪能できる素晴ら
しい浴場です。                     〔09.03.28,12.01.15 記事補訂・画像追加〕
小綺麗な
板張りの
脱衣所に
は、右奥
と左手前
にプラス
チック籠
を納めた
35庫の脱
衣箱が備
えられて
います。
実はここは4階建て吉野造りの最上階となっており、浴場は左手の暖簾が掛か
った階段を下り切ったところに設けられています。
このアプローチ。初めて訪れた頃は薄暗く、ギシギシ鳴り響く階段を恐る恐
る下りたものでしたが、入浴客の増加とともに手が加えられ、2階の休憩所な
どは見違えるほど快適なスペースとなりました。