住 所   長野県松本市安曇白骨4181
  電 話   0263-93-2101
 営業時間   立寄り 本館 10:30~14:00 (休=木,祝は営業)
       外湯 要確認 (土・日・祝のみ営業) 
 入浴料   本館 820円 / 外湯 620円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   新泡の湯源泉
  泉 質   含硫黄-カルシウム・マグネシウム-炭酸水素塩
  泉
 湧出量   1730 ℓ/min
 泉 温   36.9  ℃
 pH   6.4
 成分総計   1.295 g/㎏
    Na=50.1/K=16.2/Ca=173.6/Mg=40.9/Al=0.2/NH4=1.4/
  Fe2=0.1/Mn=0.3(282.8㎎/㎏)
  F=0.4/Cl=46.9/SO4=9.8/HCO3=774.3/CO3=0.3/
  HS=2.3/S2O3=0.8(834.8㎎/㎏)
  H2Si03=32.3/HBO2=8.1(40.4㎎/㎏)
  C02=125.0/H2S=10.5(135.5㎎/㎏)
   
〔2007.02.09〕
 入浴履歴   初訪08.10.18,最終09.04.18(2回目)
 評 価   ★★★★★★★
 白骨温泉
泡 の 湯
                            しらほねおんせん あわのゆ
そして、その先
にあるのが、こ
の宿の名物とな
っている混浴の
野天風呂。

200㎡以上の広
さを誇る湯船に
は、3本の樋と
浴槽内から毎分
800ℓもの湯が
注がれ、青磁の
ような美しい青
白濁の湯がたっ
ぷりと満たされ
ています。
内湯には、正面のガラ
ス窓に沿って2槽に分
かれた木造の湯船が配
され、右側の大きな浴
槽は源泉をそのまま掛
け流した“ぬる湯”、
左の小さな浴槽は熱交
換により40℃ほどに加
温された灰白濁の“あ
ったか湯”となってい
ます。
10時半から3時間という短い時間
ながら、立寄りでも本館内にある
大浴場と混浴野天風呂を利用する
ことができます。

外来入浴の場合は、新館の手前に
ある駐車場に車を停め、裏手に設
けられた専用入口から中へ入って
受付を行い、館内を横断する形で
浴舎へ向かいます。
『泡の湯』は、観光案内所の手前を左へ折れ、県道白骨温泉線(300号)
を乗鞍高原方面へ1.1㎞ほど上っていくと右手に所在する温泉旅館で、
小梨平と呼ばれる白樺林が続く標高1500mの山間に立地しています。

1912(大正元)年に初代館主が笹薮から温泉が湧出しているのを見つけ、
創業した客室数24室の老舗旅館で、1994年に建てられた鉄筋コンクリー
ト3階建ての新館の奥に、1942年築という趣のある木造3階建ての本館が
残されており、かつての姿を偲ばせてくれます。
鎌倉時代にはすでに湧出し、戦国時代には“武田信玄の隠し湯”になってい
たとされる温泉で、元禄年間(1688~1703)に斎藤孫左衛門が温泉宿を開業。
近代以後は斎藤茂吉・与謝野晶子・三好達治などの文人がこの地を訪問し、
中でもこの湯をこよなく愛した若山牧水は、喜志子夫人とともにたびたび訪
れ、歌を残しています。


元来は、温泉成分によって湯船の内側が白くなることから“白船”と呼ばれ
ていましたが、1913(大正2)年から29年にわたって新聞に連載された中里介
山の時代小説『大菩薩峠』の中で「白骨」と表記されてからは、こちらに統
一して呼称されるようになりました。
胃腸病に効能があり、“三日入ると三年は風邪を引かない”とも言われる人
気の温泉ですが、2004年7月に一部施設で入浴剤を混入していたことが発覚
し、全国的な一大騒動に発展しました。

なお、1974年3月には国民保養温泉地に指定されています。
白骨温泉は、十石山(2525m)の東麓、梓川の支流である湯川とこれに注ぐ湯沢の渓谷沿いに11軒の宿泊施設
が点在する山峡の温泉地で、国道158号から県道白骨温泉線(300号)で3.7㎞、あるいは乗鞍高原から上高地
乗鞍スーパー林道を経由して7.5㎞ほどで到着します。

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源泉とともに加温泉も加えられているものの、元々泉温が低いうえに
露天ということで湯温はかなりぬるめで、上空を紅葉が舞う様を眺め
ながらの湯浴みは格別でした。

それでも、温泉としては、浴槽内に挿入されたパイプから手付かずの
源泉が静かに注がれている内湯のぬる湯の方が断然秀逸。
酸化していない新鮮な無色透明の湯からは、さほど強くはないものの
芳ばしい硫黄臭が香り、浸かってしばらくすると身体中がびっしりと
気泡に包まれます。
薄絹を纏ったような感触を何度も掌で楽しみながら、旅館名ともなっ
ている“泡の湯”を存分に堪能しました。
満点を献上したいほどの噂に違わない素晴らしい名湯でしたが、あまりにも入浴客が多くて落ち着きに欠け
る点がマイナス。加えて、混浴露天で女性が入ってくるのをじっと凝視している男性客のマナーにも、後味
の悪さを残しました。                                 〔10.11.25〕
また、内湯を出るとすぐ左には石張りの小振りな露天風呂が
あり、ここにも白濁した加温泉が湛えられていました。
殺風景な感じすらする新館内とは異
なり、浴舎はすべて木造りで、脱衣
所には48庫の脱衣箱と24個の籠が並
べられています。

浴室も高い天井に太い梁が渡される
など、重厚感を感じさせる風情ある
造りで、右側には5基のシャワーカ
ランを鉤形に配した洗い場が設けら
れていました。