住 所   長野県松本市安曇白骨4197-4
  電 話   0263-93-3251 (白骨温泉観光案内所)
 営業時間   10:00~16:00 (7月中旬~8月末 8:30~17:00,
            休=11月下旬~4月下旬)
 入浴料   510円
温泉利用状況   完全放流式 (加温あり・塩素系薬剤 使用)
   
 源 泉 名   隧道1号
  泉 質   カルシウム-炭酸水素塩泉
 湧出量   40.0  ℓ/min
 泉 温   34.5  ℃
 pH   6.78
 成分総計   1.368 g/㎏
    Li=0.4/Sr=0.3/Na=61.3/K=19.7/Ca=176.7/Mg=35.4/
  NH4=痕跡/Fe2=0.1/Ba=0.5/Mn=0.3(294.7㎎/㎏)
  F=0.5/Cl=60.8/SO4=71.0/HCO3=709.2/NO2=痕跡/
  NO3=0.4/HS=0.2(842.1㎎/㎏)
  H2Si03=33.3/HBO2=5.4(38.7㎎/㎏)
  C02=191.8/H2S=0.4(192.2㎎/㎏)   
 
〔2004.06.18〕
 入浴履歴   初訪08.10.18
 評 価   ★★★★
 白骨温泉
公共野天風呂
                    しらほねおんせん こうきょうのてんぶろ
『公共野天風呂』は、入浴剤混入騒
動の発端となった日帰り入浴施設で、
湯川と湯沢が合流する谷底に設けら
れています。

公共駐車場の正面にある格子門を潜
り、整備の行き届いた階段を100段
ほど下りていくと、雰囲気のある横
長の木造小屋に到着。
右手にある受付で、門の後ろにあっ
た券売機で購入した入浴券を手渡し
ます。
白骨温泉は、十石山(2525m)の東麓、梓川の支流である湯川とこれに注ぐ湯沢の渓谷沿いに11軒の宿泊施設
が点在する山峡の温泉地で、国道158号から県道白骨温泉線(300号)で3.7㎞、あるいは乗鞍高原から上高地
乗鞍スーパー林道を経由して7.5㎞ほどで到着します。
朝一番に訪れたためか入浴客は少なく、渓流の音をBGMに白骨の湯を存分に堪能することができました。

ただし、衛生管理を目的として貯湯タンクには次亜塩素酸ソーダが使用されているとのこと。
幸い、硫黄臭に掻き消されて塩素臭はほとんど感知されなかったものの、ただ一つ残念な点として記憶に残
りました。                                      〔10.11.24〕

トップページへ



長野県の温泉へ



脱衣所から外に出ると、2基のシャワーカランが付設された簡
易な屋根付きの塀があり、その先に周囲を礫で縁取った径3.6
mほどの不整円形の湯船が配されています。
湯船に満たされているの
は、淡い青白濁の濁り湯。

泉温が少し低いため、貯
湯タンクならびに浴槽内
で熱交換器によって41.5
℃まで加温されています
が、石積みの湯口では茹
で玉子のような芳ばしい
硫黄臭が香り、湯船の中
でも焦げ硫黄臭が感じら
れました。
浴場は受付前から左へ延びた通路
の先にあり、突き当りが男湯、そ
の手前右が女湯となっています。

脱衣所には、手前の蓋を外して脱
衣箱代わりとした18庫のロッカー
とプラスチック籠のほか、100円
返却式のスチールロッカーも2基
置かれており、少し手狭な感じを
受けます。
鎌倉時代にはすでに湧出し、戦国時代には“武田信玄の隠し湯”になってい
たとされる温泉で、元禄年間(1688~1703)に斎藤孫左衛門が温泉宿を開業。
近代以後は斎藤茂吉・与謝野晶子・三好達治などの文人がこの地を訪問し、
中でもこの湯をこよなく愛した若山牧水は、喜志子夫人とともにたびたび訪
れ、歌を残しています。


元来は、温泉成分によって湯船の内側が白くなることから“白船”と呼ばれ
ていましたが、1913(大正2)年から29年にわたって新聞に連載された中里介
山の時代小説『大菩薩峠』の中で「白骨」と表記されてからは、こちらに統
一して呼称されるようになりました。
胃腸病に効能があり、“三日入ると三年は風邪を引かない”とも言われる人
気の温泉ですが、2004年7月に一部施設で入浴剤を混入していたことが発覚
し、全国的な一大騒動に発展しました。

なお、1974年3月には国民保養温泉地に指定されています。