住 所   長野県松本市安曇白骨4195-6
  電 話   0263-93-2216
 営業時間   休 業
 入浴料   700円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   大石館第1号源泉・蛇穴源泉 混合泉
  泉 質   含硫黄-カルシウム・マグネシウム・ナトリウム-
  炭酸水素塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   46.4  ℃
 pH   6.5
 成分総計   2.007 / 1.728 g/㎏
    Li=0.5/Sr=0.4/Na=90.7/K=29.1/Ca=195.3/Mg=51.1/
  Al=0.06/NH4=0.02/Fe2=0.03/Ba=0.9/Mn=0.2
  (368.2㎎/㎏)
  F=0.6/I=痕跡/Br=0.2/Cl=98.7/SO4=10.3/HCO3=926.3/
  HS=7.8(1044㎎/㎏)
  H2Si03=81.5/HBO2=8.6(90.1㎎/㎏)
  CO2=486.7/H2S=17.6(504.3㎎/㎏)     〔2004.12.27〕

  Sr=0.2/Na=77.1/K=25.2/Ca=187.2/Mg=47.8/
  NH4=痕跡/Fe2=0.09/Ba=痕跡/Mn=0.03(337.6㎎/㎏)
  Br=痕跡/Cl=94.3/SO4=3.4/HCO3=870.3/NO3=痕跡/
  HS=4.4/HPO4=痕跡(973.1㎎/㎏)
  H2Si03=47.4/HBO2=7.0(54.7㎎/㎏)
  CO2=346.8/H2S=15.8(362.6㎎/㎏)     〔1993.12.06〕

 入浴履歴   初訪09.08.15
 評 価   ★★★★
 白骨温泉
わたの湯 柳屋
                      しらほねおんせん わたのゆ やなぎや
かつては6部屋の客室を擁する旅館でした
が、閉館。
その湯を惜しむ声を受け、2006年4月に日
帰り施設として再開されました。

湯治場を想わせる総木造りの2階建て建物
を入ると正面に小さな受付があり、ここで
直接入浴料を支払い、左手前に設けられた
浴場へ向かいます。
脱衣所は小ぢんまりしており、16庫の白い
脱衣箱にプラスチック籠5個が備えられて
いました。
『わたの湯 柳屋』は、観光案内所の前を過ぎて坂道を400mほど上った左手、
湯沢左岸の河畔に所在する大野川区営企業㈱が運営する日帰り入浴施設です。
湯船には透明度25cmほどの白い濁り湯がたっぷりと満たされ、湯面には湯の
華が膜のように浮かんでいます。
少し熱めの湯からは芳ばしい焦げ硫黄臭が香り、湯口の湯を口に含んでみる
と、薄塩味と少炭酸味が感じられました。

奥のガラス窓を開け放つと、緑鮮やかな森の木々が目に飛び込んできて、半
露天のような趣。
窓の下では湯川が轟々と流下しており、この瀬音をBGMに、山の冷気で火
照った身体を冷ましながら湯浴みを楽しみました。


入浴料がもう少し安ければという気がしないではありませんが、白骨温泉ら
しい白濁の硫黄泉を静かにゆったりと満喫できるお勧めの浴場です。
                             〔11.03.29〕
板張りの浴室も右手に4
基のシャワーカラン、左
奥に2.5×1.5mほどの木
造の湯船を配しただけの
簡素な造りですが、湯船
の右奥隅に立っている湯
口は、丸太を刳り貫いた
作った凝ったもので、上
には飲泉用のカップが載
っていました。
白骨温泉は、十石山(2525m)の東麓、梓川の支流である湯川とこれに注ぐ湯沢の渓谷沿いに11軒の宿泊施設
が点在する山峡の温泉地で、国道158号から県道白骨温泉線(300号)で3.7㎞、あるいは乗鞍高原から上高地
乗鞍スーパー林道を経由して7.5㎞ほどで到着します。
鎌倉時代にはすでに湧出し、戦国時代には“武田信玄の隠し湯”になってい
たとされる温泉で、元禄年間(1688~1703)に斎藤孫左衛門が温泉宿を開業。
近代以後は斎藤茂吉・与謝野晶子・三好達治などの文人がこの地を訪問し、
中でもこの湯をこよなく愛した若山牧水は、喜志子夫人とともにたびたび訪
れ、歌を残しています。


元来は、温泉成分によって湯船の内側が白くなることから“白船”と呼ばれ
ていましたが、1913(大正2)年から29年にわたって新聞に連載された中里介
山の時代小説『大菩薩峠』の中で「白骨」と表記されてからは、こちらに統
一して呼称されるようになりました。
胃腸病に効能があり、“三日入ると三年は風邪を引かない”とも言われる人
気の温泉ですが、2004年7月に一部施設で入浴剤を混入していたことが発覚
し、全国的な一大騒動に発展しました。

なお、1974年3月には国民保養温泉地に指定されています。

トップページへ



長野県の温泉へ



丸太に挿し込まれた管からドボドボと掛け流されているの
は、大石館第1号源泉と蛇穴源泉の混合泉。