浴場は傾斜の緩い片流れの屋根を掛けた半露天風呂で、小屋
の中には右側に脱衣用の簡素な棚が設えられています。
湯船は1.4×0.9mほどの大きさのコンクリート造りで、川側
から見て左奥のパイプ湯口から源泉が静かに加えられ、手前
の縁の上端に埋め込まれたパイプを介して、すぐ横を流下す
る川へ排湯されていました。

湯船の規模の割に注入量が少ないことからややなまり気味の
わずかに濁りのある透明湯は、少し熱め寄りの適温といった
湯加減で、槽内では成分臭がわずかに香る程度でしたが、湯
口では弱い玉子臭味を感じることができました。
  住 所   群馬県吾妻郡中之条町入山
  電 話   
 営業時間   24時間
 入浴料   無料
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   
  泉 質   カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉
 湧出量        ℓ/min
 泉 温        ℃
 pH   
 成分総計        g/㎏
 





 入浴履歴   初訪13.08.24
 評 価   ★★★★★★
 尻焼温泉
か ま 湯
                                しりやきおんせん かまゆ
『かま湯』は、尻明橋で長笹沢川の左岸側に渡って左へ折れ、30m余り
先の民家の左手前に設置されている温泉マークの付いた案内板にしたが
って河原に下り、川っ縁の小径を上流側へ60mほど向かうと、川の湯の
すぐ手前に設置されている根廣共有財産が管理する無料で利用できる混
浴の共同浴場です。

何はともあれ名物風呂でひとっ風呂と川の湯の様子を窺いましたが、前
日の大雨で水量が増えて入浴できないらしく、かま湯ともども人っ子一
人いません。
尻焼温泉は、国道145号の新須川橋交差点から白砂川に沿うように北へ延びる国道292号と405号を14.8㎞ほ
ど上り、斜め左へ逸れる県道中之条草津線(55号)で西北西方向へ向かうこと1.1㎞余り、河床から源泉が湧
出する白砂川の支流 長笹沢川に上下2段の堰を利用して造られた開放的な露天風呂「川の湯」が名物となっ
ている、豊かな自然に恵まれた山間の小さな温泉地です。

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湯船に浸かった途端、底から大量の
藻が巻き上がったのにはいささか辟
易しましたが、前面に遮るものが一
切ない開放感は格別で、勢いを増し
た長笹沢川の流れを眺めながら、し
ばしの間、独占浴を楽しませていた
だきました。     〔14.09.24〕
平家の落人によって発見されたという伝説を残し、1854(嘉永7)年の
入山古図に記録されているという温泉で、古くから痔に効能があるこ
とで知られ、源泉が湧き出している川底に穴を掘り、腰を下ろして患
部を浸した際、お尻が焼けるほど熱かったことからそのユーモラスな
名が付けられたそうです。

宿泊施設としては、1926年に花敷温泉の関晴館(2008年8月 閉館)が別
館を創業したのを嚆矢とし、現在は長笹沢川沿いに2軒、そこから北
へ130mほど上った高台の根廣(ねびろ)集落に1軒の湯宿が所在してい
ます。