住 所   富山県砺波市庄川町湯谷235
  電 話   0763-82-0646
 営業時間   立寄り 9:00~16:00 (要確認,休=木)
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   湯谷温泉
  泉 質   ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   39.5 ℃
 pH   
 成分総計   1.551 g/㎏
    Li=0.1/Sr=0.4/Na=344.9/K=1.89/Ca=210.5(557.8㎎/㎏)
  F=0.65/I=0.14/Br=2.27/Cl=774.4/SO4=159.7/
  HCO3=11.96/CO3=2.04/BO2=2.82/HSiO3=7
  (961㎎/㎏)
  H2Si03=28.6/HBO2=3.91(32.5㎎/㎏)
  C02=0.02(0.02㎎/㎏)           
〔2003.07.31〕
 入浴履歴   初訪08.05.03,最終11.05.03(2回目)
 評 価   ★★★★★★★
 湯谷温泉
湯 谷 温 泉
                                  ゆだにおんせん
女湯との仕切り壁に穴を開けて設置されている湯口は、砲台を想わせる
可笑しな形をしています。
シーソーのような構造になっていて、女湯側で湯口を下げると男湯では
上向きとなり、常時かなりの量の湯が注がれていることを視覚的にも実
感できます。

80mほど上流から引湯されているという無色透明の湯は、浸かってしば
らくすると身体中に気泡が付着し、擬似ぬるぬる感が楽しめます。
柔らかな浴感と弱めながら茹で玉子のような硫黄臭味が感じられたこと
から、泉質を単純硫黄泉と思い込んで浸かっていましたが、実際は塩化
物泉とのこと。
そのせいか、40℃に届かない泉温以上によく温まりました。
受付の際に「湯船に浸かるだけのお風呂ですがよろしいでし
ょうか?」と女将さんから尋ねられ、島根県の千原温泉のよ
うにじっと静かに湯に入るのがここの流儀なのかなと勝手に
解釈していましたが、身体を“洗わない”のではなく、“洗
えない”構造となっていたのです。

よく観察すると、一番外側には板によって五角形の区画が作
り出され、その内側に2段の段差が設けられています。
底に拳大の玉石が埋め込まれたこの段差の内側が元来の湯船
で、その外側にある区画との間が洗い場であったようです。
浴場内を浸水させている湯は木枠の外側を伝って女湯側へ向
かい、女湯の壁に開けられた穴から外へ排湯されています。
その穴は、湯船よりもかなり高い位置に設定されているとの
こと。これは湯船が庄川の水面と同じ高さにあり、ダムの放
流時に川の水が浴場内に逆流するのを防ぐための措置とのこ
とでした。
この浴場、中にいるとまったく気が付きま
せんが、小牧ダム直下のほとんど庄川の河
原と言っても差し支えない、とても危険な
場所に設けられています。

水害等への万が一の備えでしょうか、浴場
は全体がコンクリートで造られたドーム状
を呈しており、その外観は何だか一種の要
塞のようです。
階段の途中からは両側がブルーシー
トで覆われ、かつての浴室跡はまる
で廃墟のような有様です。

湯上がりに女将さんに伺ったところ
では、2004年10月に襲来した台風23
号による水害の爪痕とのことでした。
旅館の玄関は奥の建物にあり、そ
こから寄棟屋根の一番大きな建物
に移り、館内を貫く長い廊下をず
んずんと奥へ進みます。
途中、廊下の両側には小さな客室
が並んでおり、湯治場だったころ
の雰囲気を多少味わうことができ
ます。
手前側の建物に行き着いたところ
で今度は右。屋根付きの長い階段
を下り切るとようやく浴場に到着
です。
庄川温泉郷は、2004年11月1日に砺波市と合併した旧東礪波郡庄川町内に点在する、庄川沿いの弁天・薬師・
三楽園・庄川・湯谷の各温泉にある一軒宿の総称です。

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浴場の造りや湯口のインパクトが強いものの、温泉自体も湯量豊富な鮮度抜群の極上湯で、とても満足しま
した。
実は、拙サイトと相互リンクしていただいているせっとんさんと初めてお目に掛かり、短い時間ながら楽し
く湯の中談義させていただいたのがこの浴場でした。そのことからも、忘れられない思い出の一湯です。
                                           〔10.08.29〕
浴室内は階段のすぐ下まで湯に浸かっていて、洗い場となる陸部が全然見当た
りません。
右左で男女別に分かれている浴場
の入口は、蛇腹のカーテンのみ。
その奥もさらに階段が続いていま
すが、途中、右手の壁には木製の
脱衣箱12庫が嵌め込まれており、
踊り場となっている狭い空間がそ
のまま脱衣所となっていました。

そして、そこからさらに階段を下
りた先が待望の浴室です。
『湯谷温泉』は、砺波市街から国道156号で飛騨方面へ南下する途中、国道471
号に入って700mほど進んだ庄川右岸の崖際にひっそりと佇む温泉旅館です。
かつては湯治もできる宿でしたが、現在は素泊まりと立寄り入浴のみ受け付け
ています。
国道の脇にある「湯谷温泉」と朱書きされ
た私設のバス停が目印。
その横に設けられた駐車場に車を停め、バ
ス停右手の細い坂道を下り切ると、3棟の
建物を廊下で一部繋いで逆コ字形に配置し
た、風格と風情のある木造2階建ての建物
が現れます。

立寄り入浴の受付時間より30分ほど早い訪
問にもかかわらず、応対された女将さんは
とても物腰の低い親切な方で、少しも嫌な
顔をされずに入浴を許可してくれました。