住 所   大阪府岸和田市並松町25-17
  電 話   072-423-1126
 営業時間   2012.02.29 閉館
 入浴料   平日 1260円・土日祝 1575円 (26日 1050円)
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   千亀利の湯
  泉 質   単純温泉
 湧出量   430  ℓ/min
 泉 温   37.3  ℃
 pH   8.18
 成分総計   0.3061 g/㎏
    Na=66.3/K=1.5/Ca=4.9/Mg=0.6/NH4=0.6/Fe2=0.7
  (74.6㎎/㎏)
  F=0.1/Cl=7.7/HCO3=183.5/CO3=2.1/HS=0.1/S2O3=1.0
  (194.5㎎/㎏)
  H2SiO3=34.1/HBO2=0.9(35.0㎎/㎏)
  CO2=2.0(2.0㎎/㎏)
             〔2004.11.10〕
 入浴履歴   初訪12.02.26
 評 価   ★★★★★★★
 
スパ・リゾート リバティ
                                すぱ・りぞーと りばてぃ
浴槽内で不感温度となっ
たぬる湯は、暑い季節に
は格別でしょうが、2月の
下旬とはいえ真冬並みの
寒さとなったこの日は、
露天に出て来られる入浴
客は少なく、かなりの時
間、湯口のすぐ横でこの
極上湯を独占することが
できました。
各湯船に供されているのは、岸煉の工場跡地で行われたボー
リングで地下1300mの12400年前の地層から湧出したという、
“千亀利の湯”と名付けられた弱アルカリ性の単純温泉。
掛け流し浴槽以外で利用されている温泉は、一旦貯湯槽で高
温に加温されたうえで、加水・塩素系薬剤使用・循環濾過と
いう手が加えられており、結果、薬湯風呂を除く各湯船に満
たされた透明湯は、塩素臭がしっかり香る白湯と識別しがた
い代物となっていました。

その中でやはり秀逸なのは、傍らに郡司さんの解説板が添え
られた源泉掛け流し露天風呂です。
右奥の岩組みの間からドボドボと注がれている手付かずの源
泉からは、弱金気臭と微弱ながら茹で玉子のような硫黄臭が
香り、微細な泡付きによる少つるり感も楽しむことができま
した。
フロントの向かいにある階段で2階に上がると、右側には湯上がり後の
休息処としてソファが並び、その左奥が浴場の入口となっています。
大きな暖簾を潜った先の脱衣所には、奥行きの長い右側に870庫もの縦
長の脱衣ロッカーがずらりと並び、左側は12席分のパウダールームとな
っていました。

浴場は内湯と露天エリアからなり、ゆったりした内湯には、入って左手
前に1基ずつ仕切られた洗い場、その奥に低温と漢方風の2種の薬湯、右
手前には遠赤外線サウナとその奥に古代檜風呂、右手中央には大源泉風
呂と子供風呂・冷水風呂の3槽に分かれた主浴槽、その奥にジェット風
呂“水流浴”、さらにその背後にはアミューズメントプールがそれぞれ
配されていました。
年中無休のオールナイト営業ということですが、浴場の利用は朝7時か
ら翌朝の5時までということで、早起きして6時40分ごろに到着。
館内に入るとすぐ左手にある100円返却式の下足箱に履物を預け、その
奥に続くフロントで下足箱の鍵と入浴料を提示し、引き換えにバーコー
ド付きの脱衣ロッカーの鍵と浴衣・バスタオルなどが入ったバッグを受
け取ります。

休日にはいつも見られる光景なのか、はたまた閉館直前で、かつ入浴料
が安くなる毎月26日の“フロの日”と休日が重なった影響かは分かりま
せんが、早朝から多くの入浴客が足を運び、昼ごろには大混雑していま
した。
『スパ・リゾート リバティ』は、阪神高速4号湾岸線の岸和田南I.Cから府道大阪臨海線(29号)を1.4㎞ほど
北上すると右手に現われる、運び湯を利用した入浴施設を全国展開している万葉倶楽部㈱が運営する入浴施
設です。
元は、1988年3月に老舗の煉瓦製造会社 ㈱岸煉が創業100周年の記念
として工場跡地に開業した「クアオルトリバティ 泉州健康センター」
という健康ランドでしたが、2004年12月、同社は経営破綻。
2005年10月に会社更生手続き中であった岸煉から㈱ナムコが事業承継
し、同年12月のリニューアルを機に改称され、2010年の半ばからは、
万葉倶楽部に運営が移っていました。

その間、2004年7月25日には、テレビ東京系の番組「TVチャンピオ
ン」“全国温泉通選手権”で3連覇を達成された郡司 勇氏の監修によ
る源泉掛け流し露天風呂が加わり、良い評判も耳にしていましたが、
割高の入浴料がネックとなり、未湯のままとなっていました。
ところがつい先日、偶然覗いた公式サイトで平成24年2月末閉館とい
うニュースに接し、それならばということで訪れることにしました。
また、左右2つのガラス扉から出
入りできる露天には、左に四阿付
きの露天風呂、中央のガラス沿い
に3つの壺風呂、右端に郡司さん
の監修で造られた3.4×2.9mほど
の源泉掛け流し露天風呂が設置さ
れています。

冷水風呂を除く各浴槽には、すぐ
横に源泉率や循環・殺菌の有無と
いった温泉の利用状況が明示され
ており、とても好感しました。
アミューズメントプール
主浴槽
古代檜風呂

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閉館間際の駆け込み入浴でしたが、温泉の個性の発現は、成
分の多寡もさることながら、その利用の仕方に因るところが
大きいことを改めて教えてくれた浴場でした。〔12.02.29〕