住 所 |
鳥取県東伯郡湯梨浜町旭83
|
電 話 |
0858-32-0828
|
営業時間 |
6/1~8/31 平日9:00~20:30 / 土15:00~
20:30 / 日15:00~19:00
9/1~5/31 平日9:00~20:00 / 土13:00~
20:00 / 日13:00~17:00
|
入浴料 |
200円
|
温泉利用状況 |
完全放流式
|
|
|
源 泉 名 |
東湖園・東郷温泉管理協同組合配湯 混合泉
|
泉 質 |
ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
|
湧出量 |
ℓ/min
|
泉 温 |
44.1 ℃
|
pH |
7.8
|
成分総計 |
1.085 g/㎏
|
|
Na=271.1/K=6.6/Ca=75.0/Mg=1.0/Fe2=0.1(353.8㎎/㎏)
F=4.7/Br=1.0/Cl=359.1/SO4=201.0/HCO3=72.0
(637.8㎎/㎏)
HAsO2=0.1/H2SiO3=87.3/HBO2=3.6(91.0㎎/㎏)
CO2=1.8(1.8㎎/㎏) 〔2009.02.13〕
|
入浴履歴 |
初訪14.10.11
|
評 価 |
★★★★★
|
東郷温泉
|
老人福祉センター 東湖園
|
とうごうおんせん ろうじんふくしせんたー とうこえん
|
営業開始直後ということもあり鮮
度良好で清澄な透明湯は適温で、
浸かった瞬間には弱い焦げ臭、そ
の後に微弱ながら石膏臭と微渋味
が感じられ、肌がきしきししまし
た。
脱衣所・浴室とも大きな曇りガラ
スから採光が確保された明るく清
潔感に溢れた造りで、高齢者でな
くとも安心して湯浴みを楽しむこ
とができる良い浴場でした。
〔15.11.23〕
奥辺右寄りに
同じく紅御影
石で設えられ
た湯口からザ
バザバと掛け
流されている
のは、独自源
泉と東郷温泉
管理協同組合
で集中管理さ
れている共同
源泉を混合し
た含石膏-食
塩泉。
左奥のガラス戸から出入りする
浴室はタイル張りで、片流れの
天井は高く、換気も良好です。
左壁には3基のシャワーカラン
が並び、対する右には紅御影石
で縁取った幅3.4m強、右辺の
奥行き3.0m強の左横向きの台
形を呈したタイル張り湯船が配
されていました。
前後に並ぶ入口のうち、手前側が男
湯。
木戸を開けて暖簾を潜ると、浴室と
の間がガラス張りとなった脱衣所に
は、右側に18庫の鍵付きロッカー、
左手前にボウル2基の洗面カウンタ
ーが設置され、その前には駅などで
見られる4名分のベンチが備えられ
ていました。
平日の日中は線路側に臨んだ福祉
センターの正面入口から入館でき
ますが、17時以降と土・日曜は入
口が閉鎖されることから、入浴利
用の際は西側へ回ってデイサービ
スセンターの裏口から出入りする
ようになっています。
扉を入ってすぐ右手の受付で入浴
料を支払い、中庭に沿ってまっす
ぐ奥へ延びる廊下の左側の男女別
浴場へ歩を進めます。
東郷温泉は、その形が翼を広げた鶴に似ていることから“鶴の湖”または“鶴ヶ池”とも呼ばれる周囲約12
㎞の東郷池(湖)の南東岸に位置し、湖に住む鯉が温泉の存在を教えたというユーモラスな伝承を残す温泉地
です。
『老人福祉センター 東湖園』は、松崎駅から山陰本線と並行する道路
を240mほど南西へ向かうと右手に所在する、旧東郷町が1966年に開設
し、1990年に新築した老人福祉センター内に設置されている浴場で、現
在は指定管理者である社会福祉法人 湯梨浜町社会福祉協議会によって
管理運営されています。
上段の記載のように利用時間が時季と曜日によって細かく分かれている
ため、これまでなかなか訪問する機会に恵まれませんでしたが、10月の
3連休を利用して三朝温泉へ宿泊することとなり、その前にようやく立
ち寄ることができました。
江戸時代には温泉が湖底で自噴し
ていることが知られており、松崎
の町人が鳥取藩に温泉の汲み上げ
を願い出たりしています。
1872(明治5)年にはボーリングが
実施されて温泉が開発され、1904
(明治37)年の山陰本線松崎駅開業
とともに発展しました。
現在では5軒の宿泊施設のほか、
多目的温泉保養施設なども造られ
ています。