住 所   静岡県伊豆市土肥61-3
  電 話   0558-98-1807
 営業時間   10:00(7・8月 7:00)~21:00 (休=第2火)
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式 (塩素系薬剤 使用)
   
 源 泉 名   土肥温泉(混合泉)
  泉 質   カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉
 湧出量        ℓ/min
 泉 温   54.3  ℃
 pH   8.3
 成分総計   1.587 g/㎏
    Na=174.4/K=5.7/Ca=300.7/Mg=1.0(481.8㎎/㎏)
  Br=0.1/Cl=214.1/SO4=817.9/HCO3=23.7/
  CO3=1.2(1057.0㎎/㎏)
  H2Si03=46.9/HBO2=1.3(48.2㎎/㎏)
  
                        
〔2010.10.08〕
 入浴履歴   初訪09.03.22
 評 価   ★★★★
 土肥温泉
大藪区共同浴場 弁天の湯
        といおんせん おおやぶくきょうどうよくじょう べんてんのゆ
一方、右手前の
ガラス戸の先に
は屋根付きの半
露天があり、板
張りの中央に一
枚岩を刳り貫い
た長径1.45mほ
どの可愛らしい
オーバル形の湯
船(もう一方は
岩風呂)が置か
れ、筒状の湯口
から源泉がドボ
ドボと掛け流さ
れています。

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各湯船に供されているのは山脈・下庄田・山ノ神・水口・水口洞・中村の6源泉からなる混合泉で、無色透明
で清澄な湯からは、ほぼ無味無臭ながらわずかに焦げたような石膏臭が感じられました。

露天風呂のみ加水が許されていたものの、一番風呂だったお陰か、肌がビリビリするぐらいの鮮度良好な熱
めの湯が張られており、土肥漁港を眺めつつ火照った身体を冷ましながら、この刺激的な湯を十分楽しむこ
とができました。                                   〔11.01.10〕
脱衣所は清潔感があり、5段の棚
に10個のプラスチック籠が備えら
れ、その横には白い洗面台も置か
れています。

新しい施設らしく、浴場には内湯
のほかに露天も併設。
内湯は湯船を含めた全体が御影石
の石板造りで、左に4基のシャワ
ーカランが並び、右には左手前の
角を欠いた幅1.5m、奥行き2.65
mほどの湯船が配されています。
暖簾が掛かった男女月替りの浴場は、カウンターと対向する右側。
『弁天の湯』は、国道136号の土肥中浜交差点から県道沼津土肥線(17号)
で北へ550mほど向かった大藪地区に所在する、4か所の共同浴場の中で
は唯一午前中から営業している浴場です。

県道の右手に建つ鉄筋コンクリート造り2階建ての白壁の建物は、1999
年12月に改築されたもので、伊豆らしく下端をなまこ壁風に仕上げ、1
階を大藪区公会堂、2階を共同浴場として利用しています。
向かって左側の階段を上がっていくと、入口である格子戸の右横には券
売機が設置されており、ここで入浴券を購入。中に入ると左手に受付カ
ウンターがあり、管理人のおじさんへ入浴券を手渡します。
土肥温泉は、土肥山川の河口付近と駿河湾を望む海岸沿いに50軒余りの旅館・民宿・ペンションと4か所の共
同浴場が建ち並ぶ、西伊豆を代表する温泉地です。
1610(慶長15)年、馬場地区にある曹洞宗の寺院 安楽寺の境内で発見されたとされる西伊豆最古の温泉で、
江戸幕府の命によって裏山で金鉱を試掘中、2世和尚が採掘の成功と自身の病気平癒を薬師如来に祈願した
ところ、満願の夜に夢枕に立った薬師如来のお告げどおりに坑道から温泉が湧出し、この湯に浸かるとたち
まち病が癒えたことから、“安楽寺の鉱(まぶ)湯”と呼ばれるようになったそうです。

温泉街の開発が始まったのは明治時代の後半。1902(明治35)年に野毛新兵衛氏が温泉を掘り当て、内湯旅館
を開業したのを嚆矢とし、その2年後には勝呂宗平・朝香平十郎・朝香安蔵の3名が共同で温泉を採掘、旅館
業を始めました。
ところが、1941年に土肥金山㈱による坑道掘進によって泉脈が断たれ、43本ほどあった源泉はすべて枯渇。
そこで、1949年に旧土肥町と鉱山が協定を締結し、坑道内で湧く温泉を鉱山が無償提供することで温泉が復
興しました。
現在、市によって集中管理されている6本の源泉があり、1日に600万ℓもの豊富な湯量が湧出しています。