住 所   北海道空知郡上富良野町十勝岳温泉
  電 話   0167-39-4111
 営業時間   立寄り 8:00~20:00
 入浴料   800円 (冬期 600円)
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   凌雲閣 1号井 / 凌雲閣 2号井
  泉 質   酸性・含鉄(Ⅱ)-アルミニウム・カルシウム-硫酸
  塩泉 / 含鉄(Ⅱ)-カルシウム・ナトリウム-硫酸
  塩泉
 湧出量           ℓ/min
 泉 温   32.1 / 51.1  ℃
 pH   2.3 / 6.3
 成分総計   1.650 / 2.133  g/㎏
    H=5.1/Na=25.6/K=5.7/Ca=100.9/Mg=20.4/Al=47.5/
  NH4=4.7/Fe2=51.4/Fe3=18.2/Zn=0.1/Mn=1.4
  (281.0㎎/㎏)
  F=4.3/Cl=53.4/SO4=887.4/HSO4=149.8/H2PO4=0.5
  (1095㎎/㎏)
  HAsO2=1.3/H2SO4=1.9/H2SiO3=168.3/HBO2=46.9
  (218.4㎎/㎏)
  CO2=56.1(56.1㎎/㎏)           〔2015.07.31〕

  Na=160.3/K=21.6/Ca=262.4/Mg=58.7/Al=0.9/NH4=3.0
  (533.2㎎/㎏)
  F=0.6/Cl=104.2/SO4=1048/HCO3=106.2/H2PO4=0.1
  (1259㎎/㎏)
  HAsO2=0.2/H2SiO3=184.1/HBO2=41.7(226.0㎎/㎏)
  CO2=114.9(114.9㎎/㎏)
          〔2015.07.31〕
 入浴履歴   初訪17.07.14
 評 価   ★★★★★★
 十勝岳温泉
湯 元 凌 雲 閣
                      とかちだけおんせん ゆもと りょううんかく
また、露天では2本の源泉を混合して湯温調整が行われてい
るようであり、モスグリーン色となった上段は少し熱め、上
段から溢れ湯が流下し、女湯との境に積まれた岩の間に埋め
込まれたパイプからも湯が落とされている下段は、内湯の大
浴槽と同様な色合いに濁り、少しぬるめとなっていました。


ジリジリ照りつける真夏の陽射しと虻・蚋など虫の来襲が気
になって長湯を満喫することはできませんでしたが、幸いに
も安政火口を抱くように連なる上ホロカメットク山や上富良
野岳など十勝岳連峰の山々を180度のパノラマで望むことが
でき、とても満足しました。         〔17.12.02〕
このうちよく知られてい
るのは、巨岩の背後の壁
際にある湯口から大浴槽
に加えられている後者で、
透明度20㎝に満たない支
子色に濁った少し熱めの
湯からは土類臭と金気臭
が香り、肌がきしきしし
ます。
一方、大浴槽に浸かって
いると先客に勧められた
のが、巨岩前の小浴槽に
掛け流されている1号井。
鉄錆色に染まったタイル張り湯船に満たされた透明湯は、浸
かる瞬間に冷やっとする低温泉で、見かけに反してほぼ無臭
ながら少酸味が感じられました。
さらに、洗い場の奥のガラス扉を抜けると渓谷の断崖絶壁に上下2段の
露天風呂が併設されており、好天時には湯船に浸かりながら眼前に迫る
十勝岳連峰の絶景を楽しむことができます。
ビニール製の茣蓙が敷かれた脱衣
所はゆったりした造りで、左手前
に100円有料のコインロッカー15
庫と左壁に10個のプラスチック籠
を納めた脱衣箱15庫、右手前に同
じく脱衣箱21庫と籠14個、右壁に
脱衣箱18庫と籠12個がそれぞれ備
えられ、奥壁右端にはボウル1基
の洗面カウンターが設けられてい
ました。
『湯元 凌雲閣』は、温泉掘削に成功した會田氏が山道を人手と馬で資材を運び上げながら建設に取り掛か
り、自衛隊による十勝岳産業道路の開削やスガノ農機㈱の創業者 菅野豊治氏の出資等、大勢の協力を得て
1963年7月に山小屋として創業された温泉宿で、宿名は“雲を凌ぐ宿”という意味から名付けられました。

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この宿で利用されている
のは、含石膏-酸性緑礬泉
の1号井と動力揚湯されて
いる含芒硝-石膏泉の2号
井という、いずれも自噴
している2本の自家源泉。
自然の巨岩を壁の一部に組み
込んで造られたというタイル
張りの浴室は、脱衣所から階
段を7段分下りた位置にあり、
階段の右横にサウナ、右手の
仕切り壁手前にタイル張りの
水風呂、その奥にシャワーカ
ラン6基が並ぶ洗い場が続き、
訪問時には作動していません
でしたが階段の左横に気泡風
呂、巨岩の前後に大小2槽の
湯船が配されていました。
浴室入口のガ
ラス扉を開け
るといきなり
目に飛び込ん
でくるのが、
左壁から大き
く突き出し、
上面には苔も
付着している、
奥会津湯ノ花
温泉の共同湯
「石湯」を凌
駕する圧倒的
な巨大な岩で
す。
片引き戸の玄関を入ると正面に売店とフロントが左右に並んでおり、フ
ロントで入浴料を支払い、右手の階段を下りて地下にある浴場へ向かい
ます。

男女別の浴場は、階段から市松模様にカーペットが敷かれた廊下を進ん
で右へ折れると突き当たりで左右に分かれており、左側が男湯となって
います。
道道を上り詰めると、突き当たり
に設けられている駐車場は平日に
もかかわらずほぼ満車状態で、び
っくり仰天。
どうやら登山者の車のようです。

十勝岳連峰を背に3軒の中では最
も高い標高1280mに立地する建物
は、1994年12月に改築された鉄骨
一部鉄筋コンクリート造りの地下
1階・地上2階建てで、客室は和14
・洋2の全16室を数えます。
十勝岳温泉は、JR富良野線の上富良野駅前から道道吹上上富良野線
(291号)で東南東方向へ向かうこと16㎞余り、十勝岳を主峰とする十
勝岳連峰に属する三段山(標高1748m)の中腹に3軒の湯宿が点在する、
北海道で最も高所に位置し、1967年10月に国民保養温泉地に指定され
ている温泉地です。

1960年5月、十勝岳の地図を作成するために測量を行っていた會田久
左衛門氏が安政火口の渓谷を満たした雪解け水が温かいことに気が付
き、翌年6月にヌッカクシフラヌイ川の上流で泉源を見つけて本格的
にボーリングに着手。
3か月後に湯温43℃、毎分250ℓの高温泉が湧出しました。