住 所   北海道河東郡音更町十勝川温泉南14-1
  電 話   0155-46-2201
 営業時間   立寄り 13:00~22:00
 入浴料   550円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   富士ホテル源泉
  泉 質   単純温泉
 湧出量   60   ℓ/min
 泉 温   43.1  ℃
 pH   7.7
 成分総計   0.662  g/㎏
    Na=128.1/K=8.4/Ca=1.5/Mg=0.5/NH4=1.1/Fe2=0.3/
  (139.9㎎/㎏)
  F=0.3/Cl=19.5/SO4=0.4/HCO3=350.6/CO3=1.3/
  HPO4=1.3(373.4㎎/㎏)
  H2SiO3=141.2/HBO2=0.4(141.6㎎/㎏)
  CO2=7.3(7.3㎎/㎏)            〔2013.07.23〕
 入浴履歴   初訪17.07.15
 評 価   ★★★★★★
 十勝川温泉
富 士 ホ テ ル
                            とかちがわおんせん ふじほてる
暖簾の掛かった竪連子の引違い戸を
入ると、タイルカーペット敷きの脱
衣所はそれほど広くはないものの清
潔感のある造りで、浴室に向かって
右には洗面ボウル2基のパウダーコ
ーナーが設けられ、対する左壁には
各段にプラスチック籠を5個ずつ載
せた3段棚が備えられていました。

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集中管理源泉を利用している入浴施設が多い当温泉地にあって、地下から動力揚湯されているという鮮度抜
群の自家源泉も期待に違わぬ素晴らしさで、再訪する機会があればぜひとも宿泊利用したいと思います。
                                           〔18.02.06〕
予備知識なく年季の入ったホテル
をイメージして訪問したため、館
内へ足を踏み入れるといきなり目
に飛び込んできたアンティーク調
の家具が置かれた小洒落たロビー
にいささかびっくり。
烏龍茶のよう
な色合いの美
しい透明湯は、
湯面から針葉
樹のような清
涼感のあるモ
ール臭、湯口
ではさらに玉
子臭・金気臭
と少苦味が感
じられ、熱め
寄り適温の湯
に浸かると肌
がつるすべし
ました。
浴室はタイル張りで、前
面の磨りガラスから柔ら
かな陽が注がれ、採光は
良好です。

左壁に6基のシャワーカ
ランが並び、右には御影
石で縁取った4.4m弱×
2.6mほどのタイル張り
湯船と小さな水風呂、そ
の手前にサウナが配され
ていました。
右奥の石造りの湯口からたっぷりと掛け流されているのは、
1㎏当たり2.1gの腐植質を含有しているという単純温泉。
二重となった自動ドアの玄関を入
ると、落ち着きのあるロビーの右
手前に券売機が設置されており、
購入した入浴券をその前にあるフ
ロントへ手渡します。

このホテルには、内湯のみの男女
別浴場のほかに大小2室の家族風
呂があり、男湯はフロントの左に
設置されているエレベーターの裏
手右側に位置しています。
『富士ホテル』は、1997年に温泉街の西端に設立された十勝ネイチャー
センターから道道を南東へ360m余り向かった温泉街のほぼ中央に位置
する、昭和30年代中頃に創業されたふじや旅館を前身とし、経営を引き
継いだ(株)山下観光が1983年に創業したホテルです。

2002年4月にリニューアルされた立面長方形の無骨な外観の建物は6階建
てで、客室は全32室を数えます。
当初は下士幌温泉、次いで雨宮温泉と呼ばれていましたが、1933(昭
和8)年、十勝毎日新聞社の前身である帯広新聞社の創立者で十勝の観
光開発に尽力した林豊州氏が、観光地として大きく発展させるために
広く親しまれる名称をと郷土選出の衆議院議員の三井徳法氏に命名を
依頼し、現在の温泉名となりました。

1993年からは温泉資源の枯渇を案じて源泉の集中管理方式に移行し、
2004年10月には、植物起源の有機成分(腐植質)が溶け込んだ温泉であ
る“モール温泉”が「北海道遺産」に選定されました。
十勝川温泉は、JR根室本線の帯広駅北口から南十一丁目通を260m東進して大通南12交差点を左へ折れ、国
道236・241号と道道長流枝内木野停車場線(498号)を経由して東北東へ約11㎞、十勝川を挟んで帯広市の北側
に位置する音更町の南端東寄りに8軒の宿泊施設と2016年12月に開業したスパリゾート施設が点在する温泉地
です。

1874(明治7)年の『北海道地誌要領』に「音更川湯、河東郡ニアリ、泉質未詳」と記録されているように、明
治初期から葦の生い茂る湿地帯に点在する沼で生温い湯が湧き出していることが知られていましたが、1900
(明治33)年、依馬嘉兵衛(嘉平)氏が現 笹井ホテルの辺りで自然湧出していたぬる湯を1m四方の箱に引き、
沸かして利用に供したのが始まりとされ、1913(大正2)年には前田友三郎氏が手掘りで、1928(昭和3)年には
雨宮駒平氏が機械ボーリングによって温泉の掘削に成功しました。