住 所   奈良県吉野郡十津川村平谷693
  電 話   0746-64-0035
 営業時間   2009 休館
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式 (夏期 加水あり)
   
 源 泉 名   十津川温泉2号・7号混合源泉
  泉 質   ナトリウム-炭酸水素塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   60.2 ℃
 pH   7.5
 成分総計   1.782 g/㎏
    Li=1.1/Na=435.0/K=18.9/Ca=18.8/Mg=1.7/Al=0.01/
  NH4=1.6/Fe2=0.08/Ba=0.1/Mn=0.01(477.12㎎/㎏)
  F=4.9/Cl=259/SO4=2.2/HCO3=971/CO3=15.2/
  NO3=0.55/HS=0.46(1253.32㎎/㎏)
  H2SiO3=23.0/HBO2=2.5(25.5㎎/㎏)
  CO2=26.0/H2S=0.2(26.2㎎/㎏)
     
〔2014.03.15〕
 入浴履歴   初訪08.01.05
 評 価   ★★★★
 十津川温泉
旅 館 湧 山 荘
               とつかわおんせん りょかん ゆうざんそう
観月乃湯は、3×1.5mほどの岩風呂とその手前にほぼ同大の
洗い場を設けた小ぢんまりした造りで、黄褐色の析出物が付
着した湯船には、2本の源泉を混合した十津川温泉の共同源
泉が掛け流されています。

夏期以外は加水せずに注入量で湯温調整をしているため、左
奥にある湯口からの注入量はさほど多くはありませんが、白
色や半透明の湯の華が多数舞う透明な湯からは、この温泉特
有の金気を含んだ芳ばしい匂いが香り立っていました。
また、2基あるカランでも温泉が利用されており、湯船内で
は不明瞭であった硫黄臭も、弱めながらはっきりと感じられ
ました。

特筆されるのは湯船からの眺望で、入浴しながら二津野ダム
湖と対岸の山々を一望でき、開放感・爽快感は抜群でした。
十津川温泉は、五条市の北西部を斜めに抜ける国道24号の本陣交差点から国道168号で南へおよそ74㎞、奈
良県の南端に位置し、日本で最も面積の広い村として知られる十津川村の南寄り、8軒の宿泊施設や公衆浴
場、商店や飲食店が集まる二津野ダム湖に面した温泉地です。

元禄年間(1688~1704)、炭焼き人夫によって上湯川河畔で源泉が発見され、1974年にダム湖ができた際、泉
源の下湯から引湯し、温泉街が形成されました。
1985年3月には、同じ村内の湯泉地温泉・上湯温泉とともに“十津川温泉郷”として国民保養温泉地に指定
され、2004年6月28日には、温泉郷のすべての温泉入浴施設を対象としたわが国では初めての「源泉かけ流
し宣言」を行いました。

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奈良県の温泉へ



宿を辞する際、女将さんから「十津川にいらした時にはいつでも寄って下さい」と暖かい言葉を掛けていた
だきましたが、その後、ご高齢もあって休業されたとのこと。
一度の訪問でとても魅了された湯宿だっただけに、心から営業の再開を願いたいと思います。
                                  〔10.08.02,13.01.27 記事補訂〕
『旅館 湧山荘』は、バスターミナルがある庵之前橋を渡り、国道168号
を500m余り西へ向かうと左手に所在する、お年を召したご夫妻が経営さ
れている客室数全10室の温泉旅館です。

女将さんの応対はとても丁重で、事前に連絡を入れてお邪魔したところ、
玄関先にはすでに2人分のスリッパが用意されていました。
吉野造りの下の階にも内湯と露天からなる浴場が設けられていますが、
訪れた時は、館内に入って右手にある“観月乃湯”と呼ばれる露天風呂
を貸切で利用させていただきました。