住 所   和歌山県西牟婁郡白浜町椿485
  電 話   0739-46-0101
 営業時間   2011.05.08 閉館
 入浴料   700円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   延命湯
  泉 質   単純硫黄泉
 湧出量   41   ℓ/min
 泉 温   35.1 ℃
 pH   10.0
 成分総計   0.280 g/㎏
    H=<0.1/Na=86.1/K=0.4/Ca=1.0/Mg=<0.1/Al=1.2/
  Fe2=<0.1/Mn=<0.1(88.8㎎/㎏)
  F=6.1/Cl=41.0/SO4=0.8/HCO3=45.5/CO3=31.4/
  OH=1.6/HS=2.1/BO2=3.1/HSiO3=59.4/(191.0㎎/㎏)
  H2Si03=<0.1/HBO2=<0.1(0㎎/㎏)
  C02=<0.1/H2S=<0.1(0㎎/㎏)   〔2005.11.16〕
 入浴履歴   初訪07.04.08,最終10.01.17(3回目)
 評 価   ★★★★★★
 椿温泉
 国際観光旅館 冨 貴
            つばきおんせん こくさいかんこうりょかん ふうき
主浴槽の源泉も泡付きを伴った肌がつるりとする湯で申し分
ありませんが、それ以上に秀逸なのが、浴槽内で静かに掛け
流されている小浴槽の湯です。
温泉に浸かっていることを忘れてしまいそうな不感温度の湯
からは、仄かに硫黄臭が香り、無色透明の湯の中ではゼリー
状の湯の華も見られます。
鮮度が良いのか身体中に気泡がびっしりと付着し、つるつる
度も一段と強く感じました。
また、飲泉カランの湯からは、茹で玉子のような芳ばしい硫
黄臭味と甘味が感じられました。

白浜温泉の陰に隠れ、全国的な知名度はあまり高くはありま
せんが、太平洋の大海原を眺めながら身体がとろけそうなぬ
る湯で長湯を楽しむことができる、源泉名のとおり本当に寿
命が延びそうな極上の一湯です。       〔10.01.17〕
浴室に入ってまず目に飛び込んでくるのは、正面に嵌め殺し
となったガラス窓の向こうに広がる太平洋の絶景で、その手
前には中央で2槽に仕切られた縁と側面を平石、底面をタイ
ルで仕上げた主浴槽が幅一杯に置かれています。
また、左側に並ぶ4基のシャワーカランに対するように、右
手前には1.9×1.2mほどの隅丸長方形の小浴槽が配され、主
浴槽との間には飲泉用のカランが設置されていました。

主浴槽の右側には泉温35.1℃の源泉、左には加温泉がそれぞ
れ掛け流され、両者は仕切り壁の中央下に開けられた穴を通
して混ざるようになっています。
椿温泉は、白浜温泉から直線距離で南東方向へおよそ9㎞、太平洋を望む枯木灘海岸に7軒の宿が点在する小
さな温泉地です。

江戸時代前期、椿谷に白鷺が度々飛来し、そこに自然湧出する湯で傷ついた脚を癒していたという故事を耳
にした普門寺の一世住職 湛海和尚が湯船を作り、“鷺の湯”と名付けたのが始まりとされ、同時代の中期
にはすでに“椿湯”と呼ばれていたそうです。
1839(天保10)年、紀州藩が幕府の命によって編纂した地誌『紀伊続風土記』に「湯小温にして水清く、唯柔
なり」と紹介され、1851(嘉永4)年の『諸国温泉効能鑑』では“紀州大ぜちの湯”として西方前頭16枚目に
位置付けられるなど、江戸時代から湯治場として知られてきました。

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『国際観光旅館 冨貴』は、国道42号から案内板にしたがって700mほど南進した海岸際に所在する、20室の
客室を擁する鉄筋3階建て温泉旅館です。

1960年6月に湯治宿として創業したそうですが、カナリア色の建物はどちらかと言えば南欧っぽい雰囲気を漂
わせています。
館内に入ると、正面は一面に赤絨毯
が敷き詰められたロビー。
右手にある帳場で立寄り入浴を申し
出て、ロビーから階段を6段下がっ
た奥にある浴場へ向かいます。

脱衣所は壁にクリーム色のタイルを
張った明るく清潔感を感じさせる造
りで、左側に置かれた3段の棚には、
15個のプラスチック籠がきれいに並
べられていました。