住 所   和歌山県西牟婁郡白浜町椿1058-1
  電 話   0739-46-0617
 営業時間   3~10月 12:00~21:00 / 11~2月 12:00~20:00
                  (休=火,祝は翌日休)
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   蓬莱湯
  泉 質   単純硫黄泉
 湧出量   280  ℓ/min
 泉 温   31.4 ℃
 pH   9.9
 成分総計   0.308 g/㎏
    H=<0.1//Na=97.6/K=0.9/Ca=1.4/Mg=<0.1/Al=1.1/
  Fe2=<0.1/Mn=<0.1(101.0㎎/㎏)
  F=8.2/Cl=73.4/SO4=9.3/HCO3=38.5/CO3=23.2/
  OH=<0.1/HS=1.4/S2O3=1.0/BO2=2.0/
  HSiO3=50.4(207.3㎎/㎏)
  H2Si03=<0.1/HBO2=<0.1(<0.1㎎/㎏)
  C02=<0.1/H2S=<0.1(<0.1㎎/㎏)    〔2005.01.07〕

 入浴履歴   初訪10.04.23
 評 価   ★★★★
 椿温泉
椿 は な の 湯
                         つばきおんせん つばきはなのゆ
『椿はなの湯』は、2010年4月18日
に足湯や薬師堂のすぐ東側で開設さ
れた椿温泉では初の公衆浴場です。

椿地域の振興施設として、前を通る
国道42号の道の駅にも登録されてお
り、紀州杉を使用した横に長い切妻
造りの平屋建物に入ると、小綺麗な
休憩所が設けられていました。
右側が受付となっており、手前の券
売機で購入した入浴券を備え付けの
箱に入れ、奥の浴場へ向かいます。
左右に分かれた浴場のうち、黄緑色の大きな暖簾が掛かった
左側が男湯。
脱衣所には、左右に9・18庫の鍵付きロッカーが3段積みで並
んでいます。


左奥のガラス戸の先は、ガラス窓から明るい陽が燦々と射し
込む採光良好なタイル張りの浴室。
3辺を壁で囲まれた左手前に御影石で縁取った3.6×2.3mほ
どの水色タイル張りの主浴槽、奥の左手に1.2×0.65mほど
の小ぢんまりした槙製の湯船が配され、右側には5基のシャ
ワーカランが鉤形に並んでいます。
ボディーソープとともに洗い場に備えられていたシャンプ
ー・コンディショナーは、何と資生堂の“TSUBAKI”。
予想外の洒落っ気に、思わず笑ってしまいました。
利用されている源泉は、「奥白浜椿温泉 しらさぎ」と同じ
“蓬莱湯”。主浴槽では加温泉、小浴槽ではかなりぬるめの
源泉がそれぞれ掛け流しで供されています。
無色透明の湯からは、しらさぎの入湯時と同様に成分臭が仄
かに香る程度ですが、滑りのある湯に浸かるとたちまち身体
がぬるぬるして、椿温泉独特の柔らかな浴感を十分満喫する
ことができました。

入浴料がやや割高で、ソープ類も完備されていることからす
れば、公衆浴場というより小振りな日帰り入浴施設といった
ところですが、主要街道沿いの非常に目立つところに立地し
ているだけに、利用者の数次第では評価が大きく変わってし
まうかもしれません。
小さいながらも源泉掛け流し浴槽が設置され、しらさぎでは
薬草が入れられていた源泉にそのまま浸かることができ、個
人的にはとても気に入りました。       〔11.10.26〕

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江戸時代前期、椿谷に白鷺が度々飛来し、そこに自然湧出する湯で傷
ついた脚を癒していたという故事を耳にした普門寺の一世住職 湛海
和尚が湯船を作り、“鷺の湯”と名付けたのが始まりとされ、同時代
の中期にはすでに“椿湯”と呼ばれていたそうです。

1839(天保10)年、紀州藩が幕府の命によって編纂した地誌『紀伊続風
土記』に「湯小温にして水清く、唯柔なり」と紹介され、1851(嘉永
4)年の『諸国温泉効能鑑』では“紀州大ぜちの湯”として西方前頭16
枚目に位置付けられるなど、江戸時代から湯治場として知られてきま
した。
椿温泉は、白浜温泉から直線距離で南東方向へおよそ9㎞、太平洋を望む枯木灘海岸に6軒の宿が点在する小
さな温泉地です。