住 所   和歌山県西牟婁郡白浜町椿1056-22
  電 話   0739-46-0321
 営業時間   立寄り 11:00~20:00
 入浴料   600円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   蓬莱湯
  泉 質   単純硫黄泉
 湧出量   280  ℓ/min
 泉 温   31.4 ℃
 pH   9.9
 成分総計   0.308 g/㎏
    H=<0.1//Na=97.6/K=0.9/Ca=1.4/Mg=<0.1/Al=1.1/
  Fe2=<0.1/Mn=<0.1(101.0㎎/㎏)
  F=8.2/Cl=73.4/SO4=9.3/HCO3=38.5/CO3=23.2/
  OH=<0.1/HS=1.4/S2O3=1.0/BO2=2.0/
  HSiO3=50.4(207.3㎎/㎏)
  H2Si03=<0.1/HBO2=<0.1(<0.1㎎/㎏)
  C02=<0.1/H2S=<0.1(<0.1㎎/㎏)    〔2005.01.07〕

 入浴履歴   初訪08.02.02
 評 価   ★★★★
 椿温泉
奥白浜椿温泉 しらさぎ
            つばきおんせん おくしらはまつばきおんせん しらさぎ
椿温泉は、白浜温泉から直線距離で南東方向へおよそ9㎞、太平洋を望む枯木灘海岸に6軒の宿が点在する小
さな温泉地です。

江戸時代前期、椿谷に白鷺が度々飛来し、そこに自然湧出する湯で傷ついた脚を癒していたという故事を耳
にした普門寺の一世住職 湛海和尚が湯船を作り、“鷺の湯”と名付けたのが始まりとされ、同時代の中期
にはすでに“椿湯”と呼ばれていたそうです。
1839(天保10)年、紀州藩が幕府の命によって編纂した地誌『紀伊続風土記』に「湯小温にして水清く、唯柔
なり」と紹介され、1851(嘉永4)年の『諸国温泉効能鑑』では“紀州大ぜちの湯”として西方前頭16枚目に
位置付けられるなど、江戸時代から湯治場として知られてきました。
総硫黄が計2.4㎎も含有されているにもかかわらず、同じ椿温泉の冨貴
で満喫することができた茹で玉子のような硫黄臭味は、残念ながらいず
れの湯船からも感じられません。
それでも、半透明の湯の華が多く見られる無色透明の湯からは、成分臭
が仄かに香り、しっかりしたつるつるの触感が印象に残りました。


正直、小浴槽のどちらか一方だけでも源泉のままで入浴させて欲しいと
思わなかったわけではありませんが、主浴槽が面するガラス窓越しに太
平洋を一望しつつ、終始貸切状態で温冷交互入浴を楽しむことができ、
心身を大いに癒すことができました。          〔10.08.03〕

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石板張りの浴室には、右壁
に3基のシャワーカラン、
左に奥行4.6mほどの曲線
的な平石張りの主浴槽を配
し、その右横に1m四方ほ
どの小浴槽2つが付設され
ていました。
各湯船に供されているのは
泉温31.4℃の単純硫黄泉。
ヨモギと紀州ミカンを浮か
べて薬草風呂とした小浴槽
では源泉のまま、主浴槽で
は適温に加温したうえで掛
け流していました。
『奥白浜椿温泉 しらさぎ』は、2008年11月4日に倒産した老舗旅館「元湯 椿楼」と向かいあうように国道
42号の左手に所在する、開湯の由来を宿名にした1954年創業の温泉旅館です。
2003年に湯治専用棟を造って大正時代から続いてきた自炊湯治を25年ぶ
りに復活させ、女将手作りという衣装を着てカラオケを行う“着せオケ
宴会”というユニークな趣向を催しているということで、2007年6月10
日に放送のNHK「ふだん着の温泉」でも紹介されていました。

国道に面した鉄筋一部4階建ての白壁の建物は、1990年築の本館。この
ほかに、木造2階建ての別館と上記の湯治棟があります。
浴場は標高60mを測る本館の最上階にあり、立寄り入浴の場合は1階の
フロントで入浴料を支払って、エレベーターで上へ向かいます。
浴場は脱衣所・浴室とも小振りながら、脱衣所には16個のピンク色をし
たプラスチック籠が整然と置かれ、傍らには花が生けてあるなど、さり
気ない気配りが随所に見られます。