住 所   群馬県吾妻郡嬬恋村大前高岩1077
  電 話   0279-96-0443
 営業時間   2017.10.09 閉館
 入浴料   
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   奥鹿の湯
  泉 質   ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素
  塩泉
 湧出量   123  ℓ/min
 泉 温   35.0  ℃
 pH   6.8
 成分総計   1.780  g/㎏
    Li=0.08/Sr=0.3/Na=216.9/K=17.6/Ca=97.9/Mg=65.9/
  Fe2=0.7/Ba=0.06/Mn=0.1(399.5㎎/㎏)
  F=0.2/I=0.1/Br=0.2/Cl=81.2/SO4=189.1/HCO3=853.1/
  HS=0.03/HPO4=0.5(1124㎎/㎏)
  H2SiO3=143.5/HBO2=5.3(148.8㎎/㎏)
  CO2=107.1/H2S=0.05(107.2㎎/㎏)    〔2014.02.14〕
 入浴履歴   初訪17.09.02 泊
 評 価   ★★★★★★
数年前、8月のみ立寄り入浴が可
能であるとの情報を得、電話で入
浴を申し入れたものの果たせなか
ったため、夏の終わりに宿泊しま
した。

吾妻川に臨んで建つ建物は1998年
に全面改築された木造2階建てで、
客室は1階2、2階に7の全9室を数
えます。
 嬬恋温泉
つ ま ご い 館
                           つまごいおんせん つまごいかん
湯船に浸かった瞬間、湯
面からは内湯と同様の金
気臭のほかに油臭もはっ
きりと感知され、しばら
くは不思議な想いに囚わ
れていましたが、左奥か
ら加えられている不感温
度の源泉からは内湯と同
じ特徴が看取されるのに
対し、湯温調整のための
加温泉と思い込んでいた
右奥の源泉では金気より
も油臭が際立っており、
2本の異なる源泉が供さ
れていることが判りまし
た。
一方、洗い場と湯船の間のガラス扉を出ると、すぐ目の前には三方を低
い板塀で画した露天風呂が併設されており、やはり檜で造られた1.55×
1.2m強の小ぢんまりした湯船が置かれ、奥辺の左右両端の湯口から温
度の異なる源泉が静かに注がれていました。

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糸屑のような白・黒色の湯の華が多量に舞う湯は、いつまで
も浸かり続けていることができるわずかに熱を感じる程度の
絶品のぬる湯で、就寝前、降り注ぐような満点の星空を眺め
ながら独占浴を堪能しました。


チェックアウトの際に口数の少ない女将さんに伺ったところ
では、1958年12月に竣工した大前橋が老朽化によって架け替
えられることになり、この宿も工事に伴って2017年10月9日
をもって閉館し、今後の予定は未定とのこと。

温泉好きがこぞって絶賛する極上の掛け流し湯に再び入湯す
る機会が訪れるよう、移転・再開を願ってやみません。
                      〔17.10.05〕
右手前隅に設えられた煉瓦を組み合わせたような樋状の湯口からたっぷ
りと注がれ、対向する右奥隅の排湯口から排湯されているのは、大きく
3段階程度に温度調整しながら加温されている自家源泉の含土類-重曹泉。

到着直後に入湯した際には貝汁濁りのぬる湯、翌朝は微黄濁の適温とな
っていた半透明湯からは、プンプンと香り立つ金気臭とともに鉄錆味と
微弱な硫黄臭も感じられ、当たりの柔らかな湯に浸かると肌がしっとり
しました。
1998年に一新された横長長方形の
浴室は、左奥に透明ガラスが鉤括
弧形に嵌め込まれた明るく開放感
のある造りで、床と壁面腰下はタ
イル、それより上は檜で仕上げら
れています。

右半には磨りガラスの出入口正面
に3、左横に1基のシャワーカラン
が並び、左には2.4×1.45mほど
の檜風呂が配されていました。
夜は23時まで、朝は6時半から利
用できる浴場は、1階の階段の右
横を抜けると右へ延びる廊下の奥
にあり、突き当たりが男、その手
前左が女湯に分かれ、廊下の途中
右手には飲泉所も設置されていま
す。
脱衣所には、右に2基のボウルが
並ぶ洗面台、左手前に各庫に角籠
を納めた9庫の脱衣箱が置かれ、
脱衣箱の天板の上にはさらに4個
の籠が載っていました。
女将さんに案内していただいたの
は、2階へ上がると右奥に位置す
る“しゃくなげ”。

清潔感が感じられる7.5畳の角部
屋で、ガラス窓から吹き抜ける涼
風と眼下を流下する吾妻川の瀬音
をBGMに心地良く過ごすことが
できました(休前日 1泊2食 税込
9900円)。
線路側に面した4枚引きガラス戸の
玄関を入ると、フローリングの館内
は手入れが行き届き、築20年目を迎
えたとは思えないほどピカピカで、
一見して好感を抱かされました。

玄関のすぐ前にフロントがあり、呼
び鈴を押すと奥から女将さんが出て
来られ、差し出された宿泊カードに
記帳します。
『つまごい館』は、上田から鳥居峠
を越えて国道144号で長野原方面へ
向かう途中、嬬恋村役場の手前で鋭
角に右へ折れて約290m、坂を下っ
て吾妻川に架かる大前橋を渡るとす
ぐ左手、JR吾妻線の終着駅である
大前駅の左横に所在する、白根鉱山
で働いていた初代館主の黒沢富太郎
氏が引き取った掘削機械で自ら温泉
を掘り当て、1976年に創業された嬬
恋温泉の一軒宿です。