脱衣所は鍵付きの木製ロッカーのみ、浴室も左に3.0×1.15
mほどのタイル張り湯船を配し、その両端と右側にわずかな
カランを設けただけの素朴な造りで、この施設が共同湯であ
ることを実感させてくれます。
湯船には左壁の中央にある蛇口を捻って源泉を自在に投入で
きるようになっており、常時勢いよく湯が注がれ、湯船全体
からザーザーと溢れ出す様を見ているだけでも爽快な気分に
なれます。

湯船を満たしているのは、2005年12月に掘削され、2006年6
月から利用が開始された新源泉。
無色透明の清澄なやや熱めの湯は鮮度抜群で、無味ながら芒
硝泉特有の薬臭と肌の表面がビリビリする浴感を楽しむこと
ができました。
  住 所   島根県雲南市大東町中湯石475
  電 話   
 営業時間   2012.01.31 閉鎖
 入浴料   200円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   海潮温泉
  泉 質   ナトリウム-硫酸塩・塩化物泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   45.9 ℃
 pH   
 成分総計   1.0573 g/㎏
    Li=0.2/Sr=1.0/Na=266.0/K=3.6/Ca=40.6/Mg=0.4/
  Fe2・3=0.2(312.0㎎/㎏)
  F=3.7/Br=0.2/Cl=109.0/SO4=505.0/HCO3=70.4/
  CO3=1.8(690.1㎎/㎏)
  H2Si03=52.8/HBO2=2.0(54.8㎎/㎏)
  C02=0.4(0.4㎎/㎏)            〔2005.12.20〕

 入浴履歴   初訪07.03.17,最終07.08.18(2回目)
 評 価   ★★★★★★
 海潮温泉
市営大東憩いの家 かじか荘
            うしおおんせん しえいだいとういこいのいえ かじかそう
『かじか荘』は、赤川に架かるゆけむり橋を渡って左へ折れ、温泉街を
さらに1㎞進んだ先に所在する無人の市営共同浴場です。
秘湯を守る会の宿である海潮荘の駐車場の裏手という非常に判りにくい
場所に位置しており、辿り着くには車1台が精一杯の細い路地を入って
いかなければなりません。

浴舎は小振りながらも緑色の屋根を葺いた2層式の趣のある建物で、入
浴するには入口正面の置かれた料金箱に入浴料を投入し、手前に備えら
れた紙にスタンプを押すようになっています。
料金箱の後ろには長椅子や自販機が置かれた板張りのホールがあり、そ
の右が男湯、左が女湯、奥には畳敷きの休憩室がそれぞれ設けられてい
ました。
海潮温泉は、国道54号(出雲街道)から県道松江木次線(24号)で東へ向かうこと約10㎞、斐伊川の支流である
赤川沿いに2軒の宿と共同浴場2か所が所在する小さな温泉地です。

733(天平5)年に編纂された『出雲国風土記』にも記載されている古湯で、江戸時代には松江藩の7代藩主 松
平治郷(1751~1818)が来遊したことでも知られています。

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あまり大きな期待をせずに立寄った浴場でしたが、内部は手入れが行き届いて割合綺麗で、地元の方もこち
らの挨拶にきちんと応じて下さり、とても気持ち良く湯浴みを楽しむことができました。   〔10.03.22〕