住 所   和歌山県田辺市本宮町渡瀬164-1
  電 話   0735-42-1215
 営業時間   閉 館
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式 (加温あり)
   
 源 泉 名   熊野瀬温泉
  泉 質   ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温       ℃
 pH   
 成分総計   1.336 g/㎏
    Na=271.6/K=7.7/Ca=50.2/Mg=4.3/Fe2=0.5/Mn=0.2
  (334.5㎎/㎏)
  F=2.2/Cl=147.1/SO4=1.8/HCO3=673.9/CO3=5.1
  (830.1㎎/㎏)
  H2Si03=59.6(59.6㎎/㎏)
  C02=112.4(112.4㎎/㎏)  
        
〔1985.10. 〕
 入浴履歴   初訪08.12.28
 評 価   ★★★★
 渡瀬温泉
民 宿 熊 野 瀬
                       わたぜおんせん みんしゅく くまのせ
内湯の湯船には、礫積みの腰壁から突き出た鉄管の湯口から
源泉がトボトボ注がれ、手前の湯船の縁を刳り込んだ湯尻か
ら排湯されています。
浴場は内湯と露天に分かれ、河原石張りの内湯には右壁に沿って3基の
シャワーカラン、仕切り壁がある左に寄せて2.3×1.3mほどの木造りの
湯船を配し、その横のアルミ扉から外に出ると、今回は湯が張られてな
くて利用できなかったものの、方形の岩風呂が設けられていました。
下りてきた男性にお尋ねすると、驚いたことにこの宿の家族が亡くなら
れたとのこと。それでも、途方に暮れる姿を見かねてか、親戚というそ
の方が入浴を許可してくださいました。

民家のような2階建ての宿泊棟の横にも宿泊者専用の浴場があるようで
すが、利用させていただいたのは、敷地左端の泉源の横に独立して設け
られた浴場。
大小の礫を積み上げた基壇の上に建つ、外壁が白く塗られた木造の浴舎
です。
脱衣所は仕切り壁に作り付けた3段の棚に3個のプラスチック籠を置いた
だけという、とても簡素な造りをしています。
『民宿 熊野瀬』は、国道168号から国道311号(熊野街道)を2㎞ほど西進し、案内板にしたがって右斜め前の
坂道を下り、渡瀬橋を渡ると右側に所在する、オートキャンプ場を併設した1988年創業の温泉民宿です。

渡瀬温泉に立地しているものの、自家源泉を有していることから、“熊野瀬温泉”と名乗られています。
渡瀬温泉は、川湯温泉と湯の峰温泉のほぼ中間、四村川の谷間にある1963年開湯の比較的歴史の新しい温泉
地で、関西でホームセンターを展開するコーナングループが1991・1997年に開業したホテルささゆり・ひめ
ゆり・やまゆりのほか、「湯バイバル・モア」というバンガロー・キャンプ場を併設したクアハウスが所在
しています。

また、1987年9月には、同じ本宮町内に湧く川湯・湯の峰の両温泉とともに、熊野本宮温泉郷として国民保養
温泉地に指定されています。

トップページへ



和歌山県の温泉へ



加温されているものの、ややぬるめのさっぱりした浴感が特徴的で、湯温を別にすれば、近辺では熊野本宮
古道温泉に最も近いように感じました。

初めての熊野瀬温泉を共同湯のような渋い風情を感じさせる浴場で貸切で楽しませていただき、とても好印
象が残りました。                         〔10.12.12,17.12.24 記事補訂〕
少し褐色掛かった透明の
湯からは、浸かった瞬間
に石鹸のような匂いが香
り、湯口の下の橙色の析
出物が物語るように、湯
口では弱金気臭と微弱な
がら鉄錆味を感じること
ができます。
長らく入湯を願っていましたが、
なかなか機会に恵まれずに未湯の
まま。
今回、事前連絡を入れたところ、
幸いなことに午後1時ごろからで
あれば入浴可能というお返事をい
ただくことができました。

ところが、指定の時間に訪問する
とご不在の様子。どうやら、上に
あるお寺では葬儀が始まろうとし
ています。