住 所   長野県上高井郡高山村奥山田3580
  電 話   026-242-2314
 営業時間   6:00~21:00 (休=第3水)
 入浴料   300円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   元湯・わなば 混合泉
  泉 質   含硫黄-ナトリウム・カルシウム-塩化物泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   66.5 ℃
 pH   6.9
 成分総計   4.9139 g/㎏
    Li=8.2/Sr=2.1/Na=1038.0/K=211.0/Ca=414.0/
  Mg=8.5/Fe=0.2/Mn=5.8(1687.8㎎/㎏)
  F=1.1/Br=9.6/Cl=2154.4/SO4=460.6/HCO3=167.8/
  HS=1.0/HPO4=3.6(2798.1㎎/㎏)
  HAsO2=0.8/H2Si03=180.3/HBO2=194.3(375.4㎎/㎏)
  CO2=51.2/H2S=1.4(52.6㎎/㎏)     
〔2005.06.28〕
 入浴履歴   初訪08.07.26
 評 価   ★★★★★★
 山田温泉
大  湯
                              やまだおんせん おおゆ
熱湯槽には両側から湯が注入され
ていますが、奥については窓側か
ら這わした木樋によって導かれて
おり、窓の下には4か所の洗い場
が設けられていました。

洗い場にはカランはなく、樋に接
続した小樋に嵌め込まれた板を手
前に倒すと湯が注がれるという、
面白い工夫が施されています。
『大湯』は、県道を上ってくると右手に所在する村営の共同浴場で、
この温泉地のランドマーク的な存在です。

1989年10月にそれ以前の姿を再現して建て替えたという浴舎は、一見
すると3層構造に見える黒板張りの桃山風建築で、入口には巨大な唐
破風を載せ、正面に向かい合うと威風堂々とした貫禄に圧倒されます。
信州の湯屋建築の中では、野沢温泉の大湯と双璧をなす存在感と言え
るでしょう。
なお、浴舎の前には無料で利用可能な足湯が設置されているほか、県
道を挟んだ向かい側には、2010年4月25日に観光案内所も兼ねた「信
州高山アンチエイジングの里 スパ・ワインセンター(スパイン)」が
開設され、そちらでも足湯が楽しめるようになっています。
木曾義仲の遺児である義基とその家臣である4氏がこの地に落ち延び
た1184(元暦元)年に発見され、江戸時代初期の1619(元和5)年、広島
城の無断修築を咎められ、4万5千石の捨扶持で高井野藩に改易となっ
た福島正則が、初めて浴場を設置したと伝えられています。
その後、1691(元禄4)年頃に元湯が開かれ、1798(寛政10)年に2㎞ほど
下流の現在地に引湯、開湯されました。

江戸後期の文政年間(1818~1829)には小林一茶、明治以降には森鷗外
や与謝野鉄幹・晶子夫妻、種田山頭火といった文人がこの地を訪れ、
俳句や和歌・紀行文を残しています。
信州高山温泉郷は、横手山(2307m)を源流とする松川の渓流沿いに湧く奥山田・七味・五色・松川渓谷・山
田・子安・蕨の7か所の温泉と、高山村が温泉を掘削して1993年に開設した「YOU游ランド」という日帰り
入浴施設の総称です。


山田温泉は、国道403号線の松川団地入口交差点から県道豊野南志賀公園線(66号)を東進して、松川の右岸を
遡上すること12㎞足らず、8軒の宿泊施設(2軒は共同浴場利用)と共同浴場2か所からなるこの温泉郷の中心的
な温泉地です。

トップページへ



長野県の温泉へ



湯船を満たした無色透明の湯には、消しゴムの滓のような白い湯の華が多く舞い、加水されてはいるもの
の、芳ばしい焦げ硫黄臭と薄塩味が感じられ、肌も少しつるっとしました。

温泉そのものの実力はもちろんのこと、外観のみならず内部においても思わず目を見張ってしまうほどの建
築、照度を抑えた落ち着きのある浴場内の雰囲気のいずれもがとても素晴らしく、満足度の高い一湯となり
ました。                                       〔10.09.19〕
浴室はすべて檜で造られた風情のあるもので、湯気抜きを備えた天井の
造作の見事さは、筆舌に尽くしがたいものがあります。

仕切りの板壁沿いの真ん中には4.8×1.7mほどの主浴槽、その手前には
1.6×1.0mほどの小さな湯船が配され、それぞれ44℃の“熱湯”、40℃
の“ぬる湯”が掛け流されています。
格子のガラス戸を入ると正面に受付。
左手前に券売機が設置されており、入浴券を購入して管理人さんに手
渡し、浴場へ向かいます。

脱衣所は奥行きのある細長い造りで、斜めとなった天井と壁は板張り
となっていて、山小屋のような雰囲気がします。
左の壁際には共同浴場らしく3段の脱衣箱がずらっと並び、向かい側
には休憩用のベンチが置かれていました。