住 所   鹿児島県姶良郡湧水町鶴丸1281-2
  電 話   0995-75-2139
 営業時間   5~10月 6:30~21:00 / 11~4月 7:00~20:00
 入浴料   200円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   吉松川東5号
  泉 質   単純温泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   62.2  ℃
 pH   8.0
 成分総計   0.484 g/㎏
    Sr=54.6/K=14.1/Ca=10.2/Mg=5.1/Al=0.3/NH4=6.4/
  Fe2=0.3/Mn=0.1(91.1㎎/㎏)
  F=0.2/Cl=3.6/SO4=0.3/HCO3=200.1/CO3=12.0/
  HPO4=1.5(217.7㎎/㎏)
  HAsO2=0.2/H2SiO3=173.9/HBO2=0.9(175.0㎎/㎏)
  CO2=<0.1/H2S=<0.1(<0.1㎎/㎏)
    
〔2010.10.25〕
 入浴履歴   初訪14.07.20
 評 価   ★★★★★★★
 吉松温泉
前 田 温 泉
                           よしまつおんせん まえだおんせん
脱衣所から2段分低い位置にある浴室は、壁下半から床が目地切りされ
た洗い出しコンクリートで仕上げられ、左手の仕切り壁の手前側に水カ
ラン1基が設置されているだけの簡素な造りとなっています。
その奥には2.2×1.7mほどのモルタル造りの主浴槽とその縦半分ほどの
おそらく激熱の源泉を冷却させるためと思われる小浴槽が前後に配され、
主浴槽には小浴槽からの流れ込みのほか、仕切り壁下端の小孔から源泉
がトボトボと加えられていました。
『前田温泉』は、吉都(きっと)線の起点でもあるJR肥薩線の吉松駅か
ら県道吉松停車場線(442号)と国道268号を経由して北北東へ2.1㎞、原
口温泉の横を通り過ぎ、吉都線の桁橋を潜って右へ折れるとすぐ左手に
所在する大正時代創設の共同浴場です。

事前におおよその位置は調べていたものの、原口温泉のような目立つ案
内表示はなく、国道を行ったり来たりした末、鉄道と並行する道路の脇
に立つ街灯の色褪せた看板に気が付き、ようやく行き着くことができま
した。

トップページへ



鹿児島県の温泉へ



創設時からのままという鄙びた浴
場は風情たっぷりで、時が停まっ
てしまったかと勘違いしてしまう
ほどの静かな佇まいにとても好感
しました。     〔15.08.12〕
温泉成分によ
る槽内の変色
も手伝って実
際より黒く映
る原口温泉と
比してやや淡
いコーラ色を
呈したモール
泉は熱めで、
スモーキーな
油臭と苦味が
感じられ、肌
が少しつるす
べしました。
湯小屋という表現がぴったりの小さな浴舎が、国道に面した2階建て
の民家の奥に左半が重なるように鉤状に配されており、手前左手の母
屋で女将さんに入浴をお願いすると、快く応じて下さいました。

浴舎は総木造りの切妻造り平屋建てで、平側には文字が消えかかった
古い成分分析表の下にガラス戸が左右に並んでおり、右側が男湯の入
口となっています。
浴場内は、四周にガラス窓が巡らされており、とても明るい雰囲気。
浴室との間を透明のガラスサッシ戸で画された脱衣所には、右壁に24
庫の脱衣箱が設えられ、その前に置かれた腰掛けにプラスチック籠3
個が備えられていました。
吉松温泉は、霧島連峰の西端に位置する栗野岳(1102m)の北西、九州山地と霧島連峰に囲まれた加久藤盆地
に立地し、中央を貫流する川内川の両岸に長閑な田園が広がる湧水町吉松地区に点在する温泉の総称です。

大分県に次いで全国2位の源泉数を誇り、数多の名湯・良泉を擁する温泉王国 鹿児島においては地味な存在
ですが、県境を挟んだ宮崎県えびの市の京町温泉とともに良質なモール泉が湧出するエリアとして温泉好き
の間ではよく知られており、吉松地区には宿泊可能な6軒を含む13か所の温泉施設が所在しています。