住 所   奈良県吉野郡吉野町吉野山902-1
  電 話   0746-32-3061
 営業時間   立寄り 11:00~15:00 (要連絡)
 入浴料   700円 (40分)
温泉利用状況   放流循環併用式 (加温あり)
   
 源 泉 名   吉野温泉
  泉 質   単純二酸化炭素冷鉱泉
 湧出量   15.26 ℓ/min
 泉 温   16.7  ℃
 pH   6.1
 成分総計  2.001 g/㎏
    Li=0.3/Sr=1.0/Na=69.5/K=4.7/Ca=118.8/Mg=15.5/
  Al=<0.1/NH4=0.5/Fe2=8.1/Ba=0.2/Mn=0.6
  (219.2㎎/㎏)
  F=0.2/I=<0.1/Br=0.1/Cl=33.5/SO4=7.2/HCO3=649.7/
  CO3=<0.1/N02=<0.1/NO3=0.5/HS=<0.1/
  S2O3=<0.1/H2PO4=<0.1(691.1㎎/㎏)
  H2Si03=63.1/HBO2=3.8(66.9㎎/㎏)
  C02=1024/H2S=<0.1(1024㎎/㎏)  〔2000.12.11〕
 入浴履歴   初訪06.04.29,最終08.07.05(2回目)
 評 価   ★★★★★★
 吉野温泉
吉野温泉元湯
                よしのおんせん よしのおんせんもとゆ
右奥隅の岩の間とその下
の注入口から注がれてい
るのは、適温に加温され
た単純炭酸冷鉱泉。
半透明の褐色の濁り湯か
らは、金気臭味がしっか
り感じられ、浴室の床や
湯船の縁は、鉄分によっ
て赤味を帯びていました。
いずれの浴場も内湯のみの小規模なもの。
湯船も5人も浸かれば一杯となる石板造りの小ぢんまりしたも
ので、奥の長辺側には岩風呂風に大小の岩が配されています。

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おそらく追焚きのために循環式が併用されていると思われますが、塩素臭は一切感じられません。
また、男湯にしかないそうですが、右手前にあるカランを開け放つと無色透明の源泉が出て、口に含むと炭
酸味をはっきりと感じることができました。
大きな窓ガラス越しに手入れの行き届いた庭を眺めながら、のんびりと湯浴みを楽しむことができました。


現代においても秘湯の雰囲気を十分に留めている温泉宿。
秘かにお気に入りの温泉に加えておきたい、そんな一湯でした。     〔09.08.01,11.09.25 画像追加〕
現在の旅館は、1870(明治3)年に
創業。火災によってすぐに焼失の
憂き目に遭いましたが、2年後に
再建されました。
1893(明治26)年の春には、当時22
歳の島崎藤村が1か月ほど滞在し
たことでも知られています。

館内に入ると正面に階段があり、
この階段を下りると左右に男女別
の浴場が設けられています。
『吉野温泉元湯』は、県道桜井吉野線(37号)で吉野山へ向かう途中、
近鉄吉野線吉野駅の300mほど先を右斜め前方に入り、1.2㎞ほど進む
と、中千本の谷間にひっそりと佇む吉野温泉の一軒宿です。

吉野温泉の開湯は300年以上前。
江戸時代、桜や史跡の名所・名勝として、あるいは大峯山修験道場と
して吉野山を訪れた多くの文人墨客・修験信徒が来湯し、“吉野の湯”
は有馬温泉や道後温泉と並ぶほど有名であったそうです
しかしながら、湯治と称して酒色に溺れる修験者が多かったことから、
吉野学頭職による命令で廃絶。
明治時代に移ると仮設浴場として秘かに復興し、「吉野の隠れ湯」や
「内証風呂」などと呼ばれていました。