住 所   鳥取県鳥取市吉岡温泉町878-1
  電 話   0857-57-0518
 営業時間   立寄り 10:00~15:00
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   吉岡温泉 妙見口
  泉 質   単純温泉
 湧出量   318  ℓ/min
 泉 温   56.7  ℃
 pH   8.2
 成分総計   0.479 g/㎏
    Sr=0.2/Na=114.8/K=2.9/Ca=12.5/Mg=0.1/Al=0.3/
  Fe2=0.1(130.9㎎/㎏)
  F=4.4/Cl=70.1/SO4=92.6/HCO3=106.9(274㎎/㎏)
  H2Si03=71.3/HBO2=2.9(74.2㎎/㎏)
                          〔1999.02.25〕
 入浴履歴   初訪09.11.28,最終11.07.23(2回目)
 評 価   ★★★★
 吉岡温泉
木風呂の宿 みや川
                  よしおかおんせん きぶろのやど みやがわ
宝泉寺という寺に伝わる温泉由来記に拠れば、平安時代の962(応
和2)年、一人娘の病に嘆き悲しんでいた葺岡長者という者の夢枕
に立った薬師如来のお告げによって古柳の根元から発見されたと
いう古湯で、以来、この霊泉は“株湯”と呼ばれ、現在、その泉
源には抽象化されたモニュメントが設置されています。
戦国時代には、島津家久(1547~1587)が薩摩への帰国途中に立ち
寄って入湯し(『中書家久公御上京日記』)、鹿野藩の初代藩主と
なった亀井武蔵守茲矩(1557~1612)が、“亀井殿湯”という専用
の浴場を設置したとのことです。
また、江戸時代には、鳥取藩主池田家の湯治場が置かれ、岩井温
泉・勝見温泉とともに「因幡三湯」と呼ばれていました。

1966年8月には鹿野温泉とともに国民保養温泉地となり、ホタル
の里としても知られています。
板壁の浴室には、右側に
温冷カランとシャワーカ
ラン各1基、左奥に寄せ
て1.7×1.4mほどの木造
りの湯船が配され、湯船
の周りにも1.2mほどの
幅で板が簀子状に敷かれ
ているなど、宿名に冠し
た「木風呂の宿」という
コピーに相応しい趣のあ
る造りをしています。
館内に入ると、奥へ向かってまっ
すぐ廊下が延び、突き当たりの大
舟の間という大広間の左手前に内
湯と小さな露天からなる“大名の
湯”、渡り廊下でペンション棟に
移り、左へ折れた先に内湯のみの
“白うさぎの湯”という浴場があ
り、後者を貸切利用させていただ
きました。
板張りの脱衣所には、右奥に12庫
の脱衣箱が備えられ、その前には
木製ベンチが置かれています。
『木風呂の宿 みや川』は、吉岡温
泉街の入口、歓迎ゲートの手前右に
所在する1974年創業の温泉旅館です。

玄関に白い暖簾が掛かる箱形をした
鉄筋2階建て建物の左に三角屋根の
ペンションが併設された宿で、両方
合わせて12室の客室を擁しています。
朝10時から立寄り入浴も受け付けて
おり、当温泉としては初めて宿ぶろ
に入浴させていただくことにしまし
た。
吉岡温泉は、国道29号の国体道路交差点から県道鳥取鹿野倉吉線(21号)を西進し、吉岡温泉入口の交差点で
左に折れて県道矢矯松原線(191号)を1.2㎞ほど南に向かった先、日本一の広さを誇る湖山池南西岸の山峡に
湧く温泉地です。

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清澄な無色透明の湯からは成分臭がわずかに香る程度ですが、吉岡温泉らしく皮膚の表面がビリビリするよ
うな熱めの湯は鮮度がとても良好で、浸かってしばらくすると肌がつるつるしてきました。

湯船に浸かる度に勢いよく湯が溢れ出し、ザ~というその音を聞いているだけでも気分は爽快。
今後は吉岡温泉の宿ぶろにも少しずつ足を運んでみたい、そんな気持ちを抱かされた浴場でした。
                                  〔11.08.12,14.11.04 記事補訂〕
湯船の底には、一抱えほどの岩から拳を下回るぐらいの玉石
が敷かれ、水カランのある左奥隅の底から源泉が静かに掛け
流されていました。