住 所   鳥取県鳥取市吉岡温泉町749-1
  電 話   0857-57-0555
 営業時間   2018.04.07 閉鎖
 入浴料   200円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   吉岡温泉新設集湯槽
  泉 質   単純温泉
 湧出量   300  ℓ/min
 泉 温   50.5 ℃
 pH   7.9
 成分総計   0.538 g/㎏
    Na=132.4/K=2.8/Ca=17.9/Mg=0.1(153.2㎎/㎏)
  F=3.9/Br=0.3/Cl=79.8/SO4=112.7/HCO3=110.0
  (306.7㎎/㎏)
  HAs02=0.1/H2Si03=69.0/HBO2=2.0(71.1㎎/㎏)
  CO2=7.0(7.0㎎/㎏)
     〔2009.12.17〕

 入浴履歴   初訪07.10.07,最終09.10.31(2回目)
 評 価   ★★★★
 吉岡温泉
吉 岡 温 泉 館
                  よしおかおんせん よしおかおんせんかん
館内へ入るとすぐ左手にボックス
形の管理人室があり、その奥が休
憩所、右手奥が浴場となっていま
した。

脱衣所は、20庫の脱衣箱が備えら
れただけの共同浴場らしい簡素な
造り。
清潔度や臭いに関する悪評を目に
したことがありますが、私が訪問
した時は特に気になりませんでし
た。
吉岡温泉は、国道29号の国体道路交差点から県道鳥取鹿野倉吉線(21号)を西進し、吉岡温泉入口の交差点で
左に折れて県道矢矯松原線(191号)を1.2㎞ほど南に向かった先、日本一の広さを誇る湖山池南西岸の山峡に
湧く温泉地です。

宝泉寺という寺に伝わる温泉由来記に拠れば、平安時代の962(応
和2)年、一人娘の病に嘆き悲しんでいた葺岡長者という者の夢枕
に立った薬師如来のお告げによって古柳の根元から発見されたと
いう古湯で、以来、この霊泉は“株湯”と呼ばれ、現在、その泉
源には抽象化されたモニュメントが設置されています。
戦国時代には、島津家久(1547~1587)が薩摩への帰国途中に立ち
寄って入湯し(『中書家久公御上京日記』)、鹿野藩の初代藩主と
なった亀井武蔵守茲矩(1557~1612)が、“亀井殿湯”という専用
の浴場を設置したとのことです。
また、江戸時代には、鳥取藩主池田家の湯治場が置かれ、岩井温
泉・勝見温泉とともに「因幡三湯」と呼ばれていました。

1966年8月には鹿野温泉とともに国民保養温泉地となり、ホタル
の里としても知られています。

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朝早くから営業していることもあって、休日などは地元以外の入浴客も車で訪れる人気の浴場で、管理人さ
んや地元の常連客も愛想が良くて、大変好感が持てました。
寂れたという言葉がぴったりとくるような温泉地ですが、むしろかつての湯治場の雰囲気を偲ばせてくれる
ようで、私自身はとても気に入りました。               〔10.07.24,18.08.25 記事補訂〕
タイル張りの浴室には、左手に3対の温冷カラン、右側の窓
際に結構広めの曲線的なタイル張りの湯船が配され、底面に
張られた丸モザイクタイルの鮮やかな青色に目が釘付けとな
ります。
この湯船には、右奥の岩湯口のほかに底にも注入口が設けら
れており、泉温が50℃を超す高温泉が静かに掛け流されてい
ました。

無色透明の清澄な湯はつるり感があり、芒硝っぽい匂いが仄
かに香ります。
湯温の方は評判通りの熱さで、入浴後は汗が噴き出して止ま
らず、身体にもガツンときましたが、入浴時には肌が痺れる
ような浴感とともに、さっぱりした爽快感すら覚えました。
『吉岡温泉館』は、吉岡温泉の歓迎ゲートから温泉街を貫く緩やかな坂
を350mほど上った右手、温泉街のほぼ中心に所在する1973年に創設さ
れた町営の公衆浴場です。
ただし、温泉街と言っても土産物店などが軒を連ねる有名温泉地のよう
な賑やかさはなく、人通りもほとんどないため、ひっそりと静まり返っ
ています。

坂の手前にある下湯温泉館に対して“上湯”とも呼ばれる浴場は、いさ
さか年季を感じさせる鉄筋コンクリート造りの2階建て。
どうやら2階には会議室などが併設されているようです。