住 所   長野県下高井郡山ノ内町平隠3227-1
  電 話   0269-33-2133
 営業時間   10:00~21:00 (休=第1火,祝は翌日休)
 入浴料   300円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   共益会4号ボーリング
  泉 質   ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
 湧出量   100  ℓ/min
 泉 温   93.2 ℃
 pH   8.58
 成分総計   1.6928 g/㎏
    Na=448.6/K=49.4/Ca=65.3/Mg=0.3(563.5㎎/㎏)
  F=1.8/I=0.5/Br=0.9/Cl=607.0/SO4=245.6/HCO3=8.8/
  CO3=28.4/HS=1.3/HPO4=0.7(895.0㎎/㎏)
  HAs02=2.3/H2Si03=144.9/HBO2=87.0(234.2㎎/㎏)
  H2S=0.1(0.1㎎/㎏)            
〔2003.03.11〕
 入浴履歴   初訪08.04.20
 評 価   ★★★★★★
 湯田中温泉
湯田中駅前温泉 楓の湯
       ゆだなかおんせん ゆだなかえきまえおんせん かえでのゆ
暖簾の先の脱衣所は、この
種の施設には珍しく木製の
白い脱衣箱に籠を納める方
式。新しい施設ということ
もあって清潔で、明るい印
象を受けます。

内湯は右側にソープ類完備
のシャワーカランが並び、
左手のガラス窓に寄せて長
方形の湯船を置いただけの
シンプルな構成で、露天も
スペースの関係からか雷状
の湯船があるだけでした。
『湯田中駅前温泉 楓の湯』は、長野電鉄湯田中駅の旧駅舎の横に2003年4
月に開業した町営の日帰り入浴施設で、浴場名は足湯の脇にある楓の大木
に由来しています。
現在、山ノ内町総合開発公社が指定管理者として管理運営している施設は、
白壁の切妻屋根一部2階建てで、駅舎側にある入口を入ると左手に受付が
あり、券売機で購入した入浴券を手渡して廊下を奥に進みます。
男女月替わりとなっている浴場は廊下の右手にあり、手前の浴場は内湯の
主浴槽が檜縁のタイル張りで露天は岩風呂、訪問時に利用した奥の浴場は
内湯が御影石縁のタイル張りで露天は鉄平石の石風呂、という組合わせに
なっています。
なお、廊下を挟んだ両浴場の向かい側は休憩所となっていました。
湯田中渋温泉郷は、下高井郡山ノ内町を流れる横湯川・夜間瀬川とこれに注ぐ角間川の流域に点在する、新
湯田中・湯田中・星川・穂波・安代・渋・角間・上林・地獄谷という9か所の温泉地の総称です。
湯田中温泉は、渋温泉と並んで温泉郷の代表格と言える温泉地で、夜間瀬川右岸の河岸段丘上に12軒の湯宿
と共同浴場9か所からなる温泉街が形成されています。

天智天皇の時代(668~672)、僧智由によって発見され、「養遐齢(ようかれい)」と名付けられた古湯で、智
由はその際、温泉鎮護のために湧出地の東方に弥勒石仏を建立したそうです。
江戸時代には草津街道の宿場町として栄えるとともに、松代藩主真田氏の本陣も置かれ、歴代藩主が湯治を
行っていたとのことです。
また、晩年、この湯を愛した俳人の小林一茶は、『田中河原の記』に「田のくろ、あるは石の蔭より、めで
たき湯のふくふくと出て、ただいたずらに流れちりぬ」と記し、
   “雪散るや 湧き捨ててある 湯のけぶり”  という句を残しています。

湯田中という温泉名は、田の中からこんこんと湧き出す湯というところから命名されたようです。

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嬉しいことに、両湯船には大湯と同じ源泉が掛け流し。
ただし、泉温が90℃以上の超高温泉のために加水が行われており、無色透明の湯からはほんのわずかに芒硝
系の香りが感じられたのみでした。
それでも無粋な塩素臭などは一切感知されず、湯の中では塵のような薄茶色の湯の華を多く目にすることが
でき、まずまず満足することができました。

温泉街の玄関口である駅の真横に立地し、安くかつ気楽に湯田中温泉を楽しむことができる、お勧めの浴場
です。                                        〔10.08.26〕