住 所   長野県下高井郡山ノ内町平穏2994-2
  電 話   
 営業時間   基本的に地元組合員と各組合所属宿泊施設の
  宿泊客のみ入浴可
 入浴料   無料
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   共益会12号ボーリング
  泉 質   ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   93.5 ℃
 pH   8.46
 成分総計   1.8694 g/㎏
    Na=496.1/K=55.8/Ca=67.4/Mg=0.3(619.6㎎/㎏)
  F=1.7/I=0.7/Br=1.1/Cl=780.2/SO4=188.4/HCO3=12.6/
  CO3=26.0/HS=1.2/HPO4=0.7(1012.7㎎/㎏)
  HAs02=2.6/H2Si03=139.4/HBO2=95.0(237.0㎎/㎏)
  H2S=0.1(0.1㎎/㎏)        
     
〔2002.08.06〕
 入浴履歴   初訪08.07.26
 評 価   ★★★★
 湯田中温泉
白 樺 の 湯
                        ゆだなかおんせん しらかばのゆ
浴場内部は小ぢんまりとした造り
で、板張りの脱衣所とその奥の浴
室はガラス戸で画されています。
壁にピンク色、床に白色のタイル
を張った浴室は、奥壁の上がガラ
ス窓になっているために採光良好
で、仕切り壁のある右奥に寄せて
1.65×1.25mほどの木造湯船が配
されていました。

パイプ湯口からドボドボと掛け流
されているのは、共同源泉である
共益会12号ボーリング。無色透明
の熱めの湯からはほんのりと芒硝
臭が感じられましたが、他の浴場
に比して湯の華は少なめでした。
『白樺の湯』は、長野電鉄湯田中駅の正面、駅前から南東へ延びる2
本の通りのうち、北側の筋に入る交差点の角に所在する共同浴場です。

四角い湯気抜きを載せた切妻屋根の浴舎で、外壁は上半が板張り、下
半は石張りとなっています。
なお、湯田中温泉の共同浴場は、基本的に地元組合員専用で、宿泊客
は大湯と宿が所属する組合の浴場のみ入浴可能となっていますが、大
湯と一部の浴場は、毎月26日の“風呂の日”に無料開放(9:00~15:00)
されており、表に「外湯開放中」という赤紫色のペナントが掛かって
いれば、誰でも無料で入浴できます。
湯田中渋温泉郷は、下高井郡山ノ内町を流れる横湯川・夜間瀬川とこれに注ぐ角間川の流域に点在する、新
湯田中・湯田中・星川・穂波・安代・渋・角間・上林・地獄谷という9か所の温泉地の総称です。
湯田中温泉は、渋温泉と並んで温泉郷の代表格と言える温泉地で、夜間瀬川右岸の河岸段丘上に12軒の湯宿
と共同浴場9か所からなる温泉街が形成されています。

天智天皇の時代(668~672)、僧智由によって発見され、“養遐齢(ようかれい)”と名付けられた古湯で、温
泉鎮護のため、智由は湧出地の東方に弥勒石仏を建立したそうです。
江戸時代には草津街道の宿場町として栄えるとともに、松代藩主真田氏の本陣も置かれ、歴代藩主が湯治を
行っていたとのことです。
また、晩年、この湯を愛した俳人の小林一茶は、『田中河原の記』に「田のくろ、あるは石の蔭より、めで
たき湯のふくふくと出て、ただいたずらに流れちりぬ」と記し、
   “雪散るや 湧き捨ててある 湯のけぶり”  という句を残しています。

湯田中という温泉名は、田の中からこんこんと湧き出す湯というところから命名されたようです。

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仕切り壁などを見ると使い込まれてきた歴史の長さが窺われるものの、清掃や手入れは十分行き届いてお
り、好感度の高い浴場でした。                            〔10.09.15〕