住 所   長野県下高井郡山ノ内町平穏
  電 話   
 営業時間   基本的に地元組合員と各組合所属宿泊施設の
  宿泊客のみ入浴可
 入浴料   無料
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   共益会12号ボーリング
  泉 質   ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   93.5 ℃
 pH   8.46
 成分総計   1.8694 g/㎏
    Na=496.1/K=55.8/Ca=67.4/Mg=0.3(619.6㎎/㎏)
  F=1.7/I=0.7/Br=1.1/Cl=780.2/SO4=188.4/HCO3=12.6/
  CO3=26.0/HS=1.2/HPO4=0.7(1012.7㎎/㎏)
  HAs02=2.6/H2Si03=139.4/HBO2=95.0(237.0㎎/㎏)
  H2S=0.1(0.1㎎/㎏)        
     
〔2002.08.06〕
 入浴履歴   初訪12.05.26
 評 価   ★★★★
 湯田中温泉
滝 の 湯
                           ゆだなかおんせん たきのゆ
2008年7月の風呂の日に
訪れた時には残念ながら
開放されておらず、未湯
のままとなっていた共同
浴場。

長湯には不向きながら、
肌の表面がビリビリする
ような湯田中温泉らしい
熱湯を静かに満喫するこ
とができ、とても満足し
ました。  〔13.03.26〕
ほぼ無色透明の熱めの湯は、浴槽内では石鹸のような微臭が
香るのみでしたが、口に含むと痕跡的ながら芒硝臭と渋味が
感じられ、肌も少しつるつるしました。
浴室は手前が玉石タイル、2基の水カランが備えられ、洗い場となって
いる奥側が白い角モザイクタイルで仕上げられ、中央には2.3×1.25m
ほどの細長いタイル張り湯船が仕切り壁に寄せて配されていました。

左奥の湯口から静かに掛け流されているのは、大湯を除いた他の共同浴
場でも利用されている激熱の共同源泉。
『滝の湯』は、長野電鉄の湯田中駅
前から南東へ延びる2本の通りのう
ち、北側の筋を170mほど上った左
手、湯宮神社の手前に所在する共同
浴場です。

滝の湯組公会堂という3階建ての建
物の1階に設けられている浴場で、
左右両端に分かれた格子扉のうち、
右が男湯、左側が女湯の入口となっ
ています。
湯田中温泉は、渋温泉と並んで温泉郷の代表格と言える温泉地で、夜間瀬川右岸の河岸段丘上に12軒の湯宿
と共同浴場9か所からなる温泉街が形成されています。
湯田中渋温泉郷は、下高井郡山ノ内町を流れる横湯川・夜間瀬川とこれに注ぐ角間川の流域に点在する、新
湯田中・湯田中・星川・穂波・安代・渋・角間・上林・地獄谷という9か所の温泉地の総称です。

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湯田中温泉の共同浴場は、基本的に地元組合員専用で、宿泊客は大湯
と宿が所属する組合の浴場のみ入浴可能となっていますが、大湯と一
部の浴場は、毎月26日の“風呂の日”に無料開放(9:00~15:00)され
ており、表に「外湯開放中」という赤紫色のペナントが掛かっていれ
ば、誰でも無料で入浴できます。

浴場は幅狭で奥行きが長く、ガラス戸によって浴室と画された手前の
脱衣所には、左側に16庫の脱衣箱が設えられていました。
天智天皇の時代(668~672)、僧智由によって発見され、「養遐齢
(ようかれい)」と名付けられた古湯で、温泉鎮護のため、智由は湧
出地の東方に弥勒石仏を建立したそうです。
江戸時代には草津街道の宿場町として栄えるとともに、松代藩主真
田氏の本陣も置かれ、歴代藩主が湯治を行っていたとのことです。
また、晩年、この湯を愛した俳人の小林一茶は、『田中河原の記』
に「田のくろ、あるは石の蔭より、めでたき湯のふくふくと出て、
ただいたずらに流れちりぬ」と記し、
   “雪散るや 湧き捨ててある 湯のけぶり”
という句を残しています。

湯田中という温泉名は、田の中からこんこんと湧き出す湯というと
ころから命名されたようです。