住 所   大分県由布市湯布院町川南394-1
  電 話   
 営業時間   7:00~22:30
 入浴料   100円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   石松温泉
  泉 質   単純温泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   77.5  ℃
 pH   
 成分総計   0.9557 g/㎏
    Na=180.0/K=15.64/Ca=15.22/Mg=16.85/Al=0.005/
  NH4=0.084/Fe2=0.040/Mn=0.185(228.02㎎/㎏)
  Cl=177.6/SO4=74.48/HCO3=331.7/HPO4=1.335
  (585.11㎎/㎏)
  H2SiO3=207.2/HBO2=2.635(209.83㎎/㎏)
  CO2=32.03/H2S=0.680(32.71㎎/㎏)   〔1956.03.31〕
 入浴履歴   初訪11.09.17
 評 価   ★★★★★★★
 由布院温泉
加勢の湯(西石松)共同温泉
         ゆふいんおんせん かせいのゆきょうどうおんせん
かつてはジモ泉でしたが、数年前
から一般にも開放されるようにな
り、平側の中央上方に掲げられた
昭和31年の分析表の下に備え付け
られた料金箱の両側には、一般・
観光客の誰でも入浴できることや
入浴時間が記された張り紙があり
ました。

浴場入口のサッシ扉は左右に向か
い合い、左側が男湯となっていま
す。
由布院温泉は、“豊後富士”とも称される標高1583mの活火山 由布岳の南西麓、幻想的な朝霧で著名な東
西8㎞、南北22㎞の由布院盆地を中心に100軒余りを数える宿泊施設や美術館、お洒落な飲食店や土産・雑貨
店などが点在する、休日ともなれば多くの観光客で賑わう九州でも屈指の人気を誇る温泉地です。
浴場は脱衣所と浴室が左右に並んだ一体型の造りで、採光が限られた薄
暗い室内、太い木材を用いた小屋組みが剥き出しとなった天井、女湯と
の間を画した高い仕切り壁など、風情たっぷり。
『加勢の湯』は、国道210号から県
道別府一の宮線(11号)で東進するこ
と約3.2㎞、石松三差路交差点の120
mほど手前右手に所在する西石松地
区の共同浴場です。

1881(明治14)年に建てられたという
壁周りが薄茶色のトタンで覆われた
切妻造り木造平屋建ての浴舎は、ま
るで農機具小屋のような渋い佇まい
で、最初は浴場とは気が付かずにそ
の横を通り過ぎてしまいました。

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かつては速見郡に属し、塚原温泉とともに“別府十湯”の一つに数え
られていましたが、1924(大正13)年に別府市制が施行され、1935年に
亀川町や石垣・朝日村が編入されて別府市域が固まると、市内に所在
する鶴見岳東麓の8か所の温泉地を総称して別府八湯という語が用い
られるようになりました。

現在では、泉源数879孔、湧出量44486ℓ/分(一般財団法人日本温泉協
会 2014『温泉』859号より)といずれも別府温泉郷に次ぐ日本第2位の
豊富な湯量を誇り、1959年には湯平・塚原両温泉とともに「湯布院温
泉」として国民保養温泉地に指定されています。

湯船を満たした清澄な無色透明の湯からは、無味ながらわずかに鉄錆っぽい湯の香が感じられ、柔らかい肌
当たりが印象に残りました。

外観・内部ともこれまで入湯した共同浴場の中でも十指に入る鄙び具合で、いつまでも今のままの姿を守り
続けていただきたいと強く感じました。                         〔12.11.15〕
一方、右側には仕切り壁に寄せて2.35×1.35mほどのコンクリート湯船
が配され、奥から左辺に沿って簀子が鉤形に添えられています。
また、仕切り壁の下には四角い孔が3か所開けられ、女湯の湯船と繋が
っていました。

湯船には右奥から延びたパイプが挿入され、コックによって高温の源泉
の注入量を調整できるようになっています。
コンクリート打ちっ放し
の床には、左壁に沿って
奥までまっすぐ簀子が敷
かれ、左手前に今にも壊
れそうな6庫の脱衣箱が
備えられているほか、そ
の奥には真新しい白木の
棚が設えられ、正面奥に
は浴具などをしまってお
く10庫分の収納箱が設け
られていました。